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Blazor(ブレイザー)を理解する!初心者でも分かる特徴、基礎知識について簡単に解説!

Blazor(ブレイザー)を理解する!初心者でも分かる特徴、基礎知識について簡単に解説!

最終更新:2021/05/07 投稿:2021/03/11
Blazor(ブレイザー)を理解する!初心者でも分かる特徴、基礎知識について簡単に解説!

BlazorはWEBアプリケーション作成の為のフレームワークです。様々な機能を持ちますが、中でもC#でクライアントサイド(Webブラウザ側)も実装することができるという特徴で話題を呼びました。2018年に初版がリリースされたばかりの新しいサービスです。この記事ではBlazorを理解するために初心者でも分かる特徴、基礎知識について簡単に解説していきます。

Blazorとは

Blazor(ブレイザー)とは.NET環境で使用することのできるWEBアプリケーション作成の為のフレームワークです。Blazorの開発はMicrosoft社によって設立された『.NET Foundation』によって行われました。最初の正式版リリースは2018年に発表されたものです。Blazorで活用できる主な言語は「C#」です。C#でクライアントサイド(Webブラウザ側)も実装することができるという特徴があります。またJavaScriptと相互運用することもでき、.NETメソッドからJavaScript関数を呼び出すことが可能です。このようにBlazorではクライアントサイドで動作するモデルの『Blazor WebAssembly』とサーバーサイドで動作するモデルの『Blazor Server』が用意されております。

『Blazor 基本情報』
開発者:.NET Foundation
種別:ASP.net Core /
特徴:
・C#でクライアントサイドの実装ができる
・クライアントサイドとサーバサイドの両モデルを併せ持つ
・.NETライブラリなどノウハウが使用できる

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.NET Framework

.NET Frameworkとはマイクロソフト社が開発・提供するアプリケーション開発・実行環境用フレームワークです。主にVisual Studioで開発したプログラムをWindows上で動作させる
ためのに使用されます。Windowsアプリケーションのみならず、WebサービスやWebアプリケーションなどの開発をすることが出来ます。.NET Frameworkは『共通言語ランタイム』『基本クラスライブラリ』『フレームワーク』の3つで構成されております。また最大の特徴として『複数の言語で開発出来る』ということが挙げられます。

.NET Frameworkの特徴や基礎知識などを解説している記事はこちら>>

.NET Core

.NET Coreとはクロスプラットフォームを特徴とする.NET実装方法の一種です。.NET Coreの開発はMicrosoft社によって設立された『.NET Foundation』によって行われました。最初の正式版リリースは2016年6月に発表された『.NET Core1.0』です。.NET Coreの登場によって「クロスプラットフォーム」×「プログラミング言語多種」といった開発言語の選択肢を増やせるという環境が出来上がりました。その他の特徴として「軽量」「フレキシブル」などが挙げられます。Xamarinの主な機能も兼ね備えていることから、『.NET Framework』と『Xamarin』両者を併せ持つ進化系と言われております。

.NET Coreの特徴や基礎知識などを解説している記事はこちら>>

C#とは

C#とはマイクロソフト社のアンダース・ヘルスバーグ氏が設計したプログラミング言語です。C#という言語はマイクロソフト社が開発した『.NET Framework(ドットネットフレームワーク)』と共に2000年に誕生しました。C#はマルチパラダイムと呼ばれる複数のスタイルから構成されており中でも、オブジェクト指向が主のスタイルです。C#の特徴として『マルチパラダイムでオブジェクト指向が主』、『.NET Framework』、『Windowsアプリの開発に向いている』などが挙げられます。C#はマイクロソフト社が開発・提供していることもありWindowsアプリケーションの開発に非常に向いております。

C#のメリット、デメリットなどの基礎知識を解説している記事はこちら>>

Blazorの読み方・名前の由来

Blazorの読み方は『ブレイザー』です。名前の由来はコンポーネント指向のフレームワークであることからきているようです。コンポーネントはRazor構文で記述することから、そこにブラウザ(Browser)の要素を掛け合わせ名付けられたようです。

「Browser」+「Razor」 = 『Blazor(ブレイザー)』

Blazorの特徴

Blazorの特徴を見ていきましょう。

C#でクライアントサイドの実装ができる

BlazorはC#でクライアントサイドの実装ができるという特徴があります。従来クライアントサイド(Webブラウザ側)はJavaScriptで実装するのが主流でした。というのも他の選択肢がなかったところ新たに登場したのがBlazorなのです。BlazorはSignalRという接続方式を採用していることでクライアントサイドの実装を可能としております。またJavaScriptと相互運用することもでき、.NETメソッドからJavaScript関数を呼び出すことが可能です。

クライアントサイドとサーバサイドの両モデルを併せ持つ

Blazorはクライアントサイドとサーバサイドの両モデルを併せ持つという特徴があります。

『Blazor WebAssembly』
Blazor WebAssemblyは.NETを使用し対話型のクライアント側Webアプリケーションを構築するためのSPAフレームワーク
『Blazor Server』
Blazor Serverを使用することでアプリは ASP.NET Core アプリ内からサーバー上で実行されます。

.NETライブラリなどノウハウが使用できる

Blazorは.NETライブラリなどノウハウが使用できるという特徴があります。

.NETにおけるクライアントサイドフレームワーク

.NETにおけるBlazor以外のクライアントサイドフレームワークを見ていきましょう。

Windows Forms

WindowsFormsとはマイクロソフト社が開発する『NET Framework』に含まれるグラフィカルユーザーインターフェイスAPIです。WindowsFormsのFormsが指す『Forms(フォーム)』は『ウィンドウ』のことであり画面のことを意味しております。Windowsのユーザーインターフェイス要素へのアクセスを提供するフレームワークと考えるのが分かりやすいです。WindowsFormsの特徴は「直感的な画面作成」「イベントドリブンモデル」「学習コストが低い」などが挙げられます。

Windows Formsの特徴や基礎知識などを解説している記事はこちら>>

WPF

WPF(Windows Presentation Foundation)とはマイクロソフト社が開発する、.NET Framework 3.0以降に含まれるユーザインタフェースサブシステムです。主にソフトウェアのユーザインターフェース(表示、操作処理など)を開発するための機能が用意されております。WPFの特徴は「グラフィックス(Direct3D)」「Rendering Tier」「柔軟なUIカスタマイズ」などが挙げられます。XAML(ザムル)と呼ばれる XMLベースのマークアップ言語を用いて従来よりも高い操作性、表現力を持つアプリケーションの外観や動作を効率的に定義することができます。

WPFの特徴や基礎知識などを解説している記事はこちら>>

まとめ

Blazor(ブレイザー)を理解するために初心者でも分かる特徴、基礎知識について簡単に解説させていただきました。Blazorを一言で表すと『.NET環境で使用することのできるWEBアプリケーション作成の為のフレームワーク』です。大きな特徴はC#でクライアントサイド(Webブラウザ側)も実装することができるという点です。Blazorについてこの記事に書かれている最低限の内容は理解しておくようにしましょう。

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