案件評判
プログラマーを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

プログラマーを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

最終更新:2021/05/21 投稿:2021/05/03
プログラマーを理解する!初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値などを簡単に解説!

プログラマーとは、コンピューターを動かすための「プログラミング言語」を用いてシステムを構築する仕事です。IT技術の急速な普及が進む現代において、プログラマーが活躍している業界や携わっているサービスは多岐にわたります。プログラマーと一言に言っても、その種類によって身に付けなければいけない言語や仕事内容は変わります。それだけ様々なサービスの構築に携わっている、現代においてなくてはならない職種です。この記事ではプログラマーの仕事内容や必要な能力、市場価値などについて紹介をしていきます。

プログラマーとは

システム構築の現場で活躍するプログラマー。よくシステムエンジニア(SE)と同じように考えられることがありますが、実際には役割が違います。プロジェクトにおいては、システムエンジニアが作成したシステムの仕様書や設計書を元にプログラマーがプログラミング言語を用いてプログラムを実際に組んでいき、システムを完成させていきます。冒頭にも述べたようにプログラマーが構築するシステムやソフトウェアは様々な業界、また私達の身近な場所で利用されています。メーカーや物流系の会社、主に一般企業が利用する生産管理や会計管理システムはもちろんのこと、私達の生活になくてはならないスマートフォンや家電など多岐にわたります。

システムエンジニアの仕事内容や必要な能力について解説された記事はこちら>>

プログラマーの仕事内容

プログラマーの仕事内容を簡単に説明すると、システムエンジニアが作成した仕様書や設計書を元にプログラミング言語を用いてシステムを構築していくのが仕事になります。使用するプログラミング言語は「Java」「PHP」「Python」など多数あり、どのようなジャンルのプロジェクトに携わるかによって必要になる言語が変わります。プログラマーの仕事は仕様書通りにコードをミスなく作成していくことが大切ですが、近年においては作業効率をあげるためにフレームワークを用いて作成する場合もあり、効率化が図られています。
そしてただプログラミングを行うだけではなく、完成したプログラムが正常に機能するかどうかをテストすることもプログラマーの仕事になります。テストの段階でしっかりとバグを見つけておかないと大きなクレームに発展する可能性もあるため、重要な仕事の一つです。

プログラマーに必要な能力

IT業界に未経験でチャレンジする際にファーストキャリアとしてプログラマーを目指す人も多く、需要も高いため就職の間口も広いのが特徴です。次にプログラマーに必要な能力について解説していきます。

プログラミングスキル

まずプログラマーになくてはならないのがプログラミングスキルです。プログラミング言語は開発するシステムやソフトウェアによって使う言語が異なります。例えばWebアプリケーションプログラマーの場合は「Java」「PHP」「Python」など、ゲーム系プログラマーであれば、「C++」「C#」などを使用します。扱うことの出来る言語が多ければ多いほどプログラマーとしての能力が高まり仕事の幅が広がります。

Java

JavaとはOracle社が開発・提供するオブジェクト指向のプログラミング言語です。プログラミング言語の発展に大きな影響をもたらしたC言語を元に開発されたことでも有名です。Javaの特徴は『オブジェクト指向の先駆者』で『どこでも動く』ということらが挙げられます。世界中で最もポピュラーで多くのWebアプリケーションで採用されていることで知られております。

Javaのメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

PHP

PHPとは1995年に開発されたオープンソースのサーバーサイド言語です。動的なWebページを生成することができるプログラミング言語として全世界で親しまれております。HTMLに埋め込むことが出来ることからWebシステム開発で使用される機会が多いです。Webサービスを開発するプログラミング言語としてPHPは世界的にトップクラスの人気を集めております。

PHPのメリット・デメリットなどの基礎知識について解説された記事はこちら>>

Python

Pythonとはグイド・ヴァンロッサム氏によって1991年に開発された汎用的に使用されるプログラミング言語です。サーバサイド言語としてWebアプリケーションやデスクトップアプリケーションの開発に使われるだけでなく、組み込み開発、自動処理、統計・解析、機械学習など幅広い領域に対応出来るプログラミング言語として親しまれております。

