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フルスタックエンジニアを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

フルスタックエンジニアを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

最終更新:2021/09/03 投稿:2021/05/11
フルスタックエンジニアを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

フルスタックエンジニアはシステム開発における全ての業務を一通り熟せるスキルを保持する万能なエンジニアです。エンジニア人口の増加に伴って技術力競争は激化し、よりレベルの高いエンジニアを求める時代となっております。特にマルチタスクが求められるスタートアップやベンチャー企業からのニーズが高いです。この記事ではフルスタックエンジニアの仕事内容や必要な能力、市場価値などについて紹介していきます。

フルスタックエンジニアとは

フルスタックエンジニアとはシステム開発における全ての業務を一通り熟せるスキルを保持する万能なエンジニアを意味します。主にWeb系システム開発において呼ばれており、フロントエンド開発、バックエンド開発、インフラ設計など多岐に渡っての技術要素が求められます。小規模な開発であれば一人称で実現できることや、大規模な開発においても臨機応変に様々なポジションを担当することができることからその希少性は高く市場価値も非常に高いです。

Web系システム開発

Web系システム開発とは主にインターネット上に存在するWebサイトやSNS、掲示板、ECサイトなどのWebサービスを構築するために必要なシステム開発です。コンシューマ向け(不特定多数の利用者)にWeb系サービスの作成を主としております。Web上で目に見える画像やテキストを表示するだけでなく、見やすく使いやすくするために動きやレイアウトの処理の実施や、ユーザのストレス無くサービスを活用できるように通信性能を高めたりなど様々な開発要件があります。

Web系システム開発の特徴・種類について解説された記事はこちら>>

フルスタックエンジニアの仕事内容

フルスタックエンジニアの仕事内容を見ていきましょう。

要件定義・基本設計

要件定義・基本設計と呼ばれるシステム開発における上流工程も対応する場合があります。
要件定義とはシステム開発を行う際にお客様の要望をヒアリングし実装すべき機能や満たすべき性能などを調査、分析した上で業務要件とシステム要件を明確に定義することです。システム開発における上流工程の一部であり、開発や実装作業を行う前に取り組みのが基本とされております。そして基本設計とは要件定義の内容をもとに画面や帳票などのユーザーインターフェースを設計します。ユーザーインターフェースとは、画面などの実際に利用する側が目にする見た目のことです。基本設計はユーザーにとって使いやすいシステムを開発するために非常に重要な工程です。

要件定義の一般的な取り組み手順と必要な要素について解説された記事はこちら>>
基本設計の一般的な取り組み手順と必要な要素ついて解説された記事はこちら>>

フロントエンド開発

フロントエンド開発とはWebサービス利用者の目に触れる部分の開発作業を表します。システム業界では”見える部分を作る人”と呼ばれております。主な業務内容としてWebブラウザ上で見ることが出来るページや機能の作成など挙げられます。その際に利用される技術要素としてHTML、CSS、JavaScriptなどがあります。フロントエンド側がサーバーにプログラム実行のリクエストをすることで。サーバから必要な情報を受け取りWeb上にリクエストした内容が表示されます。

バックエンド開発

バックエンド開発とはWebサービス利用者の目に触れない部分の開発作業を表します。主にサーバ上で動くもの全般を表します。システム業界では”動的な処理を記述する人”と呼ばれております。主な業務内容として具体的な取り組みとしはフロントエンドのプログラムからの指示を受けて、データベースの処理を実行するプログラムの仕組みを作成するなどが挙げられます。その際に利用される技術要素としてJava、PHP、Rubyなどの開発言語があります。バックエンド側がフロントエンドからの指示を正しく受け取り、適切な処理を行うことでWeb上に目に見えるサービス内容が表示されます。

インフラ設計・構築

インフラ設計業務とはシステムにおけるアプリケーション側からのプログラム実行要求に対して適切なシステム構成、サーバー構成、ネットワーク構成を行うための業務です。お客様と協議の上で、インフラを構築する上での目的の把握や必要な機能の洗い出しを行い要件を定めます。要件が固まった後に設計書の作成を行います。この設計書の作成時には要件を満たすためどのような機器を使うかといった選定を実施するだけでなく、設置の際の方法や他との連携、進行管理(予算や期間)などについても決めていきます。

テスト

システム開発におけるテストとは開発されたシステムが要件、仕様書通りに作成をされているか、品質に問題はないかなどの確認を行うための作業を意味します。ウォーターフォールモデルを用いたシステム開発を実施する際には『V字モデル』という検証方法を実行することが一般的です。

テスト工程の種類や役割ついて解説された記事はこちら>>

フルスタックエンジニアに必要な能力

フルスタックエンジニアに必要な能力を見ていきましょう。

システム開発

フルスタックエンジニアはシステム開発に関する一連の経験と理解が求められます。プロジェクトの目的・計画に沿って設計書の作成から製造(プログラミング)、テストとシステム開発における一連の流れを把握していなければなりません。システム開発を進める上で開発プロセスの集合体を適切な順序に整理したものをシステム開発工程と呼びます。

システム開発の基本工程について解説された記事はこちら>>

フロントエンド開発

フロントエンド開発に必要な能力はWebページを構成し、動きなどの機能を持たせる力です。主にHTML、CSS、JavaScriptの3言語がフロントエンドエンジニアとして必要な3大要素となります。

