
スーパーセットは特定の対象物に対して既存のものをすべて含んだ上でより機能が拡張されている上位互換となるモノのことです。この記事ではスーパーセットを理解するために意味やプログラミング言語やテンプレートエンジンなどのIT分野における例について解説します。
スーパーセットとは特定の対象物に対して既存のものをすべて含んだ上でより機能が拡張されている上位互換となるモノのことです。ITの分野においては「プログラミング言語」「フレームワーク」「テンプレートエンジン」など様々な領域でスーパーセットは存在します。スーパーセットの対義語としてサブセットという言葉があります。
サブセットとはある集合体から特定の要素を取り出して部分集合を形成するモノのことです。ITの分野においては簡易版、軽量版などがサブセットにあたります。システムという広い領域で表すならば「インターフェース」などのような一部分のことを指します。
サブセットの意味やサブセット化のメリットを解説している記事はこちら>>
プログラミング言語におけるスーパーセットの例を見ていきましょう。
TypeScriptはJavaScriptに対してスーパーセットにあたります。TypeScriptはマイクロソフト社がJavaScriptを拡張して設計し開発をしたプログラミング言語です。JavaScriptでも大規模なアプリケーション開発をしやすくするという目的から開発されました。
TypeScriptの歴史や特徴などを解説している記事はこちら>>
テンプレートエンジンにおけるスーパーセットの例を見ていきましょう。
Handlebars.jsはMustacheに対してスーパーセットにあたります。MustacheをHandlebars.jsと交換して、現在のテンプレートを引き継ぐことも可能です。基本的な構文は同じですので、Mustacheを使いこなせていた方は難なく使用できるでしょう。
Handlebars.jsの特徴・Mustacheとの違いなどを解説している記事はこちら>>
スーパーセットを理解するために意味やプログラミング言語やテンプレートエンジンなどのIT分野における例を解説させていただきました。スーパーセットを一言で表すと『特定の対象物に対して既存のものをすべて含んだ上でより機能が拡張されている上位互換となるモノ』です。スーパーセットについてこの記事に記載されている最低限の内容は理解をしておくようにしましょう。