案件評判
Visual Studioを理解する!初心者でも分かる特徴、種類などを簡単に解説!

Visual Studioを理解する!初心者でも分かる特徴、種類などを簡単に解説!

最終更新:2021/08/05 投稿:2020/06/25
Visual Studioを理解する!初心者でも分かる特徴、種類などを簡単に解説!

Visual Studioはマイクロソフト社が開発・提供する統合開発環境(IDE)です。主な対応プログラミング言語として同社が手掛けるC#、Visual Basic(VB)、C++が挙げられます。無料で様々な機能が使えるエディション『Visual Studio Community』があり、多くの方に親しまれております。では皆さんはVisual Studioがどのようなツールかご存知でしょうか。この記事ではVisual Studioを理解するために初心者でも分かる特徴、種類などを簡単に解説していきます。

VisualStudioとは

Visual Studioとはマイクロソフト社が開発・提供するC#やVisual Basic(VB)向けの統合開発環境(IDE)です。統合開発環境とはソフトウェアの開発において必要な機能を豊富に取り揃えたプログラム環境用パッケージのことです。Visual Studioには開発をする上で必要な全て「コードエディタ」「コンパイラ」「デバッガ」などの様々なツールが集約されております。
1997年に初版がリリースされて以降、数々のアップデートを繰り返し2020年時点で『Visual Studio 2019』が最新バージョンとなっております。Visual Studioでは様々な種類が提供されており『Visual Studio Community』『Visual Studio Code』『Visual Studio Online』などが挙げられます。主な対応プログラミング言語としてC#、Visual Basic(VB)、C++が挙げられます。

『Visual Studio 基本情報』
誕生時期:1997年
開発者:マイクロソフト社
種別:統合開発環境
特徴:『クロスプラットフォームアプリの開発が可能』 『開発に必要な機能が豊富』

Visual Studioの公式サイトはこちら>>
C#のメリット・デメリット、基礎知識などを解説している記事はこちら>>
VB(Visual Basic)のメリット・デメリット、基礎知識などを解説している記事はこちら>>

Hack'en

Visual Studio名前の読み方・正式名称

Visual Studioの読み方は『ビジュアルスタジオ』が一般的となっております。一部のユーザーの間では『ブイエス(VS)』と略式で呼ばれる場合もあるようです。正式名称はMicrosoft Visual Studio(マイクロソフトビジュアルスタジオ)です。多くの方がVisual Studio(ビジュアルスタジオ)と呼んでいることから正式名称よりもこちらの方が知名度が高くなっております。

Visual Studioの歴史

Visual Studioは1997年にマイクロソフト社の開発によって誕生しました。最初にリリースされたのは『Visual Studio 97』という製品です。これが様々なプログラミング言語を一つの開発環境に統合仕様というマイクロソフト社の初めての試みとなりました。
初版から最新版に至るまで名称には西暦が振られているのが特徴です。(.netや6.0など別名称の特例も有り)Visual Studio度重なるアップデートを繰り返し2020年現在では『Visual Studio 2019』が最新版となっております。全てのバージョンに開発コード名が付けられていることも特徴の一つです。

年代 バージョン 開発コード名
1997年 Visual Studio 97 不明
1998年 Visual Studio 6.0 不明
2002年 Visual Studio .NET 2002 Rainier
2003年 Visual Studio .NET 2003 Everett
2006年 Visual Studio 2005 Whidbey
2008年 Visual Studio 2008 Orcas
2010年 Visual Studio 2010 Dev10 (Hawaii)
2012年 Visual Studio 2012 Dev11
2013年 Visual Studio 97 不明
1998年 Visual Studio 2013 Dev12
2015年 Visual Studio 2015 Visual Studio “14”
2017年 Visual Studio 2017 Visual Studio “15”
2019年 Visual Studio 2019 Visual Studio “16”

Visual Studioの特徴

Visual Studioの特徴の特徴を見ていきましょう。

開発に必要な機能が豊富

Visual Studioは統合開発環境(IDE)であるため開発に必要な機能が豊富に取り揃えられているという特徴があります。ソフトウェア開発を行う上で必要な「コードエディタ」「コンパイラ」「デバッガ」などのツールが全て集約されております。以前まではデバッグにはデバッグ用ツール、コンパイルにはコンパイル用ソフトがそれぞれ必要で何らかのシステム開発を行う上で様々なサービスを個別に利用する必要がありました。Visual Studioの登場によってデバッグ、コンパイル、エディタなど開発に必要なツールが一つの開発環境に集約され統合・統一的に扱えるようになりました。

『統合開発環境とは』
統合開発環境(IDE)とはソフトウェアの統合的な開発環境であり、様々なツール(デバッグ、コンパイルなど)の集合から構成されている

統合開発環境(IDE)の特徴、メリット、種類などの解説された記事はこちら>>

クロスプラットフォームアプリの開発が可能

Visual Studioではクロスプラットフォームアプリの開発が可能という特徴があります。クロスプラットフォームアプリとはWebアプリ、デスクトップアプリ、スマートフォンアプリなど様々なプラットフォームに対応したアプリケーションのことです。このように複数の異なるプラットフォーム(環境)であってもVisual Studioを使用して開発することによって同じように動作するアプリケーションの開発をすることが出来ます。この機能を提供しているツールがVisual Studioに搭載される機能であるXamarin(ザマリン)というクロスプラットフォーム開発ツールです。

