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フリーランスがクレジットカードを作るメリットと審査通過のポイントを解説

フリーランスがクレジットカードを作るメリットと審査通過のポイントを解説

最終更新:2021/10/13 投稿:2019/12/05
フリーランスがクレジットカードを作るメリットと審査通過のポイントを解説

今回はフリーランスがクレジットカードを作るメリットと審査通過のポイントについて解説させて頂きます。フリーランスとして事業を行なっていく中で、必ず発生する金銭の支払い。事務所の家賃やインターネット料金、電話代金、事業に必要な物品の購入など、毎月多くの支払いが発生することでしょう。これらの支払いに関して、事業用のクレジットカードを利用することで多くのメリットを享受することができるのです。この記事を通して現在プライベートと事業用のクレジットカードを兼用しているフリーランスの方に、事業用のクレジットカードや法人カードを活用するキッカケを与えられればと思います。

個人カードと法人カードの違い

個人カードと法人カードの違いについて解説させて頂きます。
普段、プライベートな買い物や自宅の家賃の支払い、光熱費の支払いなどに使用している個人カードとは別に、事業用の支払いを行う法人カードを持つことがビジネス界では一般的となっています。

法人カードというのは、企業・法人に対して発行されるクレジットカードのことで、引き落とし口座に法人口座を指定できるという特徴があります。名前から受けるイメージで、法人化していないと作れないカードのように思われがちですが、フリーランスの方でも作ることができます。

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フリーランス がクレジットカードを持つメリット・デメリット

フリーランス がクレジットカードを持つメリットとデメリットについて解説させて頂きます。ここでお伝えさせていただくのは、フリーランス がプライベートで使用するクレジットカードの他に、事業用の法人カードを作ることのメリット・デメリットについてご紹介できればと思います。

フリーランス がクレジットカードを持つメリット
・ビジネス上のお金の動きがハッキリする
・経費の管理が楽になる
・年会費を経費に計上出来る
・法人カードは限度額が大きい
・法人カードは付帯サービスが豊富

ビジネス上のお金の動きがハッキリする

1枚のクレジットカードでプライベートの支払いと事業用の支払いを兼用している場合、カードの明細からは自分がビジネスでいくらの支払いを行なっているか、一目で把握することが難しくなってしまいます。さらにプライベートの支払いか事業用の支払いか曖昧なラインの決済に関して、クレジットカードを分けることで、決済を行うタイミングでどちらかに自分の意思で割り振るため、公私の線引きがハッキリすることもメリットと言えます。

経費の管理が楽になる

事務所の家賃の支払いや光熱費の支払い、仕事上で使用する物品の購入など、日常的に発生する様々な支払いに関して、事業用のクレジットカードで全て支払いを行なっていれば、そのカードの明細を見ることで毎月の経費の金額が明らかになります。プライベートの支払いと兼用している場合には、明細から事業用の経費を算出し直す必要が出てくるので、事務処理の工数が増えてしまうことがネックとなります。

年会費を経費に計上出来る

一般的に法人カードは個人用のカードよりも高額な年会費がかかるものです。しかし、この年会費は経費として計上することができます。細かいことですが、塵も積もれば山となるという意識を持って、こういった費用もしっかりと経費に計上することを徹底していきましょう。

フリーランス(個人事業主)が知らないと損する経費処理すべきものについてはこちら>>

法人カードは限度額が大きい

個人用のクレジットカードの場合、毎月の利用限度額は50万円〜100万円ほどに設定されているケースが多いですが、法人カードでは1,000万円を超える限度額が設定されているクレジットカードも存在します。業種にもよりますが、事業用の支払いをクレジットカードで行う場合、数百万にはおさまらないケースもあるでしょう。その場合は支払い限度額が大きな法人カードを契約することが必須となります。また普段はそれほど大きな金額での支払いが発生しない事業主の方であっても、万が一の際に対応できるよう、法人カードを契約しておくことを検討しても良いかもしれません。

法人カードは付帯サービスが豊富

法人カードには持ち主のビジネスをサポートする様々な特典・サービスが付随しています。例えばビジネスで飛行機を使用する方の場合、空港のラウンジサービスや手荷物宅配サービスなど、充実したサービスを受けることができ、快適な時間を過ごすことができるでしょう。その他、福利厚生サービスやビジネス上で利用するソフトウェアの利用料が優遇されるなど、各カード会社による様々な特典が用意されています。

このように法人カードはビジネスシーンで大活躍します。また、法人カードを使用していることにより、その方のビジネスへの本気度が取引先に伝わり、信頼度の向上に繋がる場合があります。本人としてもビジネス専用の法人カードを持つことで、気持ちが引き締まり、仕事に対してポジティブに取り組めるという効果もあるでしょう。

フリーランス がクレジットカードを持つデメリット
・年会費がかかる

年会費がかかる

フリーランスが法人カードを持つ事のデメリットをしいて挙げるとすれば、年会費が高額であることでしょう。1万円前後の年会費の設定となっているカードが多く、中には10万円を超える年会費が必要となるカードもあります。年会費が高額なカードは、それだけ多くの特典が用意されていたり、所有していることによるステータスの向上に役立つ1枚であることは間違いありません。年会費と特徴を見比べて、どこのカードを所有するか検討すると良いでしょう。

