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ERPコンサルタントを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

ERPコンサルタントを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

最終更新:2021/06/24 投稿:2021/06/21
ERPコンサルタントを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

そもそもERPとは「Enterprise Resource Planning」の略で、直訳すると「経営資産計画」となります。具体的には「経営における資源(ヒト・モノ・カネ・情報)をITシステムの導入により、統合し管理することで業務効率化を図るシステムや手法」のことになります。その手法やシステムを活用してクライアントの経営をサポートするのがERPコンサルタントの仕事です。企業の根源を担う資源の活用についてコンサルティングを行うため、非常に重要な役割となります。この記事では今注目を集めているERPコンサルタントの具体的な仕事内容や必要になる能力などを解説していきます。

ERPコンサルタントとは

ERPコンサルタントは、クライアントの抱えている経営課題を深く分析し、ERPの手法を用いて解決していくのが仕事です。まずはクライアント経営課題を細かくヒアリングし分析することから始まります。そしてERPシステムに必要な要件定義をし、開発プロジェクトのマネジメントにも携わります。冒頭でも述べた様に企業の資源である「ヒト・モノ・カネ・情報」の流れを管理するシステム構築に携わるため、経営の根源を担う重要なシステムの導入となります。
クライアントの経営課題や業界に合わせて、最適なパッケージシステムの提案を行う仕事になるので、深くクライアントの経営を理解する必要がありますし、パッケージシステムを提案するので、商品知識の豊富さやコミュニケーション能力も求められる仕事になります。

ERPとは

ERPとは統合基幹業務システムのことです。ERPという名称はEnterprise Resources Planning(エンタープライズ・ソリューション・プランニング)の略語dす。このEnterprise Resources Planningとは日本語訳やると『企業資源計画』という意味を持ち、企業全体の経営資源を有効活用するために様々な経営における観点を統合的に管理・効率化を図るための手法となっております。

ERPの歴史やメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

ERPコンサルタントの仕事内容

次にERPコンサルタントの具体的な業務内容について解説していきます。

調査・分析

まずはクライアントに経営課題のヒアリングを行います。この際、クライアント企業のことはもちろん、業界理解や企業経営に関する深い知識も必要になります。ヒアリングを行った後は課題特定を行うための分析をします。より本質的な問題を見つけ出すためにフレームワークなども用い、ロジカルシンキングを元に経営課題を明確にしていきます。

業務最適化

クライアントの経営課題の本質を見つけ出すことが出来たら、問題を解決するための方法を考えていきます。どんなERPパッケージを導入するのがクライアントにとってベストなのか、そしてクライアントに合わせてシステムをカスタマイズしていきます。ここではクライアントの経営陣だけでなく実際にシステムを導入する各部門に詳しく業務ヒアリングなどを行い、既存の業務をどのようにERPシステムに移行していくか具体案を検討していきます。

ERP導入

クライアントの業務に最適なシステムのヒアリングが出来たら、ニーズに合わせたERPシステムの導入をしていきます。ERPコンサルタントはクライアントの要件定義を行うだけでなくシステム開発の際もPMやSEとコミュニケーションを取りながらプロジェクトをマネジメントしていきます。ERPコンサルタントがプロジェクト現場に携わることで納期管理だけでなくクライアントの要望をシステムに正しく反映させていきます。

ERP運用サポート

システムが無事開発されクライアント先に導入された跡も運用サポートという形でERPコンサルタントがフォローしていきます。導入後に出た不具合やアップデートなど、クライアントから要望があった際はスピード感を持って対応にするのが仕事です。ERPコンサルタントはただクライアントの要望を聞き、システムを導入するだけでなく、導入した後もクライアントに寄り添い経営課題の解決を長期的に支援するのが仕事です。

ERPコンサルタントに必要な能力

次にERPコンサルタントに必要な能力を見ていきましょう。

ERPパッケージに関する知識

ERPパッケージの主力企業はドイツのソフトウェア会社であるSAP社とアメリカに本社を構えるOracle社が二大企業といわれていわれており、導入数も高いです。ERPコンサルタントはクライアントの経営課題解決にあったパッケージシステムを提案する仕事であるため、それぞれの会社の製品の特徴や機能を詳しく把握しておく必要があります。またサービスも日々アップデートが行われるため、最新の知識を常に学んでおく必要があります。

