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GraphCMSを理解する!初心者でも分かる特徴、製品種類などの基礎知識を簡単に解説!

GraphCMSを理解する!初心者でも分かる特徴、製品種類などの基礎知識を簡単に解説!

最終更新:2021/12/22 投稿:2021/12/19
GraphCMSを理解する!初心者でも分かる特徴、製品種類などの基礎知識を簡単に解説!

GraphCMSとはFacebook社が開発したGraphQLの活用に特化したヘッドレスCMSです。GraphCMSはコンテンツを簡単に作成するための豊富なツールを提供してくれます。この記事ではGraphCMSを理解するために初心者でも分かる特徴、製品種類などの基礎知識を簡単に解説していきます。

GraphCMS

GraphCMSとはFacebook社が開発したGraphQLの活用に特化したヘッドレスCMSです。GraphCMSは2017年にドイツのベンチャー企業によって開発されました。GraphCMSはプラットフォーム間でコンテンツを作成、強化、統合、配信するためのインスタントGraphQLコンテンツAPIを提供しております。Contentfulと違いRESTful APIを提供しておりませんが、GraphQLの活用に特化しており豊富なフィルターオプションやバッチ処理などの機能を揃えております。

『GraphCMSの基本情報』
▼正式名称
GraphCMS(グラフ)
▼開発者
ドイツ企業
▼誕生時期
2017年
▼種別
ヘッドレスCMS
▼特徴
・GraphQLの活用に特化
・豊富なフィルターオプション
・バッチ処理

GraphCMSの公式サイトはこちら>>

ヘッドレスCMSとは

ヘッドレスCMSとは従来のCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)から見た目(View)の部分を切り離し、バックエンドのみの機能を用意したCMSの一種です。フロントエンドが存在しないCMSというのがイメージしやすいでしょう。例えば一般的なCMSとして「WordPress」を例に見るとコンテンツを表示するための「フロントエンド」とコンテンツを入稿・管理するための「バックエンド」どちらも兼ね備えております。
ヘッドレスCMSでは「バックエンド」のみを集中的に管理する目的があり、フロントエンドに関してはヘッドレスCMS外で運用する必要があります。基本的にはAPIを用いて入稿したコンテンツを取得し、表示したい場所へと映します。フロントエンドの自由度が高められることや表示速度が速いというメリットが挙げられます。

ヘッドレスCMSの機能やメリット、デメリットなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>

GraphCMSの特徴

GraphCMSの特徴を見ていきましょう。

GraphQLの活用に特化

GraphCMSはGraphQLの活用に特化しているという特徴があります。GraphQLとはFacebook社によって開発された​​API用のクエリ言語およびサーバーサイド・ランタイムのことです。APIの速度、柔軟性、開発者にとっての使いやすさを向上させるために設計されております。このようにGraphQLAPIを使用して、開発者の生産性を向上させます。

豊富なコンテンツフィルターオプション

GraphCMSは豊富なコンテンツフィルターオプションを兼ね備えているという特徴があります。

▼コンテンツモデリング
コンテンツモデリングビルダーを使用して、コンテンツを思い描いたとおりに構造化。

▼コンテンツステージング
コンテンツをQAやプロダクションなどのステージに公開します。直接公開せずに、そのコンテンツのドラフトを続行

▼コンテンツAPI
世界中の190のエッジPOPにクエリ応答をキャッシュして、コンテンツをグローバルに高速に配信します。

バッチ処理

GraphCMSはバッチ処理機能を持つという特徴があります。バッチ処理とはデータをまとめて処理するプログラム方式のことです。あらかじめプログラムに一連の処理方式を登録することで一定期間そして一定量のデータをまとめて一括に処理することができます。

