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ニアショアを理解する!意味やメリット・デメリット、オフショアとの違いなどを簡単に解説!

ニアショアを理解する!意味やメリット・デメリット、オフショアとの違いなどを簡単に解説!

最終更新:2021/05/21 投稿:2020/05/11
ニアショアを理解する!意味やメリット・デメリット、オフショアとの違いなどを簡単に解説!

ニアショアはソフトウェアなどの開発業務の全部又は一部をオフショアと比べても近い拠点に委託・発注することを意味します。システム開発におけるリソース不足が深刻な昨今無くてはならない手段の一つです。オフショアと比べて物理的距離が近いことや国内発注のためコミュニケーションロスを発生させずにコストダウンが出来ると重宝されております。皆さんはこのニアショアという言葉の意味を正しくご存知でしょうか?この記事ではニアショアについて理解をするために意味、メリット・デメリット、オフショアとの違いなどを簡単に解説していきます。

ニアショアとは

ニアショアとはソフトウェアやアプリケーションの開発業務の全部又は一部をオフショアと比べても近い拠点に委託・発注することです。オフショアが海外を指すのに対してニアショアは日本国内の地方都市が対象です。東京などの都心部と比べて物価の安い地方都市へ外注することでコスト削減の期待が出来ることと同時にオフショアでネックとされていたコミュニケーションの壁も解消できることからハイブリッドな手段として人気を集めております。

オフショアについて解説された記事はこちら>>

ニアショアのメリット

ニアショアのメリットについて見ていきましょう。

コスト削減

ニアショアではコスト削減を実現出来ることがメリットとして挙げられます。日本国内の地方都市へ業務を切り出すニアショアでは首都圏に比べて人件費や物価の関係も有り、約7割~8割程度へとコストを抑えることが出来ます。オフショア程の大きなコストカットは見込めませんが国内発注であるためスムーズ対応・連携や品質を担保しながらコスト削減が出来ることは大きなメリットと言えるでしょう。

コミュニケーションが取りやすい

ニアショアは北海道や福岡などの地方都市への発注ということもあり日本語でのコミュニケーションが行えるため意思疎通も今まで通り不自由なく行なえます。また文化や情報量の違いなども一切無いため、連絡手段が代わるだけでコミュニケーションにおいてその他なんら変わりがなくスムーズに行えることがメリットとして挙げられます。

安心して発注が可能

オフショアと比較した場合に海外への発注に伴うリスクが生じます。これは通しても国をまたぐことによる情報量の違いから相手方の状況や実績を正しくリサーチすることが難しくリスクを拭いきれないことが多いのが現実です。他にも為替変動など取引先となる国の経済状況によってコストが変わる場合もあります。ニアショアでは文化や情報量の違いが無く、事前に相手方(オフショア先)のパフォーマンスを正しくリサーチすることができるため安心して発注を行うことが可能です。

ニアショアのデメリット

ニアショアのデメリットを見ていきましょう。

コスト削減に繋がらない場合もある

ニアショアはオフショアと比べて大幅なコストカットが期待できるものではないためプロジェクトの進め方によってはコストの削減とならない場合があります。例えば物理的な距離が離れている北海道へのニアショアを行った際に何度も打合せの為に移動交通費が発生してしまうとその分コストも膨れ上がってしまいます。主となる目的がコスト削減の場合には、コミュニケーションや管理・監督において発生するコストについても無駄なコストを発生させることの無いように管理する必要があります。

地方都市でもエンジニア不足

急速なIT技術の発展に伴いITエンジニアは首都圏のみならず地方都市でも不足しております。このことからエンジニアの価値が年々高まっており、首都圏・地方都市ともに賃金の高騰化が進んでおります。上述のコスト削減に繋がらないという懸念はエンジニア不足の観点からも考えられるようです。

オフショアとの違い

オフショアとはソフトウェアやアプリケーションの開発業務の全部又は一部を海外の取引先や関連企業に委託・発注することです。オフショア開発が注目を集めてる理由としてとしてコスト削減が見込めることや人材供給数が多いことなどが挙げられます。またオフショア開発において人気の国としてインド、中国、ベトナムなどが挙げられます。

オフショア ニアショア
コスト削減
エンジニア供給数
コミュニケーションの壁
エンジニア供給数

ニアショアおすすめ会社

ニアショアおすすめ会社を見ていきましょう。
一般社団法人日本ニアショア開発推進機構に認定される認定ニアショアベンダーよりご紹介をさせていただきます。

ニアショア機構とは』
一般社団法人日本ニアショア開発推進機構は、中国やインド等にて行われているシステム開発の外注(オフショア開発)に対して、日本の地方都市でのシステム開発(ニアショア開発)を推進する事を目的として設立されました。