業務や経営に関する知識

ERPパッケージというのは経営に必要な資源(ヒト・モノ・カネ・情報)を扱うシステムになります。したがって、企業経営における会計・税務知識やマーケティング、人事・労務知識など幅広く学んでおくとクライアント理解がより深まり経営課題の発見に繋がりやすくなります。またクライアントの業界について専門的な知識を持っておくことも大切になり、業務だけでなく日々知識をつけることが必要な職業です。

論理的思考力

ERPコンサルタントはシステム導入支援を行うことでクライアントの経営課題の解決を行い、利益を増やすという役割が課せられています。システムに関する知識や幅広い経営や業界の知識はもちろん必要ですが、そもそもクライアントの経営課題の本質を見極める能力がなにより重要になります。課題の本質を見つけるためには問題を洗い出し、分析し、筋道立て解決策を考えるロジカルシンキングを用います。

コミュニケーション能力

ERPコンサルタントがクライアントの経営課題をヒアリングする際、クライアントの問題はクライアント自身も把握していないような本質的な課題であることもあるため、高いヒアリング能力やクライアントとの信頼関係の構築も必要になります。またERPコンサルタントが携わる開発プロジェクトはエンジニアやプログラマーなどといった多くの人が関わっているため、プロジェクトを円滑に進めていくためにも様々な立場の人と適切なコミュニケーションを取る必要があります。

ERPコンサルタントの市場価

次にERPコンサルタントの平均年収や今後の将来性など、市場価値について詳しく解説していきます。

平均年収

ERPコンサルタントの年収については所属企業やスキルによっても大きく幅があるため、一概にはいえませんが大体680~700万円程度が相場といわれています。ERPコンサルタントは企業の経営陣がクライアントになり企業の経営の根源を支える仕事でもあるため経験や知見が豊富なコンサルタントの方が重宝される傾向にあります。したがって経験を積んでいく20代中盤~30代前半のコンサルタントは600~800万円程度の年収になりますが、専門性の高いスキルを持った人材であれば年収1000万円を超えるコンサルタントも多くいます。

活躍できる業界

ERPコンサルタントの活躍している業界は多数あります。まず代表的なものは総合コンサルティングファームです。大手のコンサルティングファームから中小企業まで所属先は様々です。次に挙げられるのは製品ベンダー直販のコンサルタント部門です。上記で挙げたようにパッケージ開発をおこなうSAP社やOracle社には製品を販売するコンサルタント部門が設けられているため、製品ベンタ-で販売を行うという場合もありますし、大手SIerにはERPの専門部門もあるため、その部署に所属するなど活躍できる場は多様です。

将来性

需要が非常に高いERPコンサルタントですが、その需要は今後も高く継続していくことが予想されます。理由としては近年、日系、外資問わずに大手企業間を中心に急速な再編やM&Aの動きが活発であることが挙げられます。企業が経営統合や吸収合併を行われると同時に業務システムを刷新したりする動きも出てくるため、ERPパッケージを導入するニーズが高まります。
一方でERPパッケージは技術革新のスピードも早く製品のライフサイクルも早いのが特徴で最近では業務システムをクラウド化する企業も増えてきているためサービスの単価自体が下がっている傾向もあります。但し現代の企業活動においてITを活用し情報をより効率的で生産的に活かすことは非常に重要であるため、今後の将来性も高い職業といって良いでしょう。

