今回はフリーランスがカバンに入れておくべき持ち物を紹介させて頂きます。フリーランスとして仕事をする方の中には、決まった仕事場所がなく、カフェやコワーキングスペースなどを活用して自由に仕事をしている方がいます。その方々は様々な環境の中で、常に一定以上のパフォーマンスを発揮せねばならず、パフォーマンスを発揮するための仕事道具を持ち歩かなくてはなりません。そんな柔軟な働き方をする、今時のフリーランスが持ち歩くべきアイテムを見ていきましょう。
フリーランスがカバンに入れておくべき持ち物を紹介させて頂く前に、フリーランスが普段働く環境について紹介させて頂きます。
業種や職種には寄りますが、決まった場所があり、そこで毎日働く会社員と違い、働く環境が変化する可能性があるのがフリーランスです。週3日は常駐先のオフィスで働き、週2日は自宅やカフェ、コワーキングスペースなどを利用し、リモートで仕事を行うという方も少なからずいるのではないでしょうか。このように変化する環境の中で、常に高いパフォーマンスを発揮しなくてはならないフリーランスの方々にとって、どこでも快適に働けるような持ち物を準備しておくことがとても大切なのです。
様々な場所・環境で働くフリーランスが、カバンに入れておくべき持ち物を紹介させて頂きます。フリーランスと一言に言っても様々な職種が存在しますが、今回は比較的フリーランスとして働く人が多い、エンジニア系の職種とクリエイター系の職種をイメージしながらアイテムをピックアップさせて頂きます。
取引先やパートナーとの電話、スケジュールの管理、メールやチャットツールでのやりとり、写真の撮影や閲覧、その他様々な目的でマルチに使用することができるのが、スマートフォンです。ノートパソコンでも同様の目的を果たすことができるのですが、手元で操作が完結する手軽さ、快適さが大きな違いでしょう。
今や日常生活に欠かせない存在となってきているスマートフォンは、ビジネスの世界でもあるとないとでは仕事効率に大きな差を生み出します。最近では格安スマホと言って、大手キャリアの半額以下の月額使用料で使うことができるスマートフォンも存在します。利用目的によってはそこまでハイスペックな機種である必要が無い場合もあるため、スマートフォンを使って何がしたいのかを考えて、契約プランや機種を検討するのが良いでしょう。
フリーランスの仕事道具の代表がノートパソコンです。エンジニアがコーディングを行うのも、デザイナーがデザインを制作するのも、ライターが文章を作成するのも、基本的にこのノートパソコンで行う方が多いと思います。職種によって、仕事を進めるためのソフトウェアやアプリケーションをインストールし、自分が使いやすいようにカスタマイズしていくのが良いでしょう。OSの種類はWindowsかMacが一般的な選択肢になります。普段の使用用途によってどちらかを選択するのが良いでしょう。どちらか一方でしか使用できないアプリケーションなどもあるため、同じ職種でフリーランスとして活躍している先輩がいれば、その方にどちらが良いか意見を求めるのもおすすめです。
フリーランスの方はノートパソコンを常に持ち歩く為、サイズ感や重量についてもできる限りコンパクトに抑えることを推奨します。
スマートフォンやノートパソコンの充電器類を持ち歩く必要があるでしょう。
最新機種ではバッテリー容量がかなり大きくなっており、長時間の使用が可能となっているものの、丸一日仕事で使うとなると、途中で充電を行う必要が出てきます。
常駐先のオフィスではもちろん充電できるコンセントがありますし、最近ではカフェやファミリーレストランでも、コンセント席が用意されている場合もあります。出先で急遽作業が発生する可能性もある為、充電できる場所では、極力充電しておく癖をつけておくと良いでしょう。充電器類はカバンにそのまま放り込むとコードが絡まったり、必要な時にすぐ取り出せなかったりする為、専用のポーチにコードを束ねて収納しておくことをおすすめします。対外的にも整理整頓ができていることで好印象を与えられます。
コンセントが無くても、モバイルバッテリーに充電しておいた電力を供給し、スマートフォンやタブレットなどを充電できるアイテムです。
充電器類とは別に、スマートフォンやタブレットなどの充電に共通して使用できるモバイルバッテリーを持ち歩くことをおすすめします。充電できる場所が増えてきている状況とは言え、いざという時にコンセントが見つからないことは良くあります。また移動中に充電したい時にモバイルバッテリーはとても便利です。最近ではスマートフォンを5回以上充電できる大容量のモバイルバッテリーなども発売されており、一つ持っておくことで、大きな安心感を得ることができます。電力の最大出力の関係で、ノートパソコンを充電できるモバイルバッテリーは少数ですが、もしノートパソコンも充電できるモバイルバッテリーが欲しい方はそちらもあわせて検討してみると良いでしょう。
外出先でノートパソコンやスマートフォン、タブレットなどをインターネットに接続することができるのがモバイルWi-Fiです。
最近はフリーWi-Fiに接続できる施設が増えてきており、外出先でもインターネットに接続できる便利な環境が整ってきていると言えます。しかし、まだまだフリーWi-Fiに接続できない場所があったり、接続できても、多くの人がその回線に接続すると速度が遅くなったり、セキュリティ的な観点などで、不便なシーンが存在するのが現実です。これらの課題はモバイルWi-Fiを所有していれば全て解決できます。Wi-Fiの有無や接続品質のクオリティを気にする事なく、いつでもどこでもインターネット環境に接続したいという方は、モバイルWi-Fiを検討することをおすすめします。また、そこまで多くの通信料が発生しない場合、スマートフォンのテザリング機能を利用して、ノートパソコンやタブレットをインターネットに接続するという選択肢もあります。
