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Go言語を理解する!初心者でも分かる特徴、メリット、できること、基礎知識などを簡単に解説!

Go言語を理解する!初心者でも分かる特徴、メリット、できること、基礎知識などを簡単に解説!

最終更新:2022/02/17 投稿:2020/08/13
Go言語を理解する!初心者でも分かる特徴、メリット、できること、基礎知識などを簡単に解説!

Go言語はGoogle社が開発したシンプルで信頼性が高く、効率的なソフトウェアを簡単に構築できるオープンソースのプログラミング言語です。近年最も年収の高いプログラミング言語として発表されその注目度の高さが伺えます。AI開発やIoT開発にも活用できることから今後も需要が増す一方であると予測される言語です。この記事ではGo言語を理解するために初心者でも分かる特徴、メリット、できること、基礎知識などを簡単に解説していきます。

Go言語とは

Go言語とはGoogle社にてロバート・グリーセマー氏等が中心となって2009年に開発されたC言語をモデルとするコンパイル言語です。Go言語は「シンプルで信頼性が高く、効率的なソフトウェアを簡単に構築できるオープンソースのプログラミング言語」を公式サイトにて掲げております。Googleが開発したこともあり誕生当初から高い注目を集めており、2018年ビズリーチ社の調査によるとGo言語は最も年収の高いプログラミング言語として発表されその注目度の高さが伺えました。
用途としてWebアプリケーションやWebサーバーの開発に度々活用されますが、Web系以外にもスマートフォンアプリ、AI開発などでも注目を集めております。特徴として『高速な処理』『並行処理に強い』などが挙げられます。人気、注目度共に数あるプログラミング言語の中で最前線を走る言語の一つと言えます。

『Go言語の基本情報』
誕生時期:2009年
開発者:ロバート・グリーセマー氏等
種別:コンパイル言語
特徴:①高速な処理/②並行処理に強い

Go言語の公式サイトはこちら>>

Goの読み方・名前の由来

Go言語の読み方は『ゴーゲンゴ』が一般的となっております。日本では『Go言語』、海外では『Golang』が主流の呼び方となっておりますが正式名称は『Go』です。名前の由来について公式サイトには『「Ogle」です。これは、Goデバッガの名前となりました。』と記載がありましたが、これが『Go』に関する由来であるのかについて詳細は不明です。

Go言語の誕生と歴史

Go言語はGoogle社のロバート・グリーセマー氏が中心となってロブ・パイク氏、ケン・トンプソン氏と共に2007年9月にホワイトボードへと新しい言語について議論を交わし理想的な様子を描いたことが誕生のキッカケと言われております。Go言語が世に発表されたのは2009年11月10日のことで、バーション1.0がリリースされたのはそれから約2年後の2012年3月28日です。
Google社が開発したプログラミング言語ということもあり開発当初から注目を集めておりましたが、2018年になると日本のエンジニア求人市場においても最も稼げるプログラミング言語として高い人気を集めました。(参照:ビズリーチ社(スタンバイ)・https://www.bizreach.co.jp/pressroom/pressrelease/2018/0807.html)一方、海外の同年2018年の最も稼げるプログラミング言語ランキングにおいては5位とこちらも高い人気を集めていることが分かりました。(参照:Developer Survey Results 2018・https://insights.stackoverflow.com/survey/2018)2019年になるとエンジニアが学びたいプログラミング言語ランキングにおいても3位にランクインするなど世界的に注目度の高まっている言語であるということが分かります。(参照:Developer Survey Results 2019の調べhttps://insights.stackoverflow.com/survey/2019/#most-loved-dreaded-and-wanted)

Go言語でできること

Go言語でできることを見てきましょう。

Webサーバー開発

Webサーバー開発とはWebアプリケーションを動作する上で必要なWebサーバーの開発を行うことです。net/httpパッケージを使用することでWebサーバーを簡単に構築することが可能です。