ERPコンサルタントになるには

ERPコンサルタントを目指すためにはどんなスキルが必要なのか、未経験でもなれるのか、など具体的に解説していきます。

新卒の場合

新卒でERPコンサルタントを目指す場合はERPパッケージシステムを開発~販売まで一貫して行っている企業への就職を目指す、もしくは総合コンサルティングファームに就職をしてERP導入の開発プロジェクトに携わるという道が代表的です。但しコンサルティングファームに新卒で入社する場合は、いきなり希望の配属プロジェクトに必ず携われるわけではありません。やはり商品知識であったり、開発や設計現場の経験や知見も必要になるため、まずは基礎を学ぶための経験を積む必要があります。またコンサルティングファームへの就職を目指す場合、超難関といわれるほど倍率も高く、求められる素養も多い為、有名大学を卒業しておくことが有利となります。
また「超上流」と言われるITの戦略的活用をクライアントに提案する工程を任されるため、専門知識を常に学び吸収し続ける力や分析的思考が出来るかを採用側もみています。一方でシステム開発、販売を行うソフトウェア会社への就職を目指す場合は、新卒でITエンジニアとして入社をし、開発現場で経験を積んでからITコンサルタントへキャリアチェンジを目指すという方法もあります。

転職(中途)未経験の場合

中途でERPコンサルタントを目指す場合は、まずITエンジニアとして開発現場で経験を積んでいたり、外資系コンサルティングファームの場合は英語力があった方が良いと言われるケースの方が多いです。開発現場での経験がなくても、事業会社でERPシステムの導入~運用までの経験を一通りしていた場合でも優遇されるケースがあります。全くの未経験者から目指す場合は新卒同様に大手のコンサルティングファームへの転職を目指すのが良いでしょう。ERPコンサルタントの仕事は専門性が高くITの知識だけではなく、経営の知識やクライアントの業界への深い理解も必要になるため、学び続けることが必要です。未経験でも常に学び、新しい知識をインプット出来るような学習習慣が身についているということが重要になります。

ERPコンサルタントに役立つ資格

次にERPコンサルタントを目指すにあたり学んでおくと良い資格について詳しく説明していきます。

SAP認定コンサルタント

SAP認定コンサルタントとは、ERPコンサルタントやエンジニアを対象にソフトウェア会社であるSAP社が公式に認定した資格です。テストは3つの種類に分けられており、コンサルタント向け、プログラマー向け、インフラエンジニア向けとSAPを取り扱う職種別になっています。ERPコンサルタントが受けておくと良いのはアプリケーションコンサルタントというテストが該当します。主には「販売管理」、「財務会計」、「人事」、「管理会計」、「調達計画」といった企業経営における必要な知識を網羅的に学ぶことが出来ます。SAP認定コンサルタントの資格を有していないコンサルタントも現場で活躍していますが、求人募集の際には「SAP認定コンサルタント資格保有者のみ応募可能」という案件も数多くあるため、資格の有用性は非常に高くERP・SAPシステムに携わるのであれば、取得を目指すと良いでしょう。

SAPの歴史やメリット・デメリットについての記事はこちら>>

ORACLE MASTER

Oracle Master(オラクルマスター)とはOracle社によって運営されるOracle Databaseの管理、運用スキルを証明するためのデータベース認定試験です。これまで総勢26万人を超えるデータベースエンジニアが参加をしておりIT業界の中でもかなり知名度が高いものです。Oracle Masterは取得難易度に応じて4段階のレベルを設定しており『ORACLE MASTER Bronze』『ORACLE MASTER Silver』『ORACLE MASTER Gold』『ORACLE MASTER Platinum』が存在します。なおORACLE MASTER Silver以降を取得すると世界共通の Oracle Certification Program による認定が自動的に与えられます。こちらの認定試験は飛び級での受験は認められておらず、初級であるBronzeから順に取得して行かなければなりません。受験の内容は受験者の目的により「データベース管理者」「アプリケーションサーバ管理者」「開発者」のそれぞれ3種類に向けられた内容が用意されております。

ORACLE MASTERの種類やレベルについての記事はこちら>>

まとめ

これまでERPコンサルタントの具体的な業務内容から役割、求められる能力や市場価値について解説してきました。技術革新のスピードが早くビジネスを成長させるにはIT戦略がなくてはならないのが現代の企業経営です。ERPシステムを導入することにより企業の資源をより効率的で有用的なものにし、利益を大きくするのがERPコンサルタントの仕事です。企業の経営の根源に携わる非常にやり甲斐が大きい仕事といっていいでしょう。

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