Pythonの特徴などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

コミュニケーション能力

プログラマーの仕事は一人で黙々とプログラミングを作成していくことが主な仕事だとイメージする人も多いのではないでしょうか。実際のプロジェクトはシステムエンジニアや他のプロジェクトメンバーとの調整や報告など、コミュニケーションが求められる環境で、一人では行えないのです。またクライアントとの調整や打ち合わせについてはシステムエンジニアやプロジェクトマネージャーが行うことが多いですが、プロジェクトによってはプログラマーもクライアントとの調整をするケースもあります。

論理的思考力

プログラミングを行う上では論理的思考力も必要になります。プログラミングは最終的にユーザーがどういった動きをし、どう利用するのかを想定しながら順序立てて行っていきます。論理的に筋道を立てて進めていかないと最終的にバグが発生してしまったり、テスト段階でプログラミングが機能しないなどといったことが起こります。そういったミスを最小限にするためにもプログラマーには論理的思考力が大切です。

情報収集力

IT業界では日々新しい開発手法やフレームワークが用いられ、変化と成長のスピード感が早いのが特徴です。どんなに優秀なプログラマーでも開発段階で技術的な問題や分からないことに直面するケースは多いです。そんな時に新たな手法を調べて活用しなければなりません。膨大な情報の中から必要な情報を収集し活用するためには、情報収集を適切かつスピーディーに行う力が必要になります。

『フレームワークとは』
フレームワークとはシステム開発におけるプログラミングを効率的に実施するために汎用的な機能群をまとめ、システムの骨組みとなるテンプレートまで用意してくれる枠組みのこと

フレームワークの特徴や言語別種類などの基礎知識について解説された記事はこちら>>

プログラマーの市場価値

次にプログラマーの平均年収や今後の将来性など、市場価値について詳しく解説していきます。

平均年収

厚生労働省が発表した賃金構造基本統計調査によると、プログラマーの平均年収は416万円でした。実際は開発するシステムや使用する言語、雇用形態によっても収入には幅があります。システムエンジニアの平均年収が550万円程度というデータがあるため、プログラマーからシステムエンジニアにキャリアアップする人も多いです。
またプログラミング言語別の平均年収をみてみると、人工知能ブームによって需要が高まる「Python」で651万円と最も高く、「JavaScript」が555万円となっています。使える言語によっても需要が異なるため、年収額に差が出てきます。複数の言語が使えるとそれだけ市場からも求められるようになり年収も上がります。

活躍できる業界

プログラマーの活躍できる場は多岐にわたります。1つ目はSIerと呼ばれる企業です。主には企業や官公庁のシステム開発を受託し構築する会社のことになります。システム開発には大規模な開発もあるため、協力会社と呼ばれる下請けのSIer企業も存在しています。2つ目は自社でアプリ開発やサービス開発を行っている企業です。自社のアプリ開発やシステム構築を行います。最近ではeスポーツ業界も盛んになってきたため、ゲーム開発の現場での需要も増加しています。またプログラマーはIT業界だけではなくメーカーでも活躍しています。家電メーカーや自動車メーカーなどといったメーカー製品のプログラミングを行います。

『SIerとは』
SIer(システムインテグレーター)とはSI業務を行う企業や専門家のことを表します。
SIerとして有名な企業は日立製作所、富士通、NTTデータなどが挙げられます。

SIer(システムインテグレーター)について解説された記事はこちら>>

将来性

IT業界の急成長が著しい現代においてプログラマーの需要はまだまだ高いと言っていいでしょう。しかし最近ではAIや自動化技術が急速に発展してきておりプログラミングの自動化も進んできています。コマンド一つでコードが生成されたり、多くのフレームワークが利用され、コードを一つ一つ作成していくという作業がなくなってきています。
単純なプログラミングは今後自動化が進みプログラマーの手が必要なくなると言われているため、カスタマイズ性の高いものや複雑なプログラミングについては今後も人が実装していくことになるでしょう。この先10年程度の短期的な将来性でいうと需要はまだまだ高いものの、急速な技術発展によっては長期的にみるとどうなるか分からない職種であるといえます。