クレジットカード作成時の審査が厳しい

個人のクレジットカードと比較し、法人カードは審査基準が厳しく、審査の時点で諦めてしまう方が多いのも事実です。法人カードの一般的な審査条件としては、以下の通り。

法人カードの審査基準
・設立から3年以上
・2期連続の黒字決算
・固定電話を所有している(絶対条件ではない)
・事務所を所有している(絶対条件ではない)



このように開業したてのフリーランスにとっては審査のハードルがとても高いのが法人カードのデメリットと言えます。固定電話や事務所の有無については、カード会社によっては絶対条件ではない場合もあるようです。

フリーランスがクレジットカードを作りづらい理由と作るためのポイント

フリーランスがクレジットカードを作りづらい理由について解説させて頂きます。
一般的に言われていることとして、フリーランスは安定収入を証明することが難しく、新規のクレジットカードを作る際、審査で落ちてしまうケースが多くあるようです。ただし工夫次第で会社員の方同様、クレジットカードを作ることができますので安心してください。
ここからはフリーランスの方がクレジットカードの審査を通過するために気をつけるポイントについて解説していきます。

返済の遅延・未払いがないか

クレジットカード会社が最もシビアにチェックするポイントが、過去の返済に関する情報になります。これまでに支払い遅延や未払いが発生していないか。いわゆる事故情報がないかどうかは、審査の際には全て調べられています。これらの情報は信用情報機関という組織が管理しており、一定期間はカード会社などはその情報を見ることができるようになります。
クレジットカードの利用情報だけでなく、携帯電話の支払いに関してやローンの支払いについても同様で、過去に遅延や未払い分が存在しているとクレジットカード会社にも伝わってしまいます。

毎年一定以上の収入をキープする

前述の通り、フリーランスは毎年安定した収入を得続けるのが難しいものですが、出来る限り毎年平均的に売り上げを獲得し、右肩上がりで増やしていきたいところです。また、フリーランスとして3年以上の実績があり、収入が横ばいもしくは上向きである場合には、フリーランスであってもクレジットカードを作れる可能性が高いでしょう。
もし開業したてで年間を通しての実績がない場合は、収入証明書の提出が難しくなるため、クレジットカードの発行が難しいケースが多いでしょう。
そのため、独立前の会社員時代にクレジットカードを作っておくことをおすすめします。

同居家族(世帯主)の使用情報を利用する

自身が世帯主ではない場合、本人の収入が安定していなくても、世帯主の信用情報を利用しクレジットカードを作ることができます。クレジットカード申し込みの際に、世帯主を記入する欄があるため、そちらに情報を記述しましょう。世帯主の方が企業に勤めて安定した収入を得ている場合、万が一本人が支払いができないときでも、世帯主による支払いが可能であるという考えのもと、審査に通過しやすくなるでしょう。

フリーランス がクレジットカード(法人カード)を作成する方法

フリーランスが法人カードを作成する際に気をつけるべきポイントについて解説させて頂きます。一般的に個人カードよりも法人カードを作成することの方がハードルが高いと言われています。ここで紹介するポイントを抑えて、フリーランスであっても法人カードを所有することに挑戦してほしいと思います。

フリーランスが法人カードを作成するテクニック
・審査のハードルが低い法人カードを選択する
・クレジットカードの利用履歴を作る
・キャッシング枠は設定しない
・一度に複数のカードを申し込まない
・事業主であることを証明する

審査のハードルが低い法人カードを選択する

通常、法人カードの審査には登記簿謄本や決算書の提出が必要となります。しかし、中にはこれらの書類が不要で、先ほど紹介させて頂いた設立からの期間や黒字であることなどの条件に当てはまらなくても審査に通過できる法人カードも存在します。

クレジットカードの利用履歴を作る

前述の通り、クレジットカードの審査には過去の利用履歴をチェックされることが一般的です。支払いの滞納や未払いがあってはもっての外ですが、過去に一度も利用の履歴がないこともマイナスの要因となってしまう可能性があります。もしまだ一度もクレジットカードを利用したことがない方であれば、法人カードを申し込む前に、個人カードで利用実績を作っておくことをおすすめします。

キャッシング枠は設定しない

クレジットカードのキャッシング枠をつけることで、審査のハードルが上がってしまいます。よほど必要でない限り、キャッシング枠はなしで申し込みすることをおすすめします。一般的には法人カードにはキャッシング機能が付かないことが多いですが、中にはフリーランス限定でキャッシング枠を設ける事ができるサービスもあるようです。

事業主であることを証明する

会社などの組織に所属していないフリーランスの方は、事業者なのか仕事をしていない無職者なのか、その区別がつきづらいと見なされるケースがあります。しっかりと事業者として活動していることを示すために、事業用の固定電話や事務所、事業用の銀行口座を用意するという方法があります。法人カード申し込みの際にこれらの情報を記載することで、事業者として生計を立てている人物と見なされ、審査にプラスの影響を与えてくれるでしょう。

まとめ

今回はフリーランスがクレジットカードを作るメリットと審査通過のポイントについて解説させて頂きました。フリーランスの方にとってクレジットカード(特に法人カード)を作ることはハードルが高いことかもしれません。しかし今回紹介させて頂いたようなテクニックを活用して頂き、日頃から信用を高める努力をすることで、カード作成時の審査を通過できる「信頼度の高い個人」となれるのです。ビジネスをスマートに展開していくために必須とも言えるクレジットカード。是非この記事をきっかけに、1枚持ってみることをおすすめします。

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