『Xamarinとは』
Xamarinとは『Mono』や『MonoTouch』などのマルチプラットフォームを開発した企業であるXamarin社が提供するクロスプラットフォームアプリ開発環境

Xamarinの特徴などを解説している記事はこちら>>

『クロスプラットフォームとは』
クロスプラットフォームとはWindows、Macのように異なるOSやWebアプリ、デスクトップアプリ、スマートフォンアプリなど様々なデバイスの異なるプラットフォームにおいて同じ仕様のアプリケーションを動かすことに対応したプログラムのこと

クロスプラットフォームの特徴や種類などを解説している記事はこちら>>

Visual Studioの各エディション

Visual Studioの各エディションを見ていきましょう。

Hack'en

Visual Studio Community

Visual Studio CommunityとはVisual Studioにおける無料版の統合開発環境(IDE)です。Visual Studio Communityは無料といえどほとんどの必要な機能が取り揃えられる最もVisual Studioにおいて最もポピュラーなサービスです。

Visual Studio Communityとは
▼サービス名
Visual Studio Community(ビジュアルスタジオコミュニティ)
▼開発元
マイクロソフト社
▼料金
無料

Visual Studio Communityの公式サイトはこちら>>

Visual Studio Professional

Visual Studio ProfessionalとはVisual Studioにおける有料版の統合開発環境(IDE)です。Visual Studio Professionalは個人開発者や小規模なチームを対象とした、プロフェッショナル開発者用ツールとサービスでVisual Studioの主要開発機能には含まれていないネイティブ アプリケーション開発の追加機能などが含まれております。

Visual Studio Professionalとは
▼サービス名
Visual Studio Professional(ビジュアルスタジオプロフェッショナル)
▼開発元
マイクロソフト社
▼料金
有料
・月間サブスクリプション:$45
・標準サブスクリプション:$1,199(初年度)/$799(更新)

Visual Studio Professionalの公式サイトはこちら>>

Visual Studio Enterprise

Visual Studio EnterpriseとはVisual Studioにおける有料版最上級プランの統合開発環境(IDE)です。Visual Studio Enterpriseは品質およびスケールについての厳しいニーズに応える必要のある、あらゆる規模のチームで利用できるエンドツーエンドの統合ソリューション
です。サポート ツール、サービス、特典がバンドルされたVisual Studioにおいて最も高度な プランです。

Visual Studio Enterpriseとは
▼サービス名
Visual Studio Enterprise(ビジュアルスタジオエンタープライズ)
▼開発元
マイクロソフト社
▼料金
有料
・月間サブスクリプション:$250
・標準サブスクリプション:$5,999(初年度)/$2,569(更新)

Visual Studio Enterpriseの公式サイトはこちら>>

Visual Studioの種類

Visual Studioの種類を見ていきましょう。

Visual Studio Code

Visual Studio Codeとはマイクロソフト社が開発・提供するWindows、Linux、macOS用の多機能なソースコードエディタです。コードエディターとしての役割をメインに他にもデバッグやリファクタリングなどプログラミング言語によってサポートされる機能が多数存在します。Visual Studio Codeはプログラミング用コードエディターとして最も人気を集めるツールに一つです。

Visual Studio Codeとは
▼サービス名
Visual Studio Code(ビジュアルスタジオコード)
▼開発元
マイクロソフト社
▼種類
コードエディター
▼料金
無料

Visual Studio Codeの公式サイトはこちら>>

Visual Studio Codespaces

Visual Studio Codespacesとはマイクロソフト社が開発・提供するクラウドを利用した統合開発環境(IDE)です。以前までVisual Studio Onlineとしてサービス提供されておりましたが、Visual Studio Codespacesへと名称変更が発表されたと共に機能の追加や料金の値下げなどが行われてさらに多くのユーザーが使いやすいサービスとなりました。どこからでもアクセス可能なクラウドを利用した開発環境として人気を集めております。

Visual Studio Codespacesとは
▼サービス名
Visual Studio Codespaces(ビジュアルスタジオコードパス)
▼開発元
マイクロソフト社
▼種類
クラウド型統合開発環境
▼料金
従量課金制

Visual Studio Codespacesの公式サイトはこちら>>

まとめ

Visual Studioを理解するために初心者でも分かる特徴、種類などを簡単に解説させていただきました。Visual Studioを一言で表すと『C#やVisual Basic(VB)向けの統合開発環境(IDE)』です。Visual Studioの特徴をおさらいすると『開発に必要な機能が豊富』や『クロスプラットフォームアプリの開発が可能』などが挙げられます。1997年の誕生から度重なるバージョンアップを繰り返し2020年現在では『Visual Studio 2019』が最新版となっております。Visual Studioについてこの記事に記載されている最低限の内容は理解しておくようにしましょう。

案件評判
常駐する会社が、実際どんな会社で、どんな案件が動いているか詳しく知りたい。
これは常駐形態で働く方なら誰もが感じていることだと思います。 常駐の働き方をされている方は是非一度「案件評判」で案件についての評判をチェックしてみてください。