プログラマーになるには

まだまだ人手不足で需要の高いプログラマーは未経験からでも目指しやすい職種です。次にプログラマーを目指す場合の方法や手段について詳しく解説していきます。

新卒の場合

プログラマーといえば技術職のため理系のイメージがありますが文系大学出身であっても挑戦する事が可能です。新卒でプログラマーとして入社する場合は、会社がしっかり研修をしてくれるケースが多いため、経験がない場合は新卒で募集を出している会社に応募すると良いでしょう。ただし有名企業やメーカーの場合は競争率も高いため、そういった企業で自社のサービス開発に携わりたい場合は学生時代からプログラミング言語を学んだり、Webサービスを作る経験を積んでおいたほうがいいでしょう。

転職(中途)未経験の場合

プログラマーは年々人材不足が顕著なため、最近では実務経験がなくても応募が出来る求人も目にするようになりました。とはいえプログラミングの知識がまったくなかったり、プログラミング言語が全く使えないという場合は採用のハードルも上がります。したがって独学でもいいので事前に知識を付けたり、プログラミングスクールに通うなどして事前に勉強しておくと良いでしょう。
現在はプログラミングスクールのサービスを提供する会社も沢山ありますしオンラインで学べる学習サービスも豊富にあります。継続して学習し習得することが必要になるので自分の習慣にあった学習方法で事前に知識を習得するのが良いでしょう。

プログラミングスクール厳選された6つの教室について解説された記事はこちら>>

プログラマーに役立つ資格

次にプログラマーを目指すにあたり学んでおくと良い資格について詳しく説明していきます。

基本情報技術者試験

情報処理技術者として一定の知識があることを証明出来る資格です。業界における認知度も比較的高い資格のため、就職にも役立つ資格と言えるでしょう。基本的な情報セキュリティについてや実践的なプログラミングの内容についてまで網羅的に出題されます。合格率は25%と低いですが学ぶ価値のある試験内容です。

応用情報技術者試験

上記の基本情報技術者試験の応用版になります。この資格を持っていればITエンジニアとしてワンランク上であることを証明出来る内容になっています。出題内容は実用的なIT技術に関するものからマネジメント系やストラテジー系といったシステム戦略や開発マネジメントに携わる技術者向けの内容になっています。まずは上記の基本情報技術者試験の合格を目指し、さらにプログラマーとしてキャリアアップを図り、自身のスキルに箔をつけたい方にはオススメの資格です。

Javaプログラミング能力認定試験

Javaプログラミング能力認定試験とはJavaアプリケーションの習熟度を証明する試験です。Javaといえば世界的にも有名な言語で未経験の方が一番最初に習得することもある言語でもあるため取得を目指す人も多いです。資格は3級から1級までレベルがあり、3級は初心者向けで、1級は実務でJavaを用いてプログラミングを行っている人向けのものになります。合格率も64%と比較的高い傾向にあるため3級であればプログラマー初心者でも取得を目指しやすい資格になっています。

まとめ

プログラマーを理解するために初心者でも分かる仕事内容、必要な能力、市場価値について簡単に解説させていただきました。私達が日頃利用しているスマホやインターネット、家電など身近な生活に欠かせないサービスや商品を作るプログラマー。自分の携わった商品やサービスが世の中に広がるやり甲斐はとても大きいでしょう。今後もこのIT社会を支えるプログラマーという職種はなくてはならない存在です。プログラマーについてこの記事に書かれている最低限の内容は理解をしておくようにしましょう。

案件評判
常駐する会社が、実際どんな会社で、どんな案件が動いているか詳しく知りたい。
これは常駐形態で働く方なら誰もが感じていることだと思います。 常駐の働き方をされている方は是非一度「案件評判」で案件についての評判をチェックしてみてください。