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Netlify CMSを理解する!初心者でも分かる概要、特徴などの基礎知識を簡単に解説!

Netlify CMSを理解する!初心者でも分かる概要、特徴などの基礎知識を簡単に解説!

最終更新:2022/01/07 投稿:2022/01/01
Netlify CMSを理解する!初心者でも分かる概要、特徴などの基礎知識を簡単に解説!

Netlify CMSとは米国のNetlify社が運営する静的ホスティングサービスの一機能として提供されるヘッドレスCMSです。Netlifyというソースコードからビルド、デプロイメント、ホスティングまでを自動で完結するサービスへCMS機能を追加できるのがこちらのNetlify CMSです。この記事ではNetlify CMSを理解するために初心者でも分かる概要、特徴などの基礎知識を簡単に解説していきます。

Netlify CMS

Netlify CMSとは米国のNetlify社が運営する静的ホスティングサービスの一機能として提供されるヘッドレスCMSです。Gitワークフロー用のオープンソースCMSであり、編集者にとって使いやすいUIと直感的なワークフローを提供します。Jekyll、Hugo、Mkdocsなどの静的サイトジェネレーターと一緒に使用することで、より高速で柔軟なWebサイトを作成することができます。Netlifyとの連携により高度なパフォーマンスを発揮することができますが、NetlifyCMSを使用しているすべてのサイトがNetlify上にあるわけではなく、NetlifyなしでNetlifyCMSを使用することも可能です。

『Netlify CMSの基本情報』
▼正式名称
Netlify CMS
▼開発者
Netlify社
▼誕生時期
2016年
▼種別
ヘッドレスCMS
▼特徴
・高速なWebベースのUI
・静的サイトジェネレータを使用
・Netlifyとの連携により高度なパフォーマンス

Netlify CMSの公式サイトはこちら>>

ヘッドレスCMSとは

ヘッドレスCMSとは従来のCMS(コンテンツ・マネジメント・システム)から見た目(View)の部分を切り離し、バックエンドのみの機能を用意したCMSの一種です。フロントエンドが存在しないCMSというのがイメージしやすいでしょう。例えば一般的なCMSとして「WordPress」を例に見るとコンテンツを表示するための「フロントエンド」とコンテンツを入稿・管理するための「バックエンド」どちらも兼ね備えております。
ヘッドレスCMSでは「バックエンド」のみを集中的に管理する目的があり、フロントエンドに関してはヘッドレスCMS外で運用する必要があります。基本的にはAPIを用いて入稿したコンテンツを取得し、表示したい場所へと映します。フロントエンドの自由度が高められることや表示速度が速いというメリットが挙げられます。

ヘッドレスCMSの機能やメリット、デメリットなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>

NetlifyCMSの特徴

NetlifyCMSの特徴を見ていきましょう。

高速なWebベースのUI

NetlifyCMSは高速なWebベースのUIという特徴があります。「リッチテキスト編集」「リアルタイムプレビュー」「ドラッグアンドドロップによるメディアアップロード」などを備えています。

静的サイトジェネレーターを使用

NetlifyCMSはプラットフォームに捉われず、ほとんどの静的サイトジェネレーターで動作します。静的サイトジェネレーターと一緒に使用することで、より高速で柔軟なWebサイトを作成することができます。

『静的サイトジェネレーター』
・Jekyll(http://jekyllrb-ja.github.io/)
・Hugo(https://gohugo.io/)
・Mkdocs(https://www.mkdocs.org/)

Netlifyとの連携により高度なパフォーマンス

NetlifyCMSはNetlifyとの連携により高度なパフォーマンスを実現できるという特徴があります。Netlify CMSはNetlifyの一機能として提供されるヘッドレスCMSであることからその理由は言わずもがなです。Netlifyと連携して使用することによりNetlifyCMSの投稿画面で編集した内容を保存した際にNetlifyによって自動でビルドし公開するなどします。無料で利用でき、Webサイト構築がスピーディーにできる上で高度なパフォーマンスが実現できるのは嬉しい限りですね。

