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フリーランスが仕事用メールアドレスを作るメリットや取得方法を解説

フリーランスが仕事用メールアドレスを作るメリットや取得方法を解説

最終更新:2021/10/13 投稿:2019/10/16
フリーランスが仕事用メールアドレスを作るメリットや取得方法を解説

今回はフリーランスに仕事用のメールアドレスが必要な理由や、独自ドメインのメールアドレスを作成することのメリット、ドメインの決め方や、取得方法などについて解説していこうと思います。なんとなくGmailなどのフリーアドレスでビジネスをスタートしてしまうフリーランスが多い中、一歩差をつける意味でも、独自ドメインのメールアドレスについて正しい知識を身につけ、うまく活用して頂ければと思います。

フリーランスに仕事用メールアドレスが必要な理由

フリーランスが仕事用のメールアドレスを用意した方が良い理由について解説させて頂きます。現在、仕事を行う上で、ほぼ必ず必要となるのがメールアドレスです。かつては電話がコミュニケーションの中心となっていた時代もありましたが、今は情報通信の発達が進み、メールでのやりとりが中心になっています。初めて対面した時に渡す名刺にもメールアドレスは掲載することが必須の情報となっており、フリーランスとして活動をしていくことを決めたタイミングで早期に検討しておきたい内容になります。
そこでまず検討すべきなのが、仕事用のメールアドレスを独自ドメインで新たに取得するか、Gmailなどに代表されるフリーのメールアドレスを利用するかと言う選択肢です。

Gmailをビジネス利用することについて

まずはGmailなどのフリーメールを仕事用として利用することについて解説させて頂きます。世界でもっともユーザが多いことで知られているメールサービスが「Gmail」です。フリーランスとして活動している方の中にも、Gmailを使用している方がいるのではないでしょうか?
メーラーとしての機能も高く、管理がとてもしやすいため、一見するとビジネス用途での使用もなんら問題がないように思えますが、実はGmailを仕事で利用することはあまり好ましくないと言われています。
Gmailは無料で複数アカウントを作成できる手軽さゆえ、悪質なスパム業者に使用されるケースも多く、企業からの印象があまり良くないとされています。
ある程度規模の大きな企業や、セキュリティ対策がしっかりした企業になると、Gmailを使用している取引先はNGという規定がある場合もあるようです。

同様の理由で、もちろんYahoo!メール、Exciteメール、Outlookメールなど、フリーメールのサービスもビジネスには適していないと言えます。

これらのことから、仕事用のメールアドレスには、独自ドメインで作ったオリジナルのメールアドレスを用意することが好ましいです。

仕事用メールアドレスを作るメリット

独自ドメインで仕事用のメールアドレスを作るメリットを解説させて頂きます。
お金をかけて独自ドメインのメールアドレスを作成することで、以下のようなメリットがあると言えます。

独自ドメインメールアドレスのメリット
・取引先からの信頼性アップ
・対外的なイメージアップ
・当人的なモチベーションアップ

取引先からの信頼性アップ

前述の通り、フリーのメールアドレスだとセキュリティの面でも信頼を獲得することは難しい一方で、独自ドメインであれば情報漏洩のリスクを抑えることができるため、取引先からすると「安心して仕事ができる相手」として認めてもらうことができます。

対外的なイメージアップ

取引先だけでなく、仕事で関わる様々な人から「しっかりと事業活動を行なっている人」という認識で映ることでしょう。フリーのメールアドレスを利用している場合、大変な仕事が発生したら連絡が取れなくなってしまうのではないか…と不安に思われてしまうケースが想定されます。

本人的なモチベーションアップ

フリーランスとして活動開始するタイミングで新たなメールアドレスを用意することで、心機一転「これからこのメールアドレスで頑張る」というポジティブな気持ちが芽生える方が多いのではないでしょうか。思い入れのあるドメイン名で作成したメールアドレスであれば尚更です。

独自ドメインのメールアドレスの作り方

独自ドメインのメールアドレスの作り方をざっくり解説させて頂きます。
仕事用のメールアドレスを一から作成して、利用できる状態にするには以下のような手順を踏む必要があります。初めて独自ドメインのメールアドレスを作成する人にとっては、少し大変な作業のように思えますが、一度やってしまえば意外と簡単だったと思えるでしょう。

独自ドメインメールアドレスの作成方法
①独自ドメインを取得(有料)
②GSuiteを利用してGmailで受信できる環境を作る(有料)

上記の手順で設定作業を進めていきます。
それではもう少し詳細な手順を以下に記載させて頂きます。




独自ドメインの取得方法

独自ドメインの取得方法についてより詳しく解説させて頂きます。
一般的にビジネスで良く見かけるメールアドレスと言えば、「〇〇.com」「〇〇.co.jp」などになると思います。〇〇の部分は自分で好きに決めることができる部分でになります。このようなメールアドレスを作成することが、独自ドメインでのメールアドレス作成になります。ドメインを取得するにあたって、まずはドメイン販売サービスを行なっている業者にお金を支払って、いずれかのドメインを購入する必要があります。

