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Ginを理解する!初心者でも分かる歴史、特徴、基礎知識などを簡単に解説!

Ginを理解する!初心者でも分かる歴史、特徴、基礎知識などを簡単に解説!

最終更新:2021/08/12 投稿:2021/08/07
Ginを理解する!初心者でも分かる歴史、特徴、基礎知識などを簡単に解説!

GinはGo言語ベースのWebアプリケーションフレームワークです。『Martini』にインスパイアされたことでも知られております。パフォーマンスの高さと優れた生産性で多くのGo言語ユーザーが使用するフレームワークです。この記事ではGinを理解するために初心者でも分かる歴史、特徴などの基礎知識を簡単に解説していきます。

Ginとは

Gin(ジン)とはGo言語に活用されるGinチームによって管理されるWebアプリケーションフレームワークです。Martini(マティーニ)をモデルに誕生したフレームワークとして同フレームワークのようなAPIを充実させており、パフォーマンスにおいては最大40倍もの高速性能を実現しております。他にも『ミドルウェアのサポート』『クラッシュフリー』などの様々な特徴が挙げられます。
GinではHTTPリクエスト中に発生したトラブルをキャッチして回復できます。このようにサーバーは常に使用可能になります。同言語に用いられるEchoというフレームワークにも参考にされており、Go言語におけるフレームワークとして初期の頃から人気を集めております。

『Ginとは』
▼正式名称
Gin(ジン)
▼特徴
・高速パフォーマンス
・ミドルウェアサポート
・クラッシュフリー
・エラー管理
▼日本語ドキュメント
対応
▼開発元
Ginチーム

Gin(ジン)の公式サイトはこちら>>
Gin(ジン)のGitHubはこちら>>

Go言語とは

Go言語とはGoogle社にてロバート・グリーセマー氏等が中心となって2009年に開発されたC言語をモデルとするコンパイル言語です。Go言語は「シンプルで信頼性が高く、効率的なソフトウェアを簡単に構築できるオープンソースのプログラミング言語」を公式サイトにて掲げております。Googleが開発したこともあり誕生当初から高い注目を集めており、2018年ビズリーチ社の調査によるとGo言語は最も年収の高いプログラミング言語として発表されその注目度の高さが伺えました。
用途としてWebアプリケーションやWebサーバーの開発に度々活用されますが、Web系以外にもスマートフォンアプリ、AI開発などでも注目を集めております。特徴として『高速な処理』『並行処理に強い』などが挙げられます。人気、注目度共に数あるプログラミング言語の中で最前線を走る言語の一つと言えます。

『Go言語の基本情報』
▼誕生時期
2009年
▼開発者
ロバート・グリーセマー氏等
▼種別
コンパイル言語
▼特徴
①高速な処理
②並行処理に強い

Go言語の歴史、特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

Ginの読み方・名前の由来

Ginの読み方は『ジン』です。ロゴにはカクテルに顔が付けられたキャラクターを採用しておりリキュールの「ジン」にちなんでいることが推測されます。公式サイトのドメインにも「gin-gonic(ジンゴニック)」が採用されており「ジントニック」から何らかのインスピレーションを受けているのでしょう。

Ginの誕生と歴史

GinはGinチームによってGo言語ベースのWebアプリケーションフレームワークとして開発され2014年に初版が誕生しました。Martini(マティーニ)をモデルに誕生したフレームワークとして同フレームワークのようなAPIを充実させており、パフォーマンスにおいては最大40倍もの高速性能を実現しております。誕生から翌年の2015年5月に「Gin v1.0 rc1」をリリースし、翌年2016年に「Gin v1.1」をリリース。その後も順調にバージョンアップを続け、現在(2021年7月時点)では最新バージョンを「Gin v1.7.2」としております。簡単に以下の年表にまとめておりますのでご覧ください。

年代 内容
2014年 「Gin」 誕生
2015年5月 「Gin v1.0 rc1」 リリース
2016年 「Gin v1.1」 リリース
2018年 Gin v1.3.0」 リリース
2019年 「Gin v1.4.0」 リリース
2021年7月時点 「Gin v1.7.2」が最新