参考:一般社団法人日本ニアショア開発推進機構

株式会社アドヴァンスト・ソフト・エンジニアリング(北海道)

株式会社アドヴァンスト・ソフト・エンジニアリングは北海道に拠点を構える長期黒字経営の独立系ソフトウェア企業です。効率性の高い開発力を持ち合わせ公共・自治体系のインフラ開発から、先進的な開発まで多様なニーズに答えることが出来ます。同社ではいち早く「提案・設計は首都圏でお客様と一緒に」「製造・テストは北海道で安価に」というシステム開発のスタイルにチャレンジし続けている為、たくさんのニアショアに関する成功と失敗のノウハウがあります。

▼企業名
株式会社アドヴァンスト・ソフト・エンジニアリング
▼本社拠点
北海道札幌市
▼設立
1986年
▼資本金
6,500万円
▼URL
https://www.ase.co.jp/

株式会社テクノウイング(北海道)

株式会社テクノウイングは北海道に拠点を構える2002年創業のIT企業3社と合併し生まれたソフトウェア企業です。同社は理論の枠に収まらない、お客様の現場を重視した、実践的な品質管理体制を持つことが選ばれる理由として高い評価を得ております。PMBOKベースでのプロジェクト管理基盤を構築されており、属人的ではなく組織としてプロジェクトを成功に導きます。首都圏を中心とした道外のお客様のニーズに応じて、テレワーク派遣型のニアショア開発を提供しております。

▼企業名
株式会社テクノウイング
▼本社拠点
北海道札幌市
▼設立
2002年
▼資本金
8,000万円
▼URL
https://www.technowing.jp/

アドバンストマネージメントコンサルティング株式会社(福岡県)

アドバンストマネージメントコンサルティング株式会社は福岡県に拠点を構える1986年創業のソフトウェア企業です。創業以来『信頼からゆとり、価値あるシステムを提供する、スペシャリスト(人間企業)AMC』を一貫して掲げており様々な業種に特化したシステム企画・分析・設計・開発と、自社パッケージシステムの販売を行っています。同社の特徴としてニアショア開発ならびにAMCの関連会社である青島富博系統工程有限公司(中国山東省青島)とのグローバルでの開発も行っており、品質を保ちつつコストダウンが可能となっております。

▼企業名
アドバンストマネージメントコンサルティング株式会社
▼本社拠点
福岡県福岡市
▼設立
1986年
▼資本金
4,000万円
▼URL
http://amcco.co.jp/

株式会社ケイケンシステム(長野県)

株式会社 ケイケンシステムは長野県に拠点を構える1974年創業の独立系ソフトウェア企業です。創業以来『お客様と共に』を信条に、地域密着型の経営を展開し、堅実に発展を続けてまいりました。2015年に全国で10社目となる認定ニアショアベンダーとなり官公庁から大手企業まで多種多様な実績を持っております。

▼企業名
株式会社ケイケンシステム
▼本社拠点
長野県長野市
▼設立
1974年
▼資本金
9,900万円
▼URL
https://www.keiken.com/

株式会社オーイーシー(大分県)

株式会社オーイーシーは大分県に拠点を構える1966年創業の老舗ソフトウェア企業です。
企業理念に『人と社会と未来に貢献するエクセレントカンパニー』を掲げ、創業以来、県内の情報サービス業界の先頭に立って、あらゆる産業に向けのソリューションを提供おります。社員数も400名以上を誇り、医療・保険・文教・スマートシティと広い対応範囲とトータルソリューション力が強みになっています。

▼企業名
株式会社オーイーシー
▼本社拠点
大分県大分市
▼設立
1966年
▼資本金
1億円
▼URL
https://www.oec.co.jp/

まとめ

ニアショアを理解するために意味やメリット・デメリット、オフショアとの違いなどを簡単に解説させて頂きました。オフショアを一言で表すと『開発業務の全部又は一部をオフショアと比べても近い拠点に委託・発注すること』となります。開発業務の委託をする際にオフショアのみならずニアショアの検討も併せて行うことで対応・連携、品質、コストなど相対的に比較をすることができます。ニアショアについてこの記事で記載されている最低限の内容は理解しておくようにしましょう。

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