独自ドメインの費用について

それでは独自ドメインの購入と費用について解説させて頂きます。
ドメインの購入費用は、最初の登録費用でまずは請求が発生し、その後は基本的に1年ごとに更新料を支払うというケースが一般的かと思います。
ドメインの種類ごとに料金が異なりますが、一般的に利用されているドメインの場合、数百円〜2,000円前後の場合が多くなっています。購入するサービス会社によってプランや金額が異なるため、いくつか比較してみることをおすすめします。

大手ドメイン取得業者
・お名前.com  http://www.onamae.com/
・ムームードメイン https://muumuu-domain.com/
・スタードメイン http://www.star-domain.jp/

ローカル名の決め方

おすすめの『ローカル名』の決め方について解説させて頂きます。
「△△@〇〇.com」の△△に当たる部分については、名前をベースに考えるのが一般的です。例えば、「佐藤太郎」さんの場合、「taro.sato@〇〇.com」「t-sato@〇〇.com」「sato-taro@〇〇.com」などが挙げられます。このように設定しておくことで、相手から見ても誰から送られてきたメールであるのかが一目瞭然ですし、もし従業員を雇うことになった場合、名前の部分を変えれば、統一感のあるメールアドレスを作ることができます。

ドメイン前半部分は屋号名・サービス名を考慮する

おすすめの『ドメイン前半部分』の決め方について解説させて頂きます。
「△△@〇〇.com」の〇〇に当たる部分については、今後行なっていくサービス名や取得する屋号などがある場合は、それらをベースに考えていくのが良いです。例えば「佐藤デザイン事務所」という屋号で活動を行なっていく場合、「△△@sato-design.com」などにしておけば、受け取った相手があなたの職種を理解しやすいです。

ドメイン前半部分の決め方については、「屋号の決め方」がヒントになるかもしれません。

フリーランスが屋号を持つメリットと決める上でのポイントについてはこちら>>

重複のないドメインを取得する

上記ドメインの前半部分を決めるにあたって、すでに世の中に存在しているドメイン名と重複したドメインを取得することはできません。大抵どのドメイン取得業者でもwebサイトをみると、自分が取得したいドメインを入力できる画面があり、そこで検索をかけることで、そのドメインが使用可能かどうか、一目で確認することができます。

ドメイン後半部分に最適なのは?

1:「.com」
「.com」は企業やフリーランスとして活動を行う方のメールアドレスとして人気があるドメインです。ビジネスでも比較的よく見かけるドメインになるので、信頼性も高く、年間1,000円前後と費用も平均的。フリーランスのメールアドレスとしては、最もおすすめできるドメインになります。

2:「.biz」
「.biz」は近年人気が上昇してきているドメインになります。名前の通り、ビジネス用途専用のドメインとなっており、「.com」よりも安価で利用できることから、フリーランスの方の利用人数が年々増加してきています。

3:「.net」
webサービスやメディアを運営している方に人気のドメインになります。フリーランスのメールアドレスで使用することをメインに考えると、最適とは言えないドメインになりますが、集客サイトにかなり力を入れている場合、そのサイトのドメインを「.net」にして、それに合わせる形でメールアドレスも「.net」に設定するのが良いかもしれません。

4:「.co.jp」
ビジネスでは圧倒的に多く使用されているドメインですが、日本国内に登記されている法人のみが取得できるドメインになるため、フリーランスの方は残念ながら取得できません。取得のための審査が厳しいため、日本で最も信頼性の高いドメインと言われています。ちなみに「.co.jp」の「co」はcorporate(会社)の略になります。

5:「.jp」
「.jp」は「.co.jp」と違い、フリーランスでも使用できるドメインです。ただし年間の登録料が5,000円〜10,000円と高価なため、個人で契約するには少し勇気のいるドメインです。




GSuiteを利用してGmailでメールを受信する

取得した独自ドメインをGmailで送受信する設定について解説させて頂きます。
このGSuiteと言うサービス、有料(月額680円〜)で利用できるGoogleのビジネス用アカウントのようなもので、こちらを利用することで、取得した独自ドメインのメールアドレスをGmailで送受信することができるようになります。

ドメインをすでに取得している場合、管理者アカウントで G Suite にログインし、本人確認を実施してログインを完了したら、メニューから「ドメインの確認とメールの設定」を選択します。この状態ですと、インターネットからのメールを受信することができない状態なので、ドメインホストに「TXTレコード」「MXレコード」を追加することで、DNSでドメインのメールサーバーのホストを解決し、メールの送受信ができるように設定をします。
これで、ユーザーが独自のドメインを使用してメールアドレスを利用することができるようになります。

まとめ

フリーランスに仕事用のメールアドレスが必要な理由や、独自ドメインのメールアドレスを作成することのメリット、ドメインの決め方や、取得方法などについて解説させて頂きました。独自ドメインのメールアドレスを使用することで、様々なメリットがあることをご理解頂けましたでしょうか?細かいことのように思えますが、イメージは意外に重要。個人のブランド力で戦っていくフリーランスであれば、尚のこと「自分が相手にどのように映っているか」ということを意識しながら、仕事をしていくことをおすすめします。

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