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フリーランス協会に加入するメリットと入会方法について解説

フリーランス協会に加入するメリットと入会方法について解説

最終更新:2021/10/13 投稿:2019/11/04
フリーランス協会に加入するメリットと入会方法について解説

今回はフリーランス協会に加入するメリットと入会方法について解説させて頂きます。
一般的に社会的信用や保障の充実度の観点から、会社員に比較して不利とされるフリーランス。そのイメージを払拭して、フリーランスという働き方をもっと一般的なものにしたいという想いで設立されたフリーランス協会という団体があります。会員になることで得られる様々なメリットを理解し、加入を検討してみてはいかがでしょうか。

フリーランス協会とは?

フリーランス協会の概要について解説させて頂きます。
フリーランス協会とは、「一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会」という正式名称の団体で、フリーランスの認知向上のため、各分野のスペシャリストとして活躍しているフリーランスを支援するために、2017年に結成されました。

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フリーランスを取り巻く環境

近年、フリーランスとして働く人の人数は年々増加しており、就業者の6人に1人が企業に属さず、フリーランスとして活動しています。
しかし、このような状況においても、まだまだフリーランスにとって働きやすい環境が整っているかというと、まだまだ未整備であることは否めません。
フリーランスが働きづらいと言われてしまう、具体的な要因については以下の通り。

フリーランスが働きづらいと言われる理由
・社会的信用が無い
・社会保障が手薄
・人的ネットワーク構築の難しさ
・スキルアップの機会
・仕事獲得の難易度が高い

社会的信用が無い

一般的にフリーランスは会社員や公務員と比較し、社会的信用が低いと言われています。実際に賃貸の契約や、住宅ローンを組む際、クレジットカードの発行の際など、職種と収入によっては断られてしまうことがあります。
例えば収入が会社員と同水準であったとしても、社会的信用度の観点で見ると、フリーランスの方が圧倒的に低くなってしまいます。フリーランスの場合、前年の収入がある程度あっても、翌年に同様の水準で稼げるという保証が無いという理由から、このような評価になります。
住宅を購入する直前に独立をしてしまうと、収入はあるのにローンが組めず、結果、住宅購入を見送る事態に陥る可能性もあります。現在のフリーランスの社会的評価が変わらない限り、自分のライフプランを踏まえて、慎重に独立のタイミングを考えなくてはなりません。

社会保障が手薄

フリーランスの場合、ケガや病気で働けなくなった際に、収入を補償してくれる制度は用意されていません。会社員や公務員であれば、所属先で社会保険に加入するため、自分で別の保険に加入する必要がありません。他にも雇用保険や労災保険などといった、失業した際に生活を補償してくれる制度や、仕事中に発生した事故によるケガや病気に対する治療費・入院費を補償する制度などもフリーランスには用意されていません。現状は、自分自身の健康に気を配りつつ、民間の保険制度などに自分で加入する必要があります。

フリーランスの社会保険に関する知っておくべきことについてはこちら>>

人的ネットワーク構築の難しさ

フリーランスとして働く場合、基本的に自分ひとりで仕事を進めるケースが多く、同業種・異業種に関わらず、外部との人的ネットワーク構築がしづらい傾向にあります。人的ネットワークの構築ができないと、仕事の受注ペースが安定しなかったり、業界の最新情報などに疎くなってしまう場合があります。現状は、コミュニケーションが取れる交流会などに参加したり、知人伝いに人を紹介してもらうといったことを、自発的に行なっていく必要があります。

スキルアップの機会

フリーランスとして働く場合、自分の知っている範囲のスキルで仕事を行なっていくため、新たなスキル習得のペースが遅くなる場合があります。スキルアップがはかれないと、年齢とともに請けられる仕事の範囲が狭くなったり、自分のスキルが通用しなくなってしまう可能性も考えられます。現状は、セミナーや勉強会に参加したり、同職種が集うコミュニティに入るなど、自発的に行動をする必要があります。

仕事獲得の難易度が高い

安定したペースで仕事を獲得していくためには、常に営業活動を行なったり、仕事を紹介してもらえるネットワークを構築する必要があります。本業の業務があるため、自分一人で営業活動を行うには限界があるでしょう。そうなると仕事を紹介してもらえるネットワークを構築するという方法が最良の手段となります。しかし前述した通り、フリーランスの場合、人的ネットワークを構築するのが難しい状況であるため、何かしら工夫を凝らさないと安定した仕事獲得が困難になってしまいます。

以上がフリーランスという働き方はハードルが高いと言われる原因となっています。
これらの課題をひとつずつ解決することで、日本におけるフリーランスの地位が向上し、これまで以上に多くの人がフリーランスという働き方を検討できるようになるでしょう。

フリーランス協会に加入するメリット

フリーランス協会に加入するメリットについて解説させて頂きます。
フリーランス協会はフリーランスが活躍できるように、様々な支援を行う団体であり、前述したフリーランスが抱える課題を解決することを目的としています。現時点でフリーランスがフリーランス協会に加入するメリットは以下の通り。

フリーランス協会に加入するメリット
・賠償責任補償
・所得補償制度
・信頼性向上のための支援
・ベネフィットプランの提供
・フリーランス同士のネットワーク構築支援
・スキルアップ・キャリアアップ支援
・事業支援サービス

賠償責任補償

業務遂行中に起こりうる様々なトラブルを補償してくれる制度になります。対物・対人の事故や情報漏洩、著作権に関するものや、納期遅延など、フリーランス特有のトラブルに対応しており、加入者であるフリーランスと、発注元の双方が補償される形となります。