取引先との打ち合わせ内容や、自分自身のタスク、思いついたアイデアなどを書き留めておくためのツールがメモ帳、ノートです。
ノートパソコンやスマートフォンのメモ帳機能で代用してしまう方もいると思いますが、テキストだけでなく、イラストや強弱をつけたメモを簡単に残すことができるのは紙のメモ帳やノートであると思います。記録用であればノートパソコンやスマートフォンが良いという場合でも、アイデア出しについては、実際に手を動かしながら書くという動作を行った方が頭の中が整理され、より良いアイデアが生まれる可能性もあります。
実際に著名な経営者やビジネスマンの中にも、あえて紙とペンを使っているという方もいるようです。
取引先と初めて面会する際や、交流会に参加する際に、自分をアピールできる名刺が必要です。名刺の内容ももちろん大切ですが、その名刺をしまっておく名刺入れも実は重要なアイテム。不必要に派手だったり、汚れている名刺入れを使用しているだけで、相手に不快感を与えてしまう可能性があります。ビジネスで使用することを想定して、デザインを選ぶことをおすすめします。
ここからは絶対に持っておく必要は無いものの、あると便利な持ち物を紹介させて頂きます。便利だからと言って、なんでもかんでも持ち歩くと、カバンが重くなってしまいストレスの原因となってしまいます。ワークスタイルにあわせて必要度の高いアイテムをピックアップすることをおすすめします。
集中するために音楽を聞いたり、外部の音をシャットダウンできるのがイヤフォン・耳栓です。どんな環境で仕事をしていても周囲の音は気になってしまうものです。特に仕事をする人以外も利用するカフェやレストランで仕事をする際には、会話の声などが気になって、仕事に集中できないということもあるでしょう。そんな時にイヤフォンや耳栓を持っていると、外部の音をシャットダウンして、自分の仕事に集中することができます。
この目的でイヤフォンを使用する場合、「カナル型」と言って、耳にイヤーピースを差し込むスタイルのイヤフォンを選ぶことで、高い遮音性を得ることができます。
パソコンやスマートフォンなどのLEDディスプレイから発生するブルーライトが目に与える影響を最小限にするのがPC用メガネです。
ブルーライトは目の疲れ、痛み、睡眠障害などの悪影響を及ぼす可視光線で、LEDディスプレイからは多くのブルーライトが発生しています。PC用メガネは独自技術によりレンズをコーティングし、このブルーライトが目に到達する量をカットすることができます。1日中のパソコンやスマートフォンなどのディスプレイを観る仕事をしている方は、健康のためにもPC用メガネを使用することをおすすめします。
ノートパソコンのデータ容量を削減するために、外部でデータを保存・管理できるのが外付けHDDです。写真や動画など容量の大きなデータを使用して仕事を行う方は、ノートパソコンの容量がいっぱいになってしまい、データが保存できなかったり、動作速度が遅くなったりという弊害が出る場合があります。容量の大きなデータや使用頻度が低いデータは外付けHDDに移してしまい、ノートパソコン本体の容量を空けておく事で、快適に仕事をすることができます。最近では500GB〜1TBというかなり大容量のHDDが数千円で購入できます。また、持ち歩くことを想定したコンパクトかつ軽量な製品も発売されているため、ノートパソコンのデータ容量でお悩みの方は、検討してみることをおすすめします。
写真や動画を撮影するための一眼レフカメラやデジタルカメラ、ウェアラブルカメラです。
最近ではスマートフォンのカメラ性能がとても高いため、別でカメラを持ち歩く人が減ってきています。しかし、暗い場所で綺麗な写真を撮影したい場合や、被写体が動く場合は、本格的な一眼レフカメラやデジタルカメラで撮影を行うことをおすすめします。
またアウトドアでの撮影、水上での撮影などにおいては、ハードな環境での撮影に対応しているウェアラブルカメラが適していると言えます。
もしも仕事の中で写真や動画を自分で撮影する必要がある方は、スマートフォンのカメラと本格的なカメラの性能の違いを理解した上で、どちらが適しているか検討してみると良いでしょう。
スマートフォンよりも大型のディスプレイで、携帯性の高さも兼ね備えているのがタブレットです。ノートパソコンとスマートフォンの中間的な位置付けで存在しているタブレットですが、1台持っていることで思いの外仕事が捗るのです。メールチェックやインターネットでの情報収集においても、ディスプレイサイズが大きい分、スマートフォンよりも効率よく行うことができます。電車内でノートパソコンを取り出すわけにはいかない場合でも、タブレットであれば問題なく使用することができ、スマートフォンとノートパソコンの良いとこ採りの印象があります。カバンの容量や持ち物の重量に余裕があれば、持ち歩くことを検討してみても良いかもしれません。
フリーランスがカバンに入れておくべき持ち物を紹介させて頂きました。
仕事を効率良く、快適に進めるためのアイテムを紹介させて頂きましたが、これらすべてを持ち歩こうと思うと、かなり大きな荷物になってしまいます。今回紹介させて頂いたアイテムを参考に、自分のワークスタイルにおいて必要と感じるものを厳選し、カバンに入れておくのが良いのではないでしょうか。