Ginの特徴

Ginの特徴を見ていきましょう。

高速パフォーマンス

Ginは高速パフォーマンスという特徴があります。どれくらい高速かというMartini(マティーニ)と比較して最大40倍もの性能を実現しております。

クラッシュフリー

Ginはクラッシュフリーという特徴があります。HTTPリクエスト中に発生した問題をキャッチして回復できます。これによってサーバーは常に利用可能になります。

エラー管理

Ginはエラー管理を兼ね備えているという特徴があります。HTTPリクエスト中に発生したすべてのエラーを収集するための便利な方法を提供しています。最終的に、ミドルウェアはそれらをログファイル、データベースに書き込み、ネットワークを介して送信できます。

その他のGo言語ベースフレームワーク

Gin以外のGo言語ベースによるシステム開発に用いられる代表的なフレームワークを紹介させていただきます。

Echo

Echo(エコー)とはGo言語に活用されるLabStackによって管理される軽量なWebアプリケーションフレームワークです。前述のGinをモデルに誕生したフレームワークとして小規模から中規模のWebアプリケーション開発に向いており、軽量フレームワークとして最も注目を集めているフレームワークの一つです。高性能でいて、豊富な拡張機能、そして軽量のフレームワークであることが人気の理由となっております。
またRESTの原則に従って設計されたAPIを持つことも特徴の一つです。Echoで記述されたソースコードの読みやすさには定評があり開発効率の面でも高い評価を集めております。

『Echoとは』
▼正式名称
Echo(エコー)
▼特徴
・高性能で豊富な拡張機能
・最適化されたルーター
・スケーラブル
▼日本語ドキュメント
非対応
▼開発元
LabStack

Echoの公式サイトはこちら>>
Echoの歴史、特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

iris

iris(アイリス)とはGo言語に活用されるジェラシモス・マロプロス氏によって開発された新しい未来的なWebフレームワークです。公式サイトでも『最速のWebフレームワーク』を謳っており、Webサーバ、デスクトップ、スマートフォンなど様々な環境を問わず高速のパフォーマンスを発揮します。その他の特徴としてクロスプラットフォーム、MVCモデルなどが挙げられます。Go言語の中でも圧倒的なドキュメント量を実現しており、情報量の多さから効率良く学習が出来ることも人気を集めている理由の一つです。

『irisとは』
▼正式名称
iris(アイリス)
▼特徴
・最速のWebフレームワーク
・クロスプラットフォーム
・MVCモデル
▼開発元
ジェラシモス・マロプロス氏

irisの公式サイトはこちら>>
irisの歴史、特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

Revel

Revel(レベル)とはGo言語に活用されるMVCモデルのフルスタックWebフレームワークです。JavaやScalaで活用されることで有名な『Play Framework』をモデルに開発されました。フルスタックフレームワークのためWebアプリケーション開発に必要な全てが取り揃えられております。Revelではプログラマーがソースコードを編集すると、自動コンパイルを行う仕様になっております。処理性能も高く、速度も速いことから人気を集めております。『Gin』や『Echo』と比較しても多機能であることが売りであることから大規模なアプリケーション開発に向いています。

『Revelとは』
▼正式名称
Revel(レベル)
▼特徴
・MVC思想
・自動コンパイル
・大規模なアプリケーション開発に向いている
▼日本語ドキュメント
非対応
▼開発元
不明

Revelの公式サイトはこちら>>
Revelの歴史、特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

まとめ

Ginを理解するために初心者でも分かる歴史、特徴などの基礎知識を簡単に解説させていただきました。Ginを一言で表すと『Go言語ベースでMartiniの40倍のパフォーマンスを誇るWebアプリケーションフレームワーク』です。特徴として「高速パフォーマンス」「ミドルウェアサポート」「クラッシュフリー」などが挙げられます。Ginについてこの記事に記載されている最低限の内容は理解しておくようにしましょう。

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