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UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)を理解する!初心者でも分かる特徴、開発環境、基礎知識などを簡単に解説!

UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)を理解する!初心者でも分かる特徴、開発環境、基礎知識などを簡単に解説!

最終更新:2021/05/21 投稿:2021/03/13
UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)を理解する!初心者でも分かる特徴、開発環境、基礎知識などを簡単に解説!

UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)はWindows10で提供される新しいアプリケーション実行環境です。この環境向けに開発されたアプリを『UWPアプリ』と呼びます。この記事ではUWPを理解するために初心者でも分かる開発環境、特徴、基礎知識などを簡単に解説していきます。

UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)とは

UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)とはWindows10で提供される新しいアプリケーション実行環境です。異なるデバイス向けに提供されるWindows用の共通基盤上で動作させることができます。この環境向けに開発されたアプリを『UWPアプリ』と呼びます。このUWPアプリは、WinRT API を使用して、インターネットに接続されたデバイスに適した、強力なUIと高度な非同期機能を提供します。UWPアプリの特徴は「AdaptiveUX」「セキュリテイ保護」「様々な言語の使用」などが挙げられます。

『UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)』
正式名称:Universal Windows Platform
誕生時期:2015年
開発者:マイクロソフト社
種別:アプリケーション実行環境
特徴:①AdaptiveUX ②セキュリティ保護 ③様々な言語の使用

UWPの読み方・正式名称

UWPの読み方は『ユー・ダブリュー・ピー』が一般的となっております。正式名称は「Universal Windows Platform」です。UWPと略称して呼ばれることが多く、この環境向けに開発されたアプリを『UWPアプリ』と呼びます。

UWPアプリの特徴

UWPアプリの特徴を見ていきましょう。

AdaptiveUX

UWPアプリはAdaptiveUXという概念を導入しているという特徴があります。AdaptiveUXとはデバイスに合わせて画面に表示できる情報量変更する仕組みのことです。

セキュリティ保護

UWPアプリはセキュリティ保護に優れているという特徴があります。マイク、位置情報、Web カメラ、USB デバイス、ファイルなどへのアクセスに必要なデバイスの機能をマニフェストで宣言します。アプリに機能が付与される前に、ユーザーがそのアクセスを確認して承認する必要があります。

様々な言語の使用

UWPアプリは様々な言語の使用ができるという特徴があります。UWPアプリを開発する為の言語の一部は以下の通りです。

C#

C#はマルチパラダイムと呼ばれる複数のスタイルから構成されており中でも、オブジェクト指向が主のスタイルです。C#の特徴として『マルチパラダイムでオブジェクト指向が主』、『.NET Framework』、『Windowsアプリの開発に向いている』などが挙げられます

C#のメリット、デメリット基礎知識などを解説している記事はこちら>>

VB(Visual Basic)

VBはマイクロソフト社が開発した『Visual Studio』に組み込まれており、様々なアプリケーションの開発に活用されております。VBは正式名称であるVisual Basicの名前にもあるとおり、『BASIC』というプログラミング言語から派生したマイクロソフト社のQuickBASICを拡張したものとして1991年に登場しました。特徴として『初心者でも覚えやすく使いやすい』『RADの先駆者』などが挙げられます。

VB(Visual Basic)の特徴、歴史、基礎知識などを解説している記事はこちら>>

C++

C++はC言語をベースに機能を拡張したオブジェクト指向のプログラミング言語です。オブジェクト指向の要素だけでなく手続き型プログラミング、データ抽出、ジェネリックプログラミングなどの複数の要素を兼ね備えるマルチパラダイムプログラミング言語となっております。

C++の特徴、歴史、基礎知識などを解説している記事はこちら>>

UWPアプリの開発環境

UWPアプリの開発環境を見ていきましょう。

WindowsOS

UWPアプリの開発はWindows10でサポートされております。Windows10はあらゆるデバイスに対するアプリケーションの基盤を統合するための仕組みとし「UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)」を取り入れる形になりました。

Windowsの特徴、種類、基礎知識などを解説している記事はこちら>>

Visual Studio

Visual Studio2015よりUWPアプリ用シミュレーターのほかにエミュレーターもサポートされております。Visual Studioとはソフトウェアの開発において必要な機能を豊富に取り揃えたプログラム環境用パッケージのことです。

Visual Studioの特徴、種類、基礎知識などを解説している記事はこちら>>

WPF

UWPアプリのUI部分はWPFで実装することができます。WPF(Windows Presentation Foundation)とはマイクロソフト社が開発する、.NET Framework 3.0以降に含まれるユーザインタフェースサブシステムです。主にソフトウェアのユーザインターフェース(表示、操作処理など)を開発するための機能が用意されております。

WPFの特徴、使用環境、基礎知識などを解説している記事はこちら>>

Windows Forms

UWPアプリのUI部分はWindows Formsで実装することができます。WindowsFormsとはマイクロソフト社が開発する『NET Framework』に含まれるグラフィカルユーザーインターフェイスAPIです。WindowsFormsのFormsが指す『Forms(フォーム)』は『ウィンドウ』のことであり画面のことを意味しております。

Windows Formsの特徴、使用環境、基礎知識などを解説している記事はこちら>>

UWPブリッジ

UWPブリッジとは他アプリからUWPアプリへの移植をサポートするツールです。代表的なUWPブリッジを見ていきましょう。

Windows Bridge for iOS

Windows Bridge for iOSとはObjective-Cで書かれたiOSアプリをWindowsで使えるようにするプロジェクトの名称です。

Hosted Web Apps

Hosted Web Appsとは言葉の通り「ホストされた Web アプリ」です。既存のWebアプリをUWPアプリに変換するプロジェクトです。

Desktop Bridge

Desktop Bridge(デスクトップブリッジ)とはデスクトップアプリをUWPアプリに変換するプロジェクトです。

Silverlight Bridge to UWP

Silverlight Bridge to UWPとはSilverlightアプリのソースコードをUWPアプリ用に変換するプロジェクトです。

まとめ

UWP(ユニバーサルWindowsプラットフォーム)を理解するために初心者でも分かる特徴、開発環境、基礎知識などを簡単に解説させていただきました。UWPを一言で表すと『Windows10で提供される新しいアプリケーション実行環境』です。特徴として「AdaptiveUX」「セキュリテイ保護」「様々な言語の使用」などが挙げられます。UWPについてこの記事に記載されている最低限理解をしておくようにしましょう。

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