Webサーバーの役割や種類を解説している記事はこちら>>

Webアプリケーション開発

Webアプリケーション開発とはWebサーバーと通信を行って動作するWeb上のアプリケーションの開発を行うことです。代表的な活用事例としてGoogle社のサービスである『YouTube』でもGo言語が使用されております。

Web系システム開発の特徴や種類を解説している記事はこちら>>

スマホアプリ開発

スマホアプリ開発とはその名の通り、スマートフォン上において動作するアプリケーションの開発を行うことです。主にiosやAndroidのプラットフォームを対象に開発されます。Go言語では『Go Mobile』を活用することによって『SDKアプリ』や『ネイティブアプリ』の開発を行うことができます。

AI開発

AI開発(人工知能を併せ持つシステムの開発)をすることができます。AIとは『 Artificial Intelligence』の略語で日本語訳をすると「人工知能」を意味します。世界各国で最も注目を集める技術分野の一つで、近年革新的なスピードで技術発展を遂げております。AI開発に用いられる主要なプログラミング言語としてGo言語やPythonが挙げられます。

Pythonの特徴やメリットを解説している記事はこちら>>

IoT開発

IoT開発(インターネット経由でセンサーと通信機能を持ったモノ達の開発)をすることができます。IoTとは『Internet of Things』の略語で日本語訳をすると「モノのインターネット」を意味します。IoT化は様々な分野で取り組まれており、家電製品から公共システム、ロボットの開発などで注目を集めております。今後、多大な需要を集める分野として非常に注目度の高い開発技術です。

Go言語メリット

Go言語のメリットを見ていきましょう。

高速な処理

Go言語はコンパイラ言語であることから高速な処理を実現できるというメリットがあります。コンパイラ言語の中でも高速なことで有名で特徴としてクロスコンパイルが可能となっております。

『コンパイラ型言語とは』
人間が書いたプログラム(ソースコード)をコンピュータが理解できる形式(機械語)に変換するプログラム言語のことです。代表的なコンパイラ言語としてJava、C、C++などが挙げられる。

コンパイラ言語のメリット・デメリットを解説している記事はこちら>>

並行処理に強い

Go言語はプログラミングの際に意識せずとも自動的に並行処理を実現するように設計されているというメリットがあります。技術革新と共に現代のコンピューターの性能は日を増すごとに向上をしております。そのコンピューターの性能を最大限に引き出すためにソフトウェアの設計に並行処理の技術を組み込み必要があります。

『並行処理とは』
コンピューターの処理動作を同時並行で実施させること

シンプルで習得しやすい

Go言語はC言語をモデルに開発されたこともありプログラムの構文が基本に忠実でシンプルであることから習得しやすいというメリットがあります。そのためC言語やJavaを学んできた方であれば学習コストが低く、比較的容易に習得することができます。公式サイトでも「シンプルで信頼性が高く、効率的なソフトウェアを簡単に構築できるオープンソースのプログラミング言語」を掲げている通り、シンプルにも関わらず強力な機能を実現できるというのがGo言語です。

C言語のメリット・デメリットを解説している記事はこちら>>

Javaのメリット・デメリットを解説している記事はこちら>>

Go言語の基本的な文法

Go言語の基本的な文法を見ていきましょう。

変数の宣言(基本型・省略型)

変数の宣言では一般的に基本型・省略型を覚えておく必要があります。

[変数宣言の文法]
▼基本型
var 変数名 型 = 初期値

▼省略型
var 変数名 = 初期値

▼省略型Second Edition
変数名 := 初期値

データ型の種類

Go言語ではデータ型で使用される基本的な種類は以下の通りです。

データ型の種類 内容
int型(符号付き整数) 符号付き整数(小数点を含まない数)の数値
uint型(符号無し整数) 符号無し整数(小数点を含まない数)の数値
float型(小数点) 小数点の数値
complex型(複素数) 複素数の表現
string型(文字列) 文字列(記号、数値を含む)
rune型(文字) シングルクォートで囲んだ一文字
bool型(真偽値) 真偽値(”真:True” or “偽:false”)を判断

