microCMSとはAPIベースの日本製の中でも最も代表的なヘッドレスCMSです。国産のヘッドレスCMSとして最初に誕生し、国内では最も多くの利用者を誇ります。マニュアルが丁寧にまとめられており利用しやすいことでも人気を集めております。この記事ではmicroCMSを理解するために初心者でも分かる特徴、利用用途などの基礎知識を簡単に解説していきます。
microCMSとはAPIベースの日本製の中でも最も代表的なヘッドレスCMSです。ヘッドレスCMSでは日本語に対応していないものがまだ多いため、国産であるmicroCMSの登場によりドキュメントもサポートも完全日本語対応しているのでこの使いやすさは嬉しい限りです。「あらゆるコンテンツ運用を素早く簡単に」をキャッチコピーにしておりmicroCMSを使えば、ものの数分でAPIの作成ができます。国内有名サービスの利用実績として「ZOZOTOWN」「クラウドワークス」などが挙げられます。
ヘッドレスCMSとは従来のCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)から見た目(View)の部分を切り離し、バックエンドのみの機能を用意したCMSの一種です。フロントエンドが存在しないCMSというのがイメージしやすいでしょう。例えば一般的なCMSとして「WordPress」を例に見るとコンテンツを表示するための「フロントエンド」とコンテンツを入稿・管理するための「バックエンド」どちらも兼ね備えております。
ヘッドレスCMSでは「バックエンド」のみを集中的に管理する目的があり、フロントエンドに関してはヘッドレスCMS外で運用する必要があります。基本的にはAPIを用いて入稿したコンテンツを取得し、表示したい場所へと映します。フロントエンドの自由度が高められることや表示速度が速いというメリットが挙げられます。
ヘッドレスCMSの機能やメリット、デメリットなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>
microCMSの特徴を見ていきましょう。
microCMSは日本産CMSで完全日本語対応しているという特徴があります。ヘッドレスCMSはまだサービスとして提供されるようになってから歴史も浅く、海外の代表的なヘッドレスCMSであっても日本語対応していないものが多く存在します。2019年に国産であるmicroCMSの登場によりドキュメントもサポートも完全日本語対応しているので多くの日本人ユーザーに愛用されることになりました。
microCMSは誰でもかんたんに更新できるという特徴があります。ヘッドレスCMSの懸念点として挙げられる非エンジニアによる運用、更新作業を直感的な操作・ノーコードで、エンジニアの手を借りずに実現できます。キャッチコピーでも「5日間かかるコンテンツの更新をたった1時間に」を謳っており初心者でも使いやすいことが分かります。
microCMSは最新のWebフロントエンド技術「Jamstack」と相性が良いという特徴があります。これにより高速でSEOに強いサイトを構築することが出来ます。
microCMSの利用用途を見ていきましょう。
コーポレートサイトとは企業のホームページのことです。企業概要や事業、採用情報などといった情報を発信し様々なステークホルダーとのコミュニケーションを行うための役割を持ちます。
ポータルサイトとは「Google」「Yahoo!」のように検索機能やニュースなどの様々なコンテンツがまとめられたWebサイトの一種です。
オウンドメディアとはコラム記事や動画コンテンツなど定期的に有益な情報発信を行うことで集客を目的としたWebサイトの一種です。
Webアプリとはブラウザ上で利用するアプリケーションのことです。インターネットに接続できる環境さえ整っていれば利用できるというのがWebアプリの特徴です。代表的なWebアプリとして「Amazon」「Gmail」「Skype」などが挙げられます。
Webアプリのメリット・デメリット、基礎知識について解説された記事はこちら>>
microCMS以外の代表的なヘッドレスCMSを見ていきましょう。
ContentfulとはAPIベースのクラウドサービスであり、最も有名なヘッドレスCMSです。ドイツ発のヘッドレスCMSとして時価総額3,000億円規模を誇り、世界各国で使用されています。マルチデバイスへの対応は勿論のこと、画像自動リサイズやmarkdown記法が使用出来るなど充実した機能を揃えております。有名サービスの利用実績として「Spotfiy」「WeWork」などが挙げられます。
Contentfulの公式サイトはこちら>>
Contentfulの特徴やWordPressとの違いなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>
GraphCMSとはFacebook社が開発したGraphQLの活用に特化したヘッドレスCMSです。Contentfulと違ってRESTful APIを提供しておりませんが、GraphQLの活用に特化しており豊富なフィルターオプションやバッチ処理などの機能を揃えております。
GraphCMSの公式サイトはこちら>>
GraphCMSの特徴や製品種類などの基礎知識について解説している記事はこちら>>
KurocoとはAPI中心志向で2021年にリリースされた日本製の新しいヘッドレスCMSです。株式会社ディバータという日本の会社が手掛けており、同社が開発した「RCMS」をベースにしております。こちらも日本製なので豊富な日本語ドキュメントがあり安心して利用することができます。国内有名サービスの利用実績として「TBSラジオ」「マッハバイト」などが挙げられます。
Kurocoの公式サイトはこちら>>
Kurocoの特徴やベースとなるRCMSなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>
microCMSを理解するために初心者でも分かる特徴、利用用途などの基礎知識を簡単に解説させていただきました。microCMSを一言で表すと『APIベースの日本製の中でも最も代表的なヘッドレスCMS』です。特徴として『日本産CMSで完全日本語対応』『誰でもかんたん更新』『Jamstackと相性が良い』などが挙げられます。microCMSついてこの記事に記載されている最低限の内容は理解をしておくようにしましょう。