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Oracle DBAを理解する!初心者でも分かるタスク、市場価値、基礎知識などを簡単に解説!

Oracle DBAを理解する!初心者でも分かるタスク、市場価値、基礎知識などを簡単に解説!

最終更新:2021/05/21 投稿:2021/01/09
Oracle DBAを理解する!初心者でも分かるタスク、市場価値、基礎知識などを簡単に解説!

Oracle DBAとはOracle Databaseのデータベース管理者のことです。導入、運用、記録などの管理者として様々な知識を有する必要があり、データベースエンジニアの中でも高い市場価値が付けられております。Oracleがデータベースにおいて世界最大規模であることからOracle DBAは「DBA」と略して呼ばれることも多いです。この記事ではOracle DBAを理解するためにタスク、市場価値、基礎知識などを簡単に解説していきます。

Oracle DBA(データベース管理者)とは

OracleDBAとはDBMS(データベース管理システム)である「Oracle Database」の導入や運用、記録されたデータの管理を行う役目を持つ職種のことです。OracleDBAは「Oracle Database」運用全般の責任を持ちます。DBAとして活躍するにはOracle Databaseの仕組み全体を理解し、Oracleが提供する様々なコマンドやツールに関する知識を習得する必要があります。
そしてデータベース管理者であるDBAの仕事は多岐にわたって存在します。例えば「Oracle Database(データベース)の作成」「データベース記憶域構造の管理」「ユーザーおよびセキュリティの管理」などが挙げられます。必要な知識及び広範囲な業務への対応が必要なことからデータベースエンジニアの中でも高い市場価値が付けられております。

『DBAのタスク例』
・Oracle Database(データベース)の作成
・データベース記憶域構造の管理
・ユーザーおよびセキュリティの管理
・データベースのパフォーマンスの監視およびチューニング

Oracle Database(OracleDB)とは

Oracle DatabaseとはOracle社が提供する世界初の商用データベースです。メインフレームから各種UNIX系、Windowsまで、幅広いプラットフォームに対応しており世界最大規模のデータベースマネージメントシステム(DBMS)として親しまれております。多数あるデータベースと比べても大量にデータを扱うことを得意としております。そのため大規模なシステムのデータベースとして活用することに向いております。OracleDBを使用するために生まれたプログラム言語としてPL/SQLというデータベース言語があります。

Oracle Database(OracleDB)の歴史や特徴を解説している記事はこちら>>

データベースとは

データベースとは様々な情報を整理し効率よく使用するために格納するデータの集合体のことです。データベースには様々なデータを効率よく管理するための機能が用意されております。また大量のデータを高速に処理することも可能です。用途は様々で顧客管理や在庫管理などの複数のデータを取り扱うことが必要とされる業務に使用されます。主なデータベースの種類としてOracleDBやMySQLなどが挙げられます。

データベースの種類や特徴を解説している記事はこちら>>

DBMS(データベース管理システム)とは

DBMSとはデータベースを構築するためにデータベースの運用、管理を実行するためのシステムです。代表的な製品としてOracle Database以外にも「SQL Server」「MySQL」などが挙げられます。

DBMS(データベース管理システム)の歴史、種類、基本的な機能などの解説された記事はこちら>>

Oracleとは

Oracleとは米国発祥の世界で有数のソフトウェア企業です。DBMS(データベース管理システム)のOracle Databaseを主力商品としており、他にもに加え、データベース開発ツール、ERP、CRM、SCMなどの製品を持っております。

Oracle DBAの読み方

Oracle DBAの読み方は『オラクルデービーエー』です。IT業界では「DBA」と省略して呼ぶことが一般的となっております。DBAは『Database Administrator』の略式であり、直訳すると「データベース管理者」となります。

Oracle DBAのタスク

Oracle DBAのタスクについて見ていきましょう。

・Oracleソフトウェアのインストール
・Oracle Databaseの作成
・新しいリリースへのデータベースおよびソフトウェアのアップグレード
・データベース・インスタンスの起動および停止
・データベース記憶域構造の管理
・ユーザーおよびセキュリティの管理
・表、索引、ビューなどのデータベース・オブジェクトの管理
・必要に応じたデータベースのバックアップおよびリカバリ操作の実行
・データベースの状況の監視および予防または修正アクションの実行(必要な場合)
・データベースのパフォーマンスの監視およびチューニング
・診断およびOracleサポート・サービスへの重大なエラーの報告

※参照:Oracle(公式)[Oracle DBAの一般的なタスク>>

Oracle DBAの市場価値

Oracle DBAの市場価値は非常に高く一般的なデータベースエンジニアの一人月辺りの就業単価が40-60万円が目安であることに対しDBA(データベース管理者)の一人月辺りの就業単価は60-80万円が目安となっております。DBAの募集要件に多くの場合『ORACLE MASTER Gold(オラクルマスター ゴールド)』の有資格者であることが求められます。DBAの次のキャリアップは『データベースコンサルタント』です。この領域に到達すると一人月辺りの就業単価は80-120万円が目安となり、データベースエンジニアとして最上級のクラスとなります。
(参照:Hack’en-フリーランス-

『Oracle Masterとは』
Oracle Masterとはオラクル社が公式に認定する「Oracle Database」に関する資格です。主にデータベースの管理/運用のほか、SQLに関する知見が問われる問題を出題されます。
『Bronze(ブロンズ)』『Silver(シルバー)』『Gold(ゴールド)』『Platinum(プラチナ)』の4つのランクが用意されております。

OracleMasterの種類(ランク)やそれぞれの特徴などを解説している記事はこちら>>

Oracle DBAが使用するツール

Oracle DBAが使用するツールを見ていきましょう。

Oracle Universal Installer(OUI) Oracleソフトウェアのインストールやアップグレード、削除に使用
(GUIツール)
Database Configuration Assistant(DBCA) データベースの作成や構成変更、削除に使用(GUIツール)
Database Upgrade Assistant(DBUA) 既存データベースのアップグレードに使用
(GUIツール)
Oracle Net Manager データベースにネットワーク接続するときのミドルウェアを構成
(GUIツール)
Oracle Enterprise Manager ブラウザを使用したOracle環境を管理するためのツール
SQL*PlusとiSQL*Plus データベースを操作するためのコマンドラインツール
Recovery Manager(RMAN) バックアップとリカバリを行うツール
Data Pump 一つのDBから別のDBへデータを高速転送
SQL*Loader 外部ファイルからOracleDBにデータをロード

まとめ

Oracle DBA(データベース管理者)を理解するために初心者でも分かるタスク、市場価値、基礎知識などを簡単に解説させて頂きました。Oracle DBAを一言で表すと『Oracle Databaseのデータベース管理者』です。主なタスクとして「Oracle Database(データベース)の作成」「データベース記憶域構造の管理」「ユーザーおよびセキュリティの管理」などが挙げられます。Oracle DBAについてこの記事に記載されている最低限の内容は理解しておくようにしましょう。

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