演算子

Go言語では演算子で使用される基本的な種類は以下の通りです。

演算子の種類 概要
算術演算子 足し算や引き算を実行する
論理演算子 複数のbool型を比較して、bool型を返す
代数演算子 四則演算に代表される計算に使用される演算
代入演算子 「=」のことで左辺を右辺に代入を実行する
文字列演算子 文字列の結合を実行する
ビット演算子 ビットごとの論理和、論理積、否定を返す
比較演算子 左右の値の比較を行う演算子のこと
条件演算子 条件が成立する場合は(真)の値を、そうでない場合は(偽)の値を返す

制御文

制御文ではfor文、if文、Switch文、Defer文を覚えておく必要があります。

・for文
for文は反復の制御構文であり、繰り返し行う処理を実行させることができます。
・if文
if文は複数の式を実行し条件にあった文のみを実行させることができます。
・Switch文
Switch文はif文同様に複数の式を実行し条件にあった文のみを実行させることができます。
・Defer文
deferへ渡した関数の実行を呼び出し、元の関数の終わり(returnする)まで遅延させる。

Go言語の代表的なフレームワーク

Go言語の代表的なフレームワークを見ていきましょう。

『Go言語フレームワークとは』
Go言語フレームワークとはGo言語におけるシステム開発のプログラミングを効率的に実施するために汎用的な機能群をまとめ、システムの骨組みとなるテンプレートまで用意してくれる枠組みのこと

Go言語のフレームワーク人気どころ5選を紹介している記事はこちら>>

Gin

Gin(ジン)とはGo言語に活用されるGinチームによって管理されるWebアプリケーションフレームワークです。Martini(マティーニ)をモデルに誕生したフレームワークとして同フレームワークのようなAPIを充実させており、パフォーマンスにおいては最大40倍もの高速性能を実現しております。他にも特徴として『ミドルウェアのサポート』『クラッシュフリー』『エラー管理』などの充実が挙げられます。

Gin(ジン)の公式サイトはこちら>>
Gin(ジン)のGitHubはこちら>>
Ginの歴史、特徴、基礎知識などの解説された記事はこちら>>

Echo

Echo(エコー)とはGo言語に活用されるLabStackによって管理される軽量なWebアプリケーションフレームワークです。小規模から中規模のWebアプリケーション開発に向いており、軽量フレームワークとして最も注目を集めているフレームワークの一つです。高性能でいて、豊富な拡張機能、そして軽量のフレームワークであることが人気の理由となっております。またRESTの原則に従って設計されたAPIを持つことも特徴の一つです。

Echoの公式サイトはこちら>>
EchoのGitHubはこちら>>
Echoの歴史、特徴、基礎知識などの解説された記事はこちら>>

Revel

Revel(レベル)とはGo言語に活用されるMVCモデルのフルスタックWebフレームワークです。Javaで活用されることで有名な『Play Framework』をモデルに開発されました。フルスタックフレームワークのためWebアプリケーション開発に必要な全てが取り揃えられております。『Gin』や『Echo』と比較しても多機能であることが売りであることから大規模なアプリケーション開発に向いております。

Revelの公式サイトはこちら>>
RevelのGitHubはこちら>>
Revelの歴史、特徴、基礎知識などの解説された記事はこちら>>

まとめ

Go言語を理解するために初心者でも分かる特徴、メリット、できること、基礎知識などを簡単に解説させていただきました。Go言語を一言で表すと『Google社が開発したC言語をモデルとするコンパイル言語』です。AI開発やIoT開発などのトレンドの分野にも活用される言語として今後も益々需要が高まることでしょう。Go言語の特徴としてC言語をモデルにしたコンパイラ言語であることから「高速な処理を実現できる」ことや「並行処理に強い」といったことが挙げられることを覚えておくと良いです。Go言語についてこの記事に記載されている最低限の内容は理解をしておくようにしましょう。

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