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バックエンドエンジニアを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

バックエンドエンジニアを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

最終更新:2021/05/25 投稿:2021/05/21
バックエンドエンジニアを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

バックエンドエンジニアはアプリケーション開発、データベース設計・構築、サーバ設計・構築とWebサービスの開発にあたって多伎に渡った業務を担当するエンジニアです。Webサービス利用者の目に触れない部分の開発担当となりますが、サーバサイドのプログラミング言語を用いてシステム開発を行うという世の中がイメージする代表的なエンジニア職となります。この記事ではバックエンドエンジニアの仕事内容や必要な能力、市場価値などについて紹介をしていきます。

バックエンドエンジニアとは

バックエンドエンジニアとはWebサービス利用者の目に触れない部分の開発担当をするエンジニアの職種(役割)を表します。開発対象は主にサーバ上で動くもの全般を表します。システム業界では”動的な処理を記述する人”と呼ばれております。具体的な取り組みとしはフロントエンドのプログラムからの指示を受けて、データベースの処理を実行するプログラムの仕組みを作成するなどが挙げられます。その際に利用される技術要素として『Java』『PHP』『Ruby』などの開発言語があります。
バックエンド側がフロントエンドからの指示を正しく受け取り、適切な処理を行うことでWeb上に目に見えるサービス内容が表示されます。このようにバックエンドについて担当するエンジニアを“バックエンドエンジニア”と呼びます。

バックエンドエンジニアの仕事内容

バックエンドエンジニアの仕事内容を見ていきましょう。

アプリケーションの開発

バックエンドエンジニアはアプリケーションの開発を行います。プログラミング言語を使用して、データベースへのデータの登録、取り出しやデータの計算処理などを行うための開発をします。主な使用言語は『Java』『PHP』『Python』『Go』などが挙げられます。

データベースの設計・構築

バックエンドエンジニアはデータベースの設計・構築を行います。全てのWebサービスやアプリはプログラムの指示を受けて、データベースへのデータの登録、取り出しやデータの計算処理などを実施します。そこで使用される主なDBMSとして『MySQL』『Oracle』『PostgreSQL』などが挙げられます。

MySQL

MySQLとは世界トップシェアを誇るオープンソースのリレーショナル型データベースシステム(RDBMS)です。オープンソースであるため無料で利用できるという特徴があり、多くの企業がLAMPと呼ばれるLinux、Apache、MySQL、PHPで組み合わせた開発環境を採用しております。

My/SQLの歴史・特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

Oracle

Oracle DatabaseとはOracle社が提供する世界初の商用データベースです。メインフレームから各種UNIX系、Windowsまで、幅広いプラットフォームに対応しており世界最大規模のデータベースマネージメントシステム(DBMS)として親しまれております。

Oracleの歴史・特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

PostgreSQL

PostgreSQLとはオープンソースのリレーショナルデータベースシステム(RDBMS)です。人気を集めている要因として「高い信頼性」「機能の堅牢性」「パフォーマンスが高い」などが挙げられます。

PostgreSQLの歴史・特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

サーバーの設計・構築

バックエンドエンジニアはサーバーの設計・構築を行います。システムを運用する上で必要なデータベースサーバーやWebサーバーなど各種サーバーの設計、構築、運用、保守などが対応範囲です。サーバーを得意とするインフラエンジニアがこの部分を専任して行うケースも多々あります。

バックエンドエンジニアに必要な能力

バックエンドエンジニアに必要な能力を見ていきましょう。

プログラミング能力

バックエンドエンジニアはプログラミング能力が求められます。アプリケーションの開発を行うためにサーバーサイド言語の『Java』『PHP』『Python』『Go言語』などを習得する必要があります。

Java

JavaとはOracle社が開発・提供するオブジェクト指向のプログラミング言語です。プログラミング言語の発展に大きな影響をもたらしたC言語を元に開発されたことでも有名です。Javaの特徴は『オブジェクト指向の先駆者』で『どこでも動く』ということらが挙げられます。世界中で最もポピュラーで多くのWebアプリケーションで採用されていることで知られております。

Javaのメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

PHP

PHPとは1995年に開発されたオープンソースのサーバーサイド言語です。動的なWebページを生成することができるプログラミング言語として全世界で親しまれております。HTMLに埋め込むことが出来ることからWebシステム開発で使用される機会が多いです。Webサービスを開発するプログラミング言語としてPHPは世界的にトップクラスの人気を集めております。

PHPのメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

Python

Pythonとはグイド・ヴァンロッサム氏によって1991年に開発された汎用的に使用されるプログラミング言語です。サーバサイド言語としてWebアプリケーションやデスクトップアプリケーションの開発に使われるだけでなく、組み込み開発、自動処理、統計・解析、機械学習など幅広い領域に対応出来るプログラミング言語として親しまれております。

Pythonの特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

Go言語

Go言語とはGoogle社にてロバート・グリーセマー氏等が中心となって2009年に開発されたC言語をモデルとするコンパイル言語です。Googleが開発したこともあり誕生当初から高い注目を集めており、2018年ビズリーチ社の調査によるとGo言語は最も年収の高いプログラミング言語として発表されその注目度の高さが伺えました。特徴として『高速な処理』『並行処理に強い』などが挙げられます。人気、注目度共に数あるプログラミング言語の中で最前線を走る言語の一つと言えます。

