APIを理解する！APIの利用目的やWEB APIについてなど簡単に解説！

最終更新：2020/04/08 投稿：2020/01/05

APIとはソフトウェアを第三者のソフトウェアと共有することでアプリケーションの連携をさせることです。APIという言葉はエンジニアの方のみならずWebサービスを利用する方であれば誰しもが触れるものです。では皆さんこのAPIについてどのような利用目的があるのかご存知でしょうか。この記事ではAPIを理解するためにAPIの利用目的やWeb APIについてなどを簡単に解説していきます。

APIとは

APIの利用目的

開発の効率化

開発コストの削減

高度な機能追加を実現

Web APIとは

REST API

SOAP API

まとめ

APIとは

『ソフトウェアを第三者のソフトウェアと共有することでアプリケーションの連携をする』
APIという呼び名は『Application Programming Interface』の略語です。APIという言葉は主にソフトウェアを第三者が開発したソフトウェアと繋ぎ、アプリケーションと呼ばれる機能を連携し共有できるようにするという意味で使われます。
例えば利用頻度の高い機能がある場合にAPIを用意することによって、アプリケーション単位でプログラムを一から作成する必要がなくなります。また『Web API』という言葉も存在し、こちらはプログラムがWeb上に公開、保管されているものを外部から呼び出して利用することが出来るものです。APIが存在することで開発や機能追加を効率的に実施出来ます。

APIの利用目的

APIの利用目的について見ていきましょう。

開発の効率化

開発や機能追加などの作業を行う際に、全てのプログラムを位置から作成するにはその分だけ工数が発生してしまいます。必要なアプリケーションによって、すでに公開されているAPIが存在する場合には、そのAPIを活用することで新規でのプログラム作成やその他必要な処理を省くことが出来ます。これによって開発時間の削減が可能となり開発の効率化へと繋がります。システム開発を行う頻度が高い場合には、利用頻度の高い機能など予測される場合にあらかじめAPIを用意しておくことで効率的な作業へと導けます。

開発コストの削減

APIを利用することで新規でのプログラム作成が不要となります。その分だけ当初見積もっていた一から作成するプログラム作業の工数が無くなりコストカットを実現することが出来ます。特に『Web API』においては無料で公開されているものが多く、手軽に利用出来ます。

高度な機能追加を実現

システム開発やWebサイトの作成において、特定の機能によっては自社の開発メンバーの技術力では対処できないとされる場合に直面するケースもあるかと思います。このような場合でも目的とする機能のAPIが公開されていれば容易に実現が可能となります。

Web APIとは

Web APIとはAPI提供社とAPI利用者をWeb上でやりとりを実現するためにHTTPプロトコルを用いてネットワーク越しに連携を行うAPIのことです。Web APIの重要性は年々高まっており凄まじいスピードで普及がされております。今やWeb APIに触れたことの無い方はいないと言っても過言では無いでしょう。例えば大人気のSNS『Instagram』はFacebook APIを利用しております。Facebook APIを利用することでInstagramへFacebookの情報を共有することを実現しております。Web APIには代表的な実装方法として、RESTとSOAPがあります。

REST API

REST APIとはRESTの思想や原則に沿った形で設計されたAPIです。RESTとは『REpresentational State Transfer』の略語であり、Webサービスの設計モデルを表す名称です。RESTはリソース指向であり、名詞、オブジェクト名、対象単位でAPIを整理します。

SOAP API

SOAP APIとは思想や原則に沿った形で設計されたAPIです。SOAPとは『SimpleObject Access Protocol』の略語であり、Webサービスの設計モデルを表す名称です。SOAPはサービス指向であり、動詞、コマンド名、メソッド単位でAPIを整理します。

まとめ

APIを理解するためにAPIの利用目的やWEB APIについて解説させて頂きました。APIを一言で表すと『ソフトウェアを第三者のソフトウェアと共有することでアプリケーションの連携をする』です。アプリケーションの連携をさせることで多種多様な機能追加や共有が実現できるメリットや開発の効率化及びコスト削減など沢山のメリットがあります。WEB APIにおいては凄まじいスピードで提供される数が増えており今後も重宝されることでしょう。APIについてこの記事で書かれている内容は理解しておくようにしましょう。