『Netlifyとは』
Netlify社が運営する静的ウェブサイトのためのホスティングサービス

Netlify CMSのバージョンリリース記録について

Netlify CMSのバージョンアップは活発に行われており、これまで100人を超える貢献者がいます。追加機能やバグ改修など多くの貢献者がコミュニティに参加し製品を向上させております。

年代 バージョン
2016年11月 Netlify CMS 0.1.8
2017年10月 Netlify CMS 0.5.0
2017年12月 Netlify CMS 1.0.0
最初のメジャーリリース
2018年4月 Netlify CMS 1.5.0
2019年7月 Netlify CMS 2.9.0
2021年11月 Netlify CMS 2.10.179

Netlify CMS以外の代表的なヘッドレスCMS

Netlify CMS以外の代表的なヘッドレスCMSを見ていきましょう。

Contentful

ContentfulとはAPIベースのクラウドサービスであり、最も有名なヘッドレスCMSです。ドイツ発のヘッドレスCMSとして時価総額3,000億円規模を誇り、世界各国で使用されています。マルチデバイスへの対応は勿論のこと、画像自動リサイズやmarkdown記法が使用出来るなど充実した機能を揃えております。有名サービスの利用実績として「Spotfiy」「WeWork」などが挙げられます。
GraphCMSとはFacebook社が開発したGraphQLの活用に特化したヘッドレスCMSです。Contentfulと違ってRESTful APIを提供しておりませんが、GraphQLの活用に特化しており豊富なフィルターオプションやバッチ処理などの機能を揃えております。

『Contentfulの基本情報』
▼正式名称
Contentful(コンテンツフル)
▼開発者
ドイツ企業
▼誕生時期
2016年
▼種別
ヘッドレスCMS
▼特徴
・速度を最適化
・markdown記法
・画像配信が効率的

Contentfulの公式サイトはこちら>>
Contentfulの特徴やWordPressとの違いなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>

microCMS

microCMSとはAPIベースの日本製の中でも最も代表的なヘッドレスCMSです。ヘッドレスCMSでは日本語に対応していないものがまだ多いため、国産であるmicroCMSの登場によりドキュメントもサポートも完全日本語対応しているのでこの使いやすさは嬉しい限りです。「あらゆるコンテンツ運用を素早く簡単に」をキャッチコピーにしておりmicroCMSを使えば、ものの数分でAPIの作成ができます。国内有名サービスの利用実績として「ZOZOTOWN」「クラウドワークス」などが挙げられます。

『microCMSの基本情報』
▼正式名称
microCMS(マイクロ)
▼開発者
株式会社microCMS
▼誕生時期
2019年
▼種別
ヘッドレスCMS
▼特徴
・日本産CMSで完全日本語対応
・誰でもかんたん更新
・Jamstackと相性が良い

microCMSの公式サイトはこちら>>
microCMSの特徴や利用用途などの基礎知識について解説している記事はこちら>>

Kuroco

KurocoとはAPI中心志向で2021年にリリースされた日本製の新しいヘッドレスCMSです。株式会社ディバータという日本の会社が手掛けており、同社が開発した「RCMS」をベースにしております。こちらも日本製なので豊富な日本語ドキュメントがあり安心して利用することができます。国内有名サービスの利用実績として「TBSラジオ」「マッハバイト」などが挙げられます。

『Kurocoの基本情報』
▼正式名称
Kuroco(クロコ)
▼開発者
株式会社ディバータ
▼誕生時期
2021年
▼種別
ヘッドレスCMS
▼特徴
・シンプルで直感的なUI
・モジュラーコンテンツ構造
・強力なカスタマイズ

Kurocoの公式サイトはこちら>>
Kurocoの特徴やベースとなるRCMSなどの基礎知識について解説している記事はこちら>>

まとめ

Netlify CMSを理解するために初心者でも分かる特徴、製品種類などの基礎知識を簡単に解説させていただきました。Netlify CMSを一言で表すと『Netlify社が運営する静的ホスティングサービスの一機能として提供されるヘッドレスCMS』です。特徴として「高速なWebベースのUI」「静的サイトジェネレータを使用」「Netlifyとの連携により高度なパフォーマンス」などが挙げられます。Netlify CMSについてこの記事に記載されている最低限の内容は理解をしておくようにしましょう。

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