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クロスプラットフォームを理解する!初心者でも分かるメリット、種類、代表的なツールなどを簡単に解説!

クロスプラットフォームを理解する!初心者でも分かるメリット、種類、代表的なツールなどを簡単に解説!

最終更新:2021/05/21 投稿:2020/06/23
クロスプラットフォームを理解する!初心者でも分かるメリット、種類、代表的なツールなどを簡単に解説!

クロスプラットフォームは異なるOSやデバイスなどのプラットフォームにおいて同一アプリケーションを動かす仕組みのことです。特にスマートフォンの市場において重宝されているプログラム技術でiOS及びAndoidのどちらにも対応するクロスプラットフォームアプリ開発に無くてはならない存在となっております。この記事ではクロスプラットフォームを理解するために初心者でも分かるメリット、種類、代表的なツールなどを簡単に解説していきます。

クロスプラットフォームとは

クロスプラットフォームとはWindows、Macのように異なるOSやWebアプリ、デスクトップアプリ、スマートフォンアプリなど様々なデバイスの異なるプラットフォームにおいて同じ仕様のアプリケーションを動かすことに対応したプログラムのことです。
同様の意味を持つ言葉として『マルチプラットフォーム』と呼ばれる場合があります。特にios、Androidといったスマートフォンアプリケーション市場においては近年リリースされるアプリのほとんどがクロスプラットフォームアプリとなっております。
クロスプラットフォームアプリ開発を行うことでこれまでOS単位やデバイス単位でそれぞれプログラムを実装しなければ無かった工数を一元管理出来ることから効率的に開発に取り組むことができ重宝されております。クロスプラットフォームを実現できる代表的な開発環境として『Unity』『Visual Studio』『Xamarin』などが挙げらます。

クロスプラットフォームのメリット

クロスプラットフォームのメリットを見ていきましょう。

コードの共通化

クロスプラットフォームではデータベースアクセス、通信処理などのロジック部分のコードを共通化することができ、各プラットフォームを一つのコードで共有できます。これによって開発に掛かる時間や費用などの工数を大幅に削減することが出来ます。また保守運用や品質管理においても大きなメリットがあります。

開発の分業化

クロスプラットフォームではフロントサイドとネイティブサイドの開発の分業化をすることができます。また開発後のテストフェーズにおいてもフロントサイドの表示試験、ネイティブサイドの処理試験を個別に行うことが出来ます。これによって効率よく開発、テストを管理することが出来るというメリットがあります。

クロスプラットフォームの種類

クロスプラットフォームの種類を見ていきましょう。

ネイティブ型

ネイティブ型とはOSプラットフォームの描画エンジンを使用することで、操作性が高くネイティブアプリと同等のUIを作成することができます。ゲームアプリ、自己管理系ヘルスケアアプリなどのオフライン環境でも利用できるダウンロード型のアプリケーションに向いております。クロスプラットフォームツールにおけるネイティブ型の代表的なサービスとして『Xamarin』や『React Native』が挙げられます。

『ネイティブ型の特徴』
・OS(デバイス)が提供する機能は、すべて利用できる
・操作性が高くネイティブアプリと同等のUIを作成することができる
・動作速度が早い

独自レンダラ型

独自レンダラ型とは独自のシステム(レンダリングエンジン)で画面への描画を行うことで、OSに依存しない仕様を実現することができます。独自レンダラ型の代表的なサービスとして『Unity』や『Flutter』が挙げられます。

『独自レンダラ型の特徴』
・OSに依存しない仕様を実現できる
・ゲーム開発に向いている

ハイブリッド型

ハイブリッド型とはHTML5/JavaScriptのWebベースで動作するツールです。Webページを『Chrome』や『Safari』などのブラウザと同じように表示する機能を持ち、スマホのアプリに組み込まれております。ブラウザのレンダリングエンジンを利用する為、ブラウザ志向の操作感が基本となります。ハイブリッド型の代表的なサービスとして『Cordova』や『Electron』が挙げられます。

『ハイブリッド型の特徴』
・ネイティブアクセスが可能
・コードの部分的な共通化が可能

クロスプラットフォームの代表的なツール

クロスプラットフォームの代表的なツールを見ていきましょう。

Visual Studio

Visual Studioとはマイクロソフト社が開発・提供するC#やVisual Basic(VB)向けの統合開発環境(IDE)です。統合開発環境とはソフトウェアの開発において必要な機能を豊富に取り揃えたプログラム環境用パッケージです。Visual Studioを使用することでAndroid、iOS、および Windows デバイス用のアプリを開発することができます。Visual Studioには開発をする上で必要な全て「コードエディタ」「コンパイラ」「デバッガ」などの様々なツールが集約されております。

Visual Studioの公式サイトはこちら>>

VisualStudioの特徴や種類についての記事はこちら>>

Xamarin

XamarinとはMonoやMonoTouchなどのマルチプラットフォームを開発した企業であるXamarin社が提供するクロスプラットフォームアプリ開発環境です。会社名でありサービス名であるXamarinは2016年にマイクロソフト社に買収をされております。Xamarinの特徴として『ネイティブアプリの開発が得意』、『コードの共通化』などが挙げられます。

Xamarinの公式サイトはこちら>>

Xamarinの特徴や基礎知識についての記事はこちら>>

Unity

Unityとは2005年にUnity Technologies社が開発をしたゲームを開発するためのツールである人気のゲームエンジンです。Unityはスマートフォン向けモバイル3Dゲームアプリ市場において約50%、AR/VR向けの3Dエンジンでは60%のシェアを獲得するゲームエンジン市場における世界トップのサービスです。主にスマートフォン向けモバイルゲーム、ブラウザゲームなどの開発に使用されております。

Unityの公式サイトはこちら>>

Unityの特徴や基礎知識についての記事はこちら>>

Cocos2d-x

Cocos2d-xとは2010年に中国のChukong Technologies社が中心となり開発されたクロスプラットフォームで動作するゲームアプリの開発環境・ゲームエンジンです。グラフィックスレンダリング、GUI、オーディオ、ネットワーク、物理、ユーザー入力などの豊富な機能を提供し、ゲーム開発やインタラクティブなアプリケーション構築で広く使用されております。主な使用可能言語は『C++』『JavaScript』『Lua』などが挙げられます。

Cocos2d-xの公式サイトはこちら>>

Cocos2d-xの特徴、種類、基礎知識の記事はこちら>>

Flutter

FlutterとはGoogle社によって開発されたオープンソースのモバイルアプリケーションフレームワークです。主にAndoroidやiOS向けのモバイルアプリケーションの開発に利用されます。Flutterは「クロスプラットフォームにおいて100%のコードを共通化しない」という選択をしており、各プラットフォームのOSの機能に大きく依存するコードについては、ネイティブの言語で実装する仕様になっております。Flutterの特徴は『迅速な開発』『表現力温で柔軟なUI』『ネイティブパフィーマンス』を掲げております。

Flutterの公式サイトはこちら>>
Flutterの特徴、コンポーネント、基礎知識などの記事はこちら>>

まとめ

クロスプラットフォームを理解するために初心者でも分かるメリット、種類、代表的なツールなどを簡単に解説させていただきました。クロスプラットフォームを一言で表すと『異なるOSやデバイスなどのプラットフォームにおいて同一アプリケーションを動かす仕組み』です。クロスプラットフォームには『コードの共通化』『開発の分業化』などのメリットが挙げられます。この記事に記載されているメリット、種類、代表的なツールなどの基礎知識は最低限理解しておくようにしましょう。

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