Go言語の特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

フレームワーク等のツールの知識

バックエンドエンジニアにはフレームワークやその他ツールの知識が求められます。フレームワークとはシステム開発におけるプログラミングを効率的に実施するために汎用的な機能群をまとめ、システムの骨組みとなるテンプレートまで用意してくれる枠組みのことです。他にも統合開発環境(IDE)やプロジェクト管理ツールなど開発チームで使用する様々なツールの理解が必要です。

フレームワークの特徴や言語別種類などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

ミドルウェアの知識

バックエンドエンジニアにはミドルウェアの知識が必要です。主にOS、データベース管理サーバーやWebサーバー、アプリケーションサーバーなどが挙げられます。

OS

OS(オペレーティングシステム)とはコンピューターの様々な機能を実現するためにハードウェアとソフトウェアの仲介を担う司令塔のようなシステムです。簡単にお伝えするとユーザーがコンピューターを利用しやすくするための基盤システムといえます。OSの役割には操作体系の画一化やセキュリティ維持などがあります。代表的なOSとしてWindowsやLinuxなどが挙げられます。

OS(オペレーティングシステム)の機能・種類などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

データベース

データベースとは様々な情報を整理し効率よく使用するために格納するデータの集合体のことです。データベースには様々なデータを効率よく管理するための機能が用意されております。また大量のデータを高速に処理することも可能です。主なデータベースの種類としてOracleDBやMySQLなどが挙げられます。

データベースの役割・種類などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

Webサーバー

Webサーバーとは、Webページを表示させるために必要な様々なファイルを保管、提供するサーバーです。主に文字や画像を認識させるために記述されたHTMLファイル。ウェブページのレイアウトやデザインを指定するCSSファイル。画像データが格納された画像ファイルなどの格納や表示を提供するためのサーバーコンピューターを表します。Webサーバーの代表的なものとしてIIS、GoogleWebServer、Nginxなどが挙げられます。

Webサーバーの役割・種類などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

アプリケーションサーバー

アプリケーションサーバーとはWebサーバーより受け取った情報を処理するためのものです。WebサーバーからのリクエストをJavaやPHPなどのサーバサイド言語などで作成されたアプリケーションを実行して動的なコンテンツの生成をします。その際にデータベースが所持する固有のデータを必要とする場合にはデータベースサーバーへリクエストを行い、受け取ったデータを加工して動的コンテンツに埋め込みます。アプリケーションサーバーの代表的な種類としてTomcat(Java)、Apache(PHP)、Unicorn(Ruby)などが挙げられます。

アプリケーションサーバーの役割・種類などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

フロントエンジニアとの違い

フロントエンドエンジニアとはWebサービスの利用者が目に触れる部分のシステムを開発するエンジニアです。システム業界では”見える部分を作る人”と呼ばれております。主な業務内容としてWebブラウザ上で見ることが出来るページや機能の作成など挙げられます。その際に利用される技術要素としてHTML、CSS、JavaScriptなどがあります。フロントエンド側がサーバーにプログラム実行のリクエストをすることで。サーバから必要な情報を受け取りWeb上にリクエストした内容が表示されます。

フロントエンドエンジニアが習得すべき最低限の技術について解説された記事はこちら>>

フルスタックエンジニアとの違い

フルスタックエンジニアとはシステム開発における全ての業務を一通り熟せるスキルを保持する万能なエンジニアを意味します。主にWeb系システム開発において呼ばれており、フロントエンド開発、バックエンド開発、インフラ設計など多岐に渡っての技術要素が求められます。小規模な開発であれば一人称で実現できることや、大規模な開発においても臨機応変に様々なポジションを担当することができることからその希少性は高く市場価値も非常に高いです。

フルスタックエンジニアの仕事内容や必要な能力について解説された記事はこちら>>

バックエンドエンジニアの市場価値

バックエンドエンジニアの平均年収や今後の将来性など、市場価値について詳しく解説していきます。

平均年収

バックエンドエンジニアの平均年収は400~600万円程度と言われております。 エンジニア職の年収は年々上昇傾向で対応言語や雇用形態によって大きな違いがあります。例えばGo言語は2018年プログラミング言語別年収ランキング1位で年収中央値600万円/最大値1,600万円となっております。(求人検索エンジン「スタンバイ」調べ 参照])このように人気のプログラミング言語スキルを身に付けることで好条件の求人と出会うことができ年収アップも掴むことが可能となっております。

将来性

バックエンドエンジニアの将来性は今後も高いでしょう。その理由として大きなポイントとなるのが対応範囲の広さです。フロントエンジニアと比較しても対応範囲が広く、開発言語
や環境も無数に存在します。ここで注目すべきはどのようなプログラミング言語で活躍するバックエンドエンジニアでいるかです。上述でも紹介したGo言語や、他にもPython、Scala
などといった言語は軒並み需要が増しています。こうした世の中のトレンドも見極めながら市場価値の高いバックエンドエンジニアを目指していくことで世間から求められ続ける市場価値の高いエンジニアになれるでしょう。

まとめ

バックエンドエンジニアを理解するために初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値について簡単に解説させていただきました。バックエンドエンジニアを一言で表すと『Webサービス利用者の目に触れない部分の開発担当をするエンジニアの職種(役割)』です。仕事内容として『アプリケーションの開発』『データベースの設計・構築』『サーバーの設計・構築』などが挙げられます。バックエンドエンジニアについてこの記事に書かれている最低限の内容は理解をしておくようにしましょう。

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