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フリーランスが事業用銀行口座を作るべき理由とおすすめ銀行を紹介

フリーランスが事業用銀行口座を作るべき理由とおすすめ銀行を紹介

最終更新:2021/10/13 投稿:2019/10/01
フリーランスが事業用銀行口座を作るべき理由とおすすめ銀行を紹介

フリーランス(個人事業主)として活動していく上で必ず必要になってくる銀行口座。クライアントから入金してもらう際や、発注先に振込する際に自分の銀行口座を持っておく必要があります。さらに言うと仕事用の銀行口座はこれまで使っていたプライベートの銀行口座と分けることをおすすめしています。今回は事業用口座を作るべき理由とフリーランスが開設するのにおすすめの銀行口座を解説していこうと思います。

プライベート用口座と事業用口座の違い

プライベート用口座は個人的な買い物や生活費の支払い、携帯料金の支払い、その他プライベート使用するクレジットカードの引き落としや保険料などの支払いなど、個人的なお金のやりくりに使用する銀行口座になります。このプライベート用の銀行口座をそのまま仕事用の口座として併用しているフリーランスの方もいらっしゃいますが、実は別で事業用口座を用意した方が様々なメリットが得られるのです。事業用口座は仕事に関わる支出のみを管理する銀行口座で、その支出明細を見れば事業資金の流れが一目で確認できると言うのがポイントになります。

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事業用口座を開設するメリット

事業用口座を開設する一手間を開業時に行なっておくことで、後から様々なメリットを享受することができるようになります。最初に面倒臭がって口座を分けなかったことを後悔する人は少なからずいることでしょう。それでは事業用口座を開設することのメリットを解説していきます。

事業の支出・財政状況が把握しやすい

事業用口座を持つことで、事業目的で動いたお金の支出が通帳やアプリの入出金履歴を見るだけで明らかになることが大きなメリットと言えるでしょう。最初にいくらかの事業資金を口座に入れておいたとして、そのお金が増えているのか、減っているのかで事業が黒字なのか赤字なのかを判断することができます。もしこれがプライベート用と兼用していた場合、内訳を分解して計算する必要があり、支出が不透明になるため「想定していたよりも赤字だった」ということが発生しかねません。

簿記の作成が容易になる

年度末の確定申告の際に、控除額の大きい青色申告を選択すると複式簿記の記帳が必要になります。複式簿記に記入する際にお金の支出について詳細を記入する必要があるため、専用の口座でお金の管理をしていないと記入がとても手間のかかる作業になってしまいます。もし青色申告を毎年行なっていく予定の方は、事業用の口座を持つことが必須になります。

税務調査に備えることができる

税務調査とは税務署などが納税者の申告内容が正しいか帳簿で確認し、誤りがあれば是正を求める一連の調査のことを言います。つまり納税している人であれば誰でも税務調査の入る可能性があり、それはフリーランスであっても当てはまります。税務調査が入ると収支に関わる様々な書類を提出する必要があり、もちろん通帳もチェックされてしまいます。その通帳にプライベートの支出が混ざっていることで、わかりづらいと同時に、プライベートの支出を事業用経費として計上しているのではないか、と疑いをかけられる恐れもあります。

屋号名で口座開設するメリット

フリーランスとして活動している方の中には屋号を持っている方もいると思います。屋号を持つことで顧客からの信頼を得られたり、事業内容を容易に想像させたりと様々なメリットがありますが、この記事では屋号名で口座解説をするメリットについて紹介させていただきます。

屋号を持つことのメリットや屋号の決め方について分かる記事はこちら>>

確定申告の際に便利

確定申告の際には事業用で使用している収入や経費を全て申告する必要があります。プライベート用の銀行口座が同じく個人名で開設されているものだと、どの口座が事業用だったかパッと見で判断が難しくなります。屋号で口座を開設していると事業用であることが一目でわかる為便利であると言えます。

顧客から信頼を得られる

屋号名の口座を持つことで取引先からの信頼度があがります。対面で会った事のない相手と行うビジネスなどでは、限られた情報だけで信頼度が決定する為、なおさら屋号で口座を取得しておく事の重要性が高まります。

屋号名で口座を開設できる金融機関

屋号付き口座ははメガバンク、ゆうちょ銀行、ネット銀行などで開設することが可能になっています。

屋号名で口座開設できる銀行(一部)
・三菱UFJ銀行
・みずほ銀行
・三井住友銀行
・りそな銀行
・ゆうちょ銀行
・楽天銀行
・ジャパンネット銀行

屋号付き口座を開設するためには「開業届」や「屋号確認資料」など、個人での口座開設の時とは異なる書類が必要になるため、事前に各金融機関のホームページなどで確認するようにしましょう。

フリーランスが検討するべき銀行の種類

一口に銀行口座を作るといっても日本には様々な銀行の種類があり、まずはどのタイプの銀行に口座を開くかということを検討しなくてはなりません。以下に金融機関ごとの特徴、メリットなどを紹介していきます。

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信頼度・知名度ともに高いメガバンク

メガバンクはとにかく信頼度と知名度が高いのがメリットとなります。大手メガバンクに口座を持っているだけで、ある程度の信頼が得られるというのはとても大きなメリットになりますよね。また全国各地にATMや支店が存在している為利用しやすいこともメリットであると言えるでしょう。一方でこれらメガバンクで口座開設する際の審査はとても厳しく、フリーランスにはなかなか難易度が高いとも言われています。

利便性の高さが抜群のネット銀行

入金出金の管理がネットを通してできる上、取引の手数料が無料になるケースが多くとても利便性が高いことがメリットになります。またコンビニでも手数料無料で取引ができる為、時間問わず便利に使用できることも大きなメリットです。ネット銀行が世の中に出てきたばかりの頃はセキュリティなど信頼性の問題で利用を控えてきた人が多くいると思いますが、最近では大きなトラブルもなく、徐々に信頼を勝ち取っていると思われます。

地域密着事業主におすすめの信用金庫

信用金庫は地域の中小企業や個人事業主に対してのサポートが手厚いことがもっとも大きなメリットと言えます。将来的に事業を大きくしていく際に融資を受けたい時も相談がしやすいと言えるでしょう。口座開設する条件として、営業している地域に住居や事業所を構えている必要があります。

まとめ

フリーランス(個人事業主)が事業用銀行口座を作るべき理由やメリット、実際に口座開設する際に検討するべき金融機関について解説してきました。最重要事項であると言っても過言ではない「お金」の管理をより便利に、わかりやすく、そして間違いなく運用していくために、プライベート用の銀行口座とは別の事業用口座を作るべき理由が伝わりましたでしょうか。本業に全力を注げるよう、安心してお金の管理ができる環境を、開業のタイミングから整えておくことが、事業成功の秘訣と言えるかもしれません。

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