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統合運用管理を理解する!初心者でも分かる機能、代表的なツール、基礎知識などを簡単に解説!

統合運用管理を理解する!初心者でも分かる機能、代表的なツール、基礎知識などを簡単に解説!

最終更新:2020/10/26 投稿:2020/10/25
統合運用管理を理解する!初心者でも分かる機能、代表的なツール、基礎知識などを簡単に解説!

統合運用管理は企業内にある様々なITシステム(社内システム、サーバー、ネットワークなど)を一元管理することです。システム基盤に対し、システム監視やジョブの実行、障害などのイベントに対するアクションの自動実行などを設定し実行することができます。如何なるモノもシステム化となったこの時代に必要不可欠といえるサービスでしょう。この記事では統合運用管理を理解するために初心者でも分かる機能、代表的なツール、基礎知識などを簡単に解説していきます。

統合運用管理とは

統合運用管理とは企業内にある様々なITシステム(社内システム、サーバー、ネットワークなど)を一元管理することです。統合運用管理を実現するツールを『統合運用管理ツール』と呼びます。代表的な統合運用管理ツールとして「JP1」「Zabbix」「Hinemos」などが挙げられます。統合運用管理ツールの基本的な機能として「ジョブ管理」「可用性管理」「性能管理」「構成管理」「セキュリティ管理」「IT資産管理」が設けられております。

統合運用管理の主な機能

統合運用管理の主な機能を見ていきましょう。

ジョブ管理

ジョブ管理とは業務処理を自動化する管理を行う機能です。ジョブ管理では主に業務処理のスケジューリング、業務処理の進捗管理、作業ログなどを行うことができます。一連の業務処理をフローで管理し、処理の最小単位を「ジョブ」と呼び、ジョブで構成された一連の処理を「ジョブネット」と呼びます。

可用性管理

可用性管理とは対象となるITシステムが一定水準以上の可用性レベルを維持するために監視・維持・改善する一連の作業を行う機能です。可用性管理では「可用性」「信頼性」「保守性」「サービス性」「対象外弾力性」の5つの観点で要件を満たしているかどうかを管理します。

構成管理

構成管理とはITシステムを構成するに必要な「サーバー」「ネットワーク」「ハードウェア」「ソフトウェア」などを最適に管理するための機能です。これらを運用する上で必要なマニュアル、業務プロセスとの関連も管理します。

性能管理

性能管理とはITシステムの性能(データ処理能力、処理スピード、基本性能など)が一定水準を満たしているかを管理する機能です。別名「パフォーマンス管理」とも呼びます。

セキュリティ管理

セキュリティ管理とはITシステムを運営する上で必要なセキュリティ対策を管理する機能です。アクセス制限やネットワーク制限、ID/PASSの管理などセキュリティに関わる管理項目を網羅的に管理します。

IT資産管理

IT資産管理とはITシステムにまつわる資産となる情報(ソフトウェア、ハードウェアの導入日、導入場所、使用者、バージョン)の管理をする機能です。

統合運用管理の代表的なツール

統合運用管理の代表的なツールについて見ていきましょう。

JP1

JP1とは日立製作所が開発・提供する統合運用管理ツールです。企業のITシステムの稼働監視、業務自動化、IT資産管理、およびインフラ管理などを統合的に行います。特徴として「オートメーション」「モニタリング」「コンプライアンス」の3つの機能を有しております。キャッチコピーとして『IT運用の自律化を加速し、ワンステージ上の運用管理へ』を掲げております。統合運用管理ツールとして日本国内シェアトップクラスの人気製品です。

『JP1とは』
▼正式名称
JP1
▼開発会社
日立製作所
▼特徴
1)オートメーション
IT運用自動化、ジョブ管理、バックアップ管理
2)モニタリング
統合管理、ITサービス管理、パフォーマンス管理、ネットワーク管理
3)コンプライアンス
資産配布管理、セキュリティ管理

JP1の公式サイトはこちら>>

Zabbix

Zabbixとはアレクセイ・ウラジシェフ氏によって開発され、現在Zabbix社によって開発・提供されている統合運用管理ツールです。ZabbixはITインフラストラクチャ・コンポーネントの可用性やパフォーマンスを監視するためのエンタープライス向けソフトウェアとして多くの企業に利用されております。特徴として「インターフェースの充実」「監視データを柔軟に活用可能」「シンプルかつ軽快な動作」などが挙げられます。

『Zabbixとは』
▼正式名称
Zabbix
▼開発会社
Zabbix社
▼特徴
・インターフェースの充実
・監視データを柔軟に活用可能
・シンプルかつ軽快な動作

Zabbixの公式サイトはこちら>>

Hinemos

HinemosとはNTTデータによって開発・提供される統合運用管理ツールです。バイモーダル時代の統合運用管理ソフトウェアとして運用コストのトータルマネジメントを実現します。運用目的ごとにコンピュータをグループ登録し、グループに対して状態監視、ジョブ管理、性能管理、環境構築、収集蓄積を行う機能を備えております。特徴として「全機能ワンパッケージ」「オペレータ向けのシンプルな操作性」「クラウド・仮想化運用を最適化」などが挙げられます。

『Hinemosとは』
▼正式名称
Hinemos
▼開発会社
NTTデータ
▼特徴
・全機能ワンパッケージ
・オペレータ向けのシンプルな操作性
・クラウド・仮想化運用を最適化

Hinemosの公式サイトはこちら>>

System Support best1(SS1)

System Support best1(SS1)とはディー・オー・エス社によって開発・提供される統合運用管理ツールです。誰でも直感的に操作できる使いやすい管理画面で、管理者の業務負担を軽減することができ多くの企業に親しまれております。キャッチコピーに『IT資産管理ソフトSS1で、スムーズなIT運用を。』を掲げております。特徴として「直感的に操作できる画面」「スモールスタートが可能」「機器設置図」などが挙げられます。

『System Support best1(SS1)とは』
▼正式名称
System Support best1(SS1)
▼開発会社
ディー・オー・エス社
▼特徴
・直感的に操作できる画面 
・スモールスタートが可能
・機器設置図

System Support best1(SS1)の公式サイトはこちら>>

SmartStageサービスデスク

SmartStageサービスデスクとはクレオ社によって開発・提供される統合運用管理ツールです。ITシステム運用のベストプラクティスITIL準拠のサービスデスクツールで、効率化とサービスレベル向上を実現します。キャッチコピーに『ビジネスに貢献する強いIT部門をサポートする』を掲げております。特徴として「スピード導入」「高い柔軟性」「選べる利用プラン」などが挙げられます。

『SmartStageサービスデスクとは』
▼正式名称
SmartStageサービスデスク
▼開発会社
クレオ社
▼特徴
・スピード導入
・高い柔軟性
・選べる利用プラン

SmartStageサービスデスクの公式サイトはこちら>>

まとめ

統合運用管理を理解するために初心者でも分かる機能、代表的なツール、基礎知識などを簡単に解説させていただきました。統合運用管理を一言で表すと『企業内にある様々なITシステム(社内システム、サーバー、ネットワークなど)を一元管理すること』です。統合運用管理ツールの主な機能として「ジョブ管理」「可用性管理」「構成管理」「性能管理」「セキュリティ管理」「IT資産管理」などが挙げられます。統合運用管理についてこの記事に記載されている最低限の内容については理解をしておくようにしましょう。

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