所得補償制度

こちらは基本プランにオプションでつけることができる補償制度となっております。ケガや病気で万が一働けなくなった際に、最長1年間保険金を受け取ることができます。医師の診断不要で加入でき、非会員として加入するより40%もお得な保険金で加入することができます。また付帯する無料の健康・介護相談サービスも魅力的な福利厚生制度と言えます。

信頼性向上のための支援

フリーランス協会会員限定のデータベースにプロフィール情報を掲載したり、協会ロゴを名刺に入れることで、取引先からの信頼度を向上することができます。プロフィールについては、公開設定にしておくことで、取引相手が自由に検索して閲覧することができるため、自分をアピールできる情報をしっかりと記載しておくことで、営業ツールとしてとても有効なものになるでしょう。また協会ロゴを名刺に入れることで、発注元も守られる制度に加入しているという証となるため、発注側も安心して仕事を依頼することができるでしょう。

ベネフィットプラン(福利厚生)の提供

大企業も利用するベネフィットプラン「WELBOX」を利用することができます。全国3,000もの検診機関ネットワークから、自分の好きな医療機関を選べる検診サービスや、リラクゼーション、ショッピング、レストランなど様々な分野で利用料がお得になるサービスも。さらに子供を持つフリーランスの方にとって嬉しいのが、子育て関連の福利厚生サービスがとても充実しているという点。約1400施設の保育施設、約120メニューのベビーシッターサービス、その他、教育関連や育児用品の購入をお得に行えるメニューが充実しています。

フリーランス同士のネットワーク構築支援

フリーランス協会が提携する全国各地のコワーキングスペースを優待価格で利用することができます。多くのフリーランスが集まるコワーキングスペースで仕事をすることで、自宅やカフェで作業するだけでは構築できない、フリーランス同士のネットワークを構築するきっかけになるかもしれません。また職種別の交流会などのイベントも定期的に開催されているため、積極的に参加することで仕事を紹介しあえるネットワークが構築できるでしょう。

スキルアップ・キャリアアップ支援

ビジネスシーンで必要なスキルから趣味に使える資格まで、フリーランス協会ではスキルアップや資格取得のためのスクールやeラーニングを会員優待価格で受講することができます。資格取得スクール大手のTACや大原なども優待対象に入っており、幅広い分野の学習をお得に行うことができる環境にあります。

事業支援サービス

見積書や請求書発行や、毎月の経費計上や、確定申告に至るまで、会計分野の業務を正確かつ効率的にこなすことができるクラウド会計サービスをお得に活用することができます。また思わぬトラブルで、法務や税務の専門家に相談したい際には、初回無料で弁護士や税理士に相談ができるサービスもあります。

フリーランス協会の入会方法とは

フリーランス協会の入会方法について解説させて頂きます。
これだけ様々なメリットを、月額1万円から受けることができるフリーランス協会。入会条件や入会方法について具体的に紹介していこうと思います。

フリーランス協会に入会するには、フリーランス協会のホームページから本人確認書類やクレジットカード情報などをアップロードし、審査を受けます。無事に審査に通過すると、フリーランス協会へ入会することができます。

フリーランス協会の入会条件とは?

フリーランス協会に加入するためには、以下の条件を満たしている必要があります。

フリーランス協会の入会条件
・フリーランスとして働いている方
・パラレルキャリアで兼業副業をしている会社員の方
・フリーランスやパラレルキャリアを目指すすべての方

本業、副業に関わらず、フリーランスとして活動を行なっている全ての人が入会対象になっています。本業として会社勤めをしている方は、すでに社会制度や福利厚生が用意されている可能性が高く、改めてフリーランス協会に入会する必要性は薄いかもしれません。ただしフリーランス一本で働いている方にとっては、加入条件のハードルが低く、様々なメリットを受けられるので、とても価値の高い制度であると思います。

フリーランス協会の評判・クチコミ

フリーランス協会の評判・クチコミを紹介させて頂きます。

デザイナー・カメラマン 女性
“損害賠償保険があるおかげで、お仕事の際もクライアントさんに安心していただけます。 また撮影ではドローンを使いながらチャレンジングなことができるので仕事の幅が広がりました。”

エンジニア 男性
“所得補償制度があり、フリーランスにありがちな事故や病気による業務の停止や、 顧客に損失を与えるリスクを軽減できる点が魅力でした。 今後はフリーランスDBなどでフリーランス同士のつながりが増やせそうな点も楽しみです。”

クリエイティブディレクター 男性
“まだ事故発生の経験はないが、損害賠償保険があると心強い。一般的に他の協会や団体などの会員ベネフィットは形骸化しやすいが、フリーランス協会の場合は「安心を買う」という考え方ができるのでいい。”

ライター 女性
“所得補償制度に加入できたおかげで、ケガや病気で仕事ができなくなった場合の不安が解消されました。個人での加入より約4割も割安で、毎月の保険料も家計を圧迫しないのでおすすめです。”

出典:フリーランス協会(公式)

まとめ

フリーランス協会に加入するメリットと入会方法について解説させて頂きました。
加入することで多くのメリットが得られるフリーランス協会。特に「賠償責任補償」や「所得補償制度」については、フリーランスとして働く人の多くが不安に感じているデメリットを解消するための制度として、とても有効なサービスです。月々1万円のコストで大きな安心を得られるフリーランス協会への入会を、前向きに検討してみてはいかがでしょうか。

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