フリーランス(個人事業主)を選択される方が増えている昨今、実際動き出す前に確認しておきたいことをまとめました。特にフリーランス(個人事業主)として開業〜フリーランスの案件サイトの登録する前の準備に焦点を当ててますが、フリーランス(個人事業主)として開業・活動を始める為の準備についても触れていきます。
フリーランスの案件サイトに登録する為の準備すべきもの・確認しておくべきことはいくつかあります。手遅れになるようなものは基本的にはありませんが、事前に準備しておくことでスムーズに仕事・業務を始められます。大きく『準備すべきもの』と『確認しておくべきこと』に分け説明していきます。
案件サイトから紹介される常駐(リモート)案件についての記事はこちら>>
フリーランスの案件サイトに登録する前に準備すべきものを見ていきましょう。
エージェント企業やクライアントから入金してもらう際や、発注先に振込する際に自分の銀行口座を持っておく必要があります。当記事としては、仕事用の銀行口座はこれまで使っていたプライベートの銀行口座と分けることをおすすめしています。
プライベート用口座は個人的な買い物や生活費の支払い、携帯料金の支払い、その他プライベート使用するクレジットカードの引き落としや保険料などの支払いなど、個人的なお金のやりくりに使用する銀行口座になります。このプライベート用の銀行口座をそのまま仕事用の口座として併用しているフリーランスの方もいらっしゃいますが、実は別で事業用口座を用意した方が様々なメリットが得られます。事業用口座は仕事に関わる支出のみを管理する銀行口座で、その支出明細を見れば事業資金の流れが一目で確認できると言うのがポイントになります。
フリーランスが事業用銀行口座を作るべき理由の詳細記事はこちら>>
ビジネスには必要不可欠な請求書。請求書の役割はサービスや業務を提供した代金を回収することにあります。つまりビジネス間で繋がった取引先同士が正しく金銭・報酬のやりとりを行うようにしています。
また双方の案件取り交わしの証明ともなるため、発注後、受注後のトラブルを防ぐためにも有効です。必ず請求書の雛形は準備しておきましょう。
求められた場合、見積書も必要になりますので併せて確認しておきましょう。
フリーランスが知っておくべき請求書の詳細記事はこちら>>
上記の請求書の雛形(フォーマット)は案件紹介Hack’enにて送付可能です>>
会社員であれば税金関係は全て会社が計算してくれて、給与から天引きなど諸々の手続きを行ってくれるため、税金に対する知識を持っている必要性があまりありません。フリーランスで活動する場合、税理士と契約を結んでいない限りは、自分で支払うべき税金を把握し、税金の種類によっては税額を自分で計算して、申請・納税ということを自発的に行う必要があります。
また消費税は内税なのか、外税なのか、選べるのかどうかなど、事前に確認が必要です。
徐々に増えている「服装自由」の現場。しかし社会人として恥ずかしく無い服装を選ぶ必要があります。雇用元の現場としては働くエンジニアができる限りストレスフリーな環境でポテンシャルを最大限に発揮してほしいという願いが込められています。
服装自由の現場で働く、または働こうとしているエンジニアの皆さんはそのことを頭に入れた上で、どんな服装で働くべきかを考える必要があります。つまり個性をアピールするための制度ではないということを忘れてはいけません。もしかすると現場の会社内には営業やバックオフィスなど他の職種の方が働いているかもしれません。その人たちに不快感を与えてしまうような服装はNGということも意識しておきましょう。
またスーツ勤務であればファッションセンスはあまり関係なく、誰でもある程度小ぎれいに、ビジネスにふさわしいスタイルになることが可能ですが、服装自由の場合、自分のセンスで判断しなくてはいけないため、もし自信がない方は一度周りの人に相談してみると良いでしょう。
服装自由の現場で好印象を与えるオススメの仕事服の記事はこちら>>
フリーランスの案件サイトから紹介される案件についての契約内容について確認しておくことがいくつかありますので見ていきましょう。
業務委託契約とは、自らの業務を何らかの理由で外部の会社や個人の第三者へ委託をする際の契約のことです。業務委託契約には直接的に民法及びその他の法律に規定があるものではありません。業務委託契約には「請負契約」と「準委任契約」が存在し、これらは法律上で定められております。この請負契約と準委任契約には様々な違いがありますがわかりやすい特徴としては成果物が問われるのが請負契約、問われないのが準委任契約となります。
フリーランスの案件サイトは『準委任契約』が大半を占めます。
業務委託契約の種類、注意点や請負契約と準委任契約の違いなどの記事はこちら>>
準委任契約の特徴、注意点や請負契約との違いなどの記事はこちら>>
精算幅とは業務委託の契約において基本単価に対する基準時間を設けて、そこに上限時間と下限時間を設定することでその時間幅を意味します。上限設定時間を超えた場合に超過時間に対しての報酬を精算、下限設定時間を下回った場合に控除時間に対しての報酬を精算します。これらは全て月間の総稼働時間を元に締め日を迎えてから計算をし支払いサイトを元に対象の入金日に精算がされます。
精算幅・超過・控除に関する精算方法を複数のパターンの記事はこちら>>
支払いサイトとは「契約における取引代金の締め日から報酬の支払日までの猶予期間」を意味します。簡単に一言で説明すると『契約の締め日と報酬の支払日』を示したものです。
支払いサイトは基本的に発注側であるお客様のルールに基づき決定される場合が多いです。
業務の請負者となる際に取引対価の報酬の支払いのタイミングを決める際、必ず現れる言葉となっております。この支払いサイトの言葉の意味を正しく理解し、安心して契約を進められる為にも必ず理解をしておく必要があります。
支払いサイトについて注意すべき入金のタイミングやその他注意点の記事はこちら>>
その他、フリーランス(個人事業主)としての準備全般についてはHack’enにて無料でガイドブックを配布しておりますので、参考にしてみて下さい。内容としては手続きや、必要な完全チェックリストの他、フリーランスのメリット・デメリット、仕事の取り方など確認頂けます。
Hack’enは、エンジニア/デザイナーのフリーランス(個人事業主)様向けの案件サイトになっており、案件のご紹介をさせて頂いております。是非一度、当サービスも併せてご登録・ご相談頂けますと幸いでございます。フリーランスを経験した担当や、ガイドブック執筆者が直接担当いたしますので、サポートはお任せ下さい。
今回はフリーランスの案件サイトに登録する為の準備すべきもの・確認しておくべきことを解説していきました。会社員と違い、特に最初の準備は一人で進めなければならず、踏み出したワクワクの反面、不安もあるかと思います。本記事の準備を参考にして頂いた上で、担当になるエージェントに相談してみたり、知り合いのフリーランスの方にも実体験を聞いてみたりと正しい情報を集めていくことが大切です。