バッチ処理の意味や特徴などの基礎知識について解説している記事はこちら>>

GraphCMSは用途に応じて製品を展開

GraphCMSは用途に応じて製品を展開しております。

製品種類 概要
エンジニアリングチーム向け 野心的なアプリケーションを大規模に提供できるようにする究極のコンテンツプラットフォーム
コンテンツクリエイター向け コンテンツクリエーター、編集者、およびマーケティングチームが、定義した方法で卓越したデジタルエクスペリエンスの作成を実現
エンタープライズ向け エンタープライズコンテンツ管理のニーズを解決するため、あらゆる規模の40,000を超えるチームに選ばれた実績を持つエンタープライズヘッドレスCMS
企業(ビジネス)向け ビジネスの革新を後押しするために柔軟性の高いテクノロジーを提供。既存のすべてのサービスを統合して、単一のソースからコンテンツを配信

GraphCMS以外の代表的なヘッドレスCMS

GraphCMS以外の代表的なヘッドレスCMSを見ていきましょう。

Contentful

ContentfulとはAPIベースのクラウドサービスであり、最も有名なヘッドレスCMSです。ドイツ発のヘッドレスCMSとして時価総額3,000億円規模を誇り、世界各国で使用されています。マルチデバイスへの対応は勿論のこと、画像自動リサイズやmarkdown記法が使用出来るなど充実した機能を揃えております。有名サービスの利用実績として「Spotfiy」「WeWork」などが挙げられます。

『Contentfulの基本情報』
▼正式名称
Contentful(コンテンツフル)
▼開発者
ドイツ企業
▼誕生時期
2016年
▼種別
ヘッドレスCMS
▼特徴
・画像自動リサイズ
・markdown記法
・シングルオンサイン

Contentfulの公式サイトはこちら>>
Contentfulの特徴やWordPressとの違いなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>

microCMS

microCMSとはAPIベースの日本製の中でも最も代表的なヘッドレスCMSです。ヘッドレスCMSでは日本語に対応していないものがまだ多いため、国産であるmicroCMSの登場によりドキュメントもサポートも完全日本語対応しているのでこの使いやすさは嬉しい限りです。「あらゆるコンテンツ運用を素早く簡単に」をキャッチコピーにしておりmicroCMSを使えば、ものの数分でAPIの作成ができます。国内有名サービスの利用実績として「ZOZOTOWN」「クラウドワークス」などが挙げられます。

『microCMSの基本情報』
▼正式名称
microCMS(マイクロ)
▼開発者
株式会社microCMS
▼誕生時期
2019年
▼種別
ヘッドレスCMS
▼特徴
・日本産CMSで完全日本語対応
・誰でもかんたん更新
・Jamstackと相性が良い

microCMSの公式サイトはこちら>>
microCMSの特徴や利用用途などの基礎知識について解説している記事はこちら>>

Kuroco

KurocoとはAPI中心志向で2021年にリリースされた日本製の新しいヘッドレスCMSです。株式会社ディバータという日本の会社が手掛けており、同社が開発した「RCMS」をベースにしております。こちらも日本製なので豊富な日本語ドキュメントがあり安心して利用することができます。国内有名サービスの利用実績として「TBSラジオ」「マッハバイト」などが挙げられます。

『Kurocoの基本情報』
▼正式名称
Kuroco(クロコ)
▼開発者
株式会社ディバータ
▼誕生時期
2021年
▼種別
ヘッドレスCMS
▼特徴
・シンプルで直感的なUI
・モジュラーコンテンツ構造
・強力なカスタマイズ

Kurocoの公式サイトはこちら>>
Kurocoの特徴やベースとなるRCMSなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>

まとめ

GraphCMSを理解するために初心者でも分かる特徴、製品種類などの基礎知識を簡単に解説させていただきました。GraphCMSを一言で表すと『Facebook社が開発したGraphQLの活用に特化したヘッドレスCMS』です。特徴として『GraphQLの活用に特化』『豊富なコンテンツフィルターオプション』『バッチ処理』などが挙げられます。GraphCMSについてこの記事に記載されている最低限の内容は理解をしておくようにしましょう。

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