フロントエンドエンジニアに必要な技術ついて解説された記事はこちら>>

HTML

HTMLとはWebページを作成するためのマークアップ言語です。HTMLではWebページを構成するにあたって見出しや段落の作成などのドキュメント構造の作成や編集、フォントや文字色の指定などといった見た目の作成や編集といったことを実現できます。

HTMLの歴史、できることなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

CSS

CSSとはWebページの見た目・デザインを調整するためのスタイルシート言語です。文字のサイズや色、レイアウトなどの表示スタイルなど細かな編集まで実現することができます。

CSSの歴史、できることなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

JavaScript

JavaScriptとは動的な機能をWebページに生成するためのプログラミング言語です。オブジェクト指向スクリプト言語に区分され、Webサイト、Webアプリ、ゲームなど様々な用途に活用できることから高い人気を集めております。

JavaScriptのメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

バックエンド開発

バックエンド開発に必要なスキルはサーバサイド言語を取り扱えることです。サーバサイド言語はJava、PHP、Rubyなどが主流で他にも200以上存在すると言われております。サーバサイド言語には”コンパイラ型言語”と”インタプリタ言語”との2種類が存在します。また各種サーバサイド言語に合わせて用いられるフレームワークについてのスキルも必要とされます。

バックエンドエンジニアに必要な能力ついて解説された記事はこちら>>

Java

JavaとはOracle社が開発・提供するオブジェクト指向のプログラミング言語です。Javaの特徴は『オブジェクト指向の先駆者』で『どこでも動く』ということらが挙げられます。世界中で最もポピュラーで多くのWebアプリケーションで採用されていることで知られております。

Javaのメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

PHP

PHPとは1995年に開発されたオープンソースのサーバーサイド言語です。動的なWebページを生成することができるプログラミング言語として全世界で親しまれております。Webサービスを開発するプログラミング言語としてPHPは世界的にトップクラスの人気を集めております。

PHPのメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

Ruby

Rubyとはまつもとゆきひろ氏によって1995年に開発されたオープンソースでオブジェクト指向のプログラミング言語です。Rubyの特徴は記述量が少なく、自由度が高い、そして何より『書くことが楽しい』と多くのプログラマーの方が口を揃えます。

Rubyのメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

UI/UX周りの知識

フルスタックエンジニアはWeb系システム開発に携わることが多くUI/UX周りの知識を要する必要があります。UI(ユーザーインターフェース)とは、ユーザー(利用者)とコンピューターとの間で情報をやりとりするために用意された接点のことです。簡単に説明すると、ユーザーはパソコンを操作するためにマウスを利用し、タイピングを行うためにキーボード、視覚的な情報を得るためにディスプレイなどを活用します。UX(ユーザーエクスペリエンス)とはユーザーインターフェース(UI)を体験したユーザー(利用者が)見やすい、使いやすいなどの感じた全てを表す名称のことです。Webサイトのデザインを見て「美しい」と感じたり、検索エンジンを見て「直感的で分かりやすい」などと感じることもUXとなります。

ユーザーインターフェースの意味や種類について解説された記事はこちら>>
ユーザーエクスペリエンスの意味や歴史について解説された記事はこちら>>

インフラに関する能力

インフラエンジニアと呼ばれるサーバーやネットワークといったシステムにおけるインフラ業務を対応できる能力が必要となります。業務範囲は広く設計、構築、運用、保守、監視などといった業務があります。システムを稼働させる上での裏方の仕事ですが、システムを正常に稼働させ長期に渡って品質を守って運用するために重要な役割を担っております。

インフラエンジニアの特徴や種類ついて解説された記事はこちら>>

フルスタックエンジニアの市場価値

フルスタックエンジニアの平均年収や今後の将来性など、市場価値について詳しく解説していきます。

平均年収

フルスタックエンジニアは職種として確立されておらずサンプルが少ないこともありピンキリですがエンジニア職の中でも平均年収は高く600万〜1,000万程度と言われております。一般的なシステムエンジニア職よりも高い傾向にあります。(システムエンジニアの平均年収は約570万円[厚生労働省「賃金構造基本統計調査」(2019年)参照])Web系システム開発に関する基本的な全ての業務を対応できるフルスタックエンジニアは市場価値が非常に高いとされております。

将来性

フルスタックエンジニアの将来性は非常に高いと言っても過言ではありません。エンジニア人口の増加に伴って技術力競争は激化し、よりレベルの高いエンジニアを求める時代となっております。システム開発における全ての業務を一通り熟せるスキルを保持する万能なフルスタックエンジニアは一人で何役も熟せることから非常に市場価値が高く今後も引く手数多で有ることが予測されます。特に即戦力でかつマルチタスクが求められるスタートアップ企業を筆頭にWeb系ベンチャーは是が非でも採用したいと動いております。

まとめ

フルスタックエンジニアを理解するために初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値について簡単に解説させていただきました。フルスタックエンジニアを一言で表すと『システム開発における全ての業務を一通り熟せるスキルを保持する万能なエンジニア』です。仕事内容として『要件定義・基本設計』『フロントエンド開発』『バックエンド開発』『インフラ設計・構築』『テスト』といったシステム開発業務全般が対応範囲となります。フルスタックエンジニアについてこの記事に書かれている最低限の内容は理解をしておくようにしましょう。

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