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BI(ビジネス・インテリジェンス)を理解する!意味、歴史、メリット、おすすめのBIツールなどを簡単に解説!

BI(ビジネス・インテリジェンス)を理解する!意味、歴史、メリット、おすすめのBIツールなどを簡単に解説!

最終更新:2020/05/22 投稿:2020/05/15
BI(ビジネス・インテリジェンス)を理解する!意味、歴史、メリット、おすすめのBIツールなどを簡単に解説!

BI(ビジネス・インテリジェンス)とは経営上の意思決定に役立てるためのデータを収集し分析するなどの手法や技術のことです。近年大企業を中心に経営に役立てるためビッグデータの活用に走る企業が増え続けております。そのデータ活用において欠かせないツールがBIツールと呼ばれるものです。皆さんはBIツールの意味やメリットについてご存知でしょうか?この木々ではBIを理解するために意味や歴史、メリット、おすすめのBIツールなどを簡単に解説していきます。

BIとは

BI(ビジネス・インテリジェンス)とは会社経営において必要な企業活動によって蓄積される様々なデータを収集、分析することで経営上の意思決定に役立てるための手法や技術のことです。BIという名称はBusiness Intelligence(ビジネス・インテリジェンス)の頭文字を取った略語となっております。このBIを手助けするためのシステムをBIツールと呼びます。
BIツールは1990年頃に米国で提唱され、日本では2000年代から活用されるようになりました。BIの主な機能としてレポート機能、多次元分析機能(OLAP)、データマイニング機能などが挙げられます。BIの対象とするデータには累積データを蓄積するデータウェアハウス、特定の目的に合わせて抜き出すデータマートなどがあります。代表的なBIツールとしてOracle Cloud、Actionista!、b→dashなどが挙げられます。

BIの歴史

BIの歴史を見ていきましょう。

BIの歴史を知るには1958年まで遡る必要があります。1958年に米国のIBM研究所にてハンス・ピーター・ルーン氏が提唱したものが起源だと言われております。その内容はBIは「目指したゴールのためにアクションをガイドする、既知の事実の相互関係を把握する能力」というものでした。
1960年代になるとBIは意思決定支援システム(DSS)の一部として認知されるようになり、続いて経営情報システム(MIS)、戦略情報システム(SIS)と1980年代に掛けて発展していきます。その後、1989年にGartnerGroup社(ガードナーグループ)のアナリストであるハワード・ドレスナー氏によってBIを「事実をベースとした支援システムを使用した、ビジネス上の意思決定を進化させるための、概念と手法」と再定義され世に浸透していきました。
2000年代になるとITガバナンスの観点からBIツールの統合に関する動きが出てきます。
これを『エンタープライズBI』と呼び、多次元分析機能(OLAP)ツール、レポーティングツール、モニタリングツールなどを統合して出来た商品として広まっていきます。

『BIの歴史』
1958年:BIの概念誕生(BIの起源)
1960~1980年代:意思決定支援システム(DSS)、経営情報システム(MIS)、戦略情報システム(SIS)の一部として発展
1989年:BIの再定義を提唱し世に浸透
2000年代:エンタープライズBIの登場

BIツールの基本機能

BIツールの基本機能を見ていきましょう。

レポーティング機能

レポーティング機能とはBIツールにてデータ収集、分析された結果や出力したい情報を様々な出力形式でレポート表示及び印刷をするための機能です。ほとんどのBIツールがWebレポーティングに対応しており「Excel」「CSV形式」「Word」「PowerPoint」「PDF」などの様々なファイル形式に変換出力することが出来ます。
またインフォグラフィック機能と呼ばれるデータ分析の結果を一目で把握出来るように出力する機能を兼ね備えたBIツールも登場しております。スマートフォンやタブレットに対応しているBIツールも多々有り、外出先でも必要なレポートデータの確認などが実現出来ます。

多次元分析機能(OLAP)

多次元分析機能とは様々なデータを収集・分析し、売上報告、市場分析、経営報告、予算作成、財務諸表作成などに活用されます。OLAPという名称でも浸透しており、こちらはOnline Analytical Processing(オンライン・アナリティクス・プロッシィング)の頭文字を取った略語となっております。OLAPにはオンライン分析処理という意味があり、リアルタイムでデータ収集の処理を行い、分析結果の確認を行えることも特徴の一つです。

シュミレーション機能

シュミレーション機能とはBIツールにてデータ収集、蓄積されたデータを元に予算計画や予実管理の為、シュミレーション及び分析を行うための機能です。企業経営において最も重要な売上・利益などの計画を蓄積されたデータを元に予測し、正しい経営判断を行うための材料として活用されます。

データマイニング機能

データマイニング機能とは統計学やパターン認識など様々な技術を駆使することで人間の目で確認することが出来ないような法則性などの発見、分析、予測をするための機能です。クロス分析、相関分析、回帰分析などの統計式を用いた複雑な処理を実行することが出来ます。

BIツールのメリット

BIツールのメリットを見ていきましょう。

データを活用した経営戦略を立てられる

企業活動を実施するにあたって日々蓄積される様々なデータを一元管理し、分析、レポーティングやシュミレーションを行うことが出来ます。これによってデータを活用した根拠に基づく経営戦略の立案が可能となります。
BIツール以外でのデータ管理はExcelやアナログ管理などファイル単位でのデータ集計が基本となっておりデータ連携の難しさだけでなく、重複や確認漏れといった様々な懸念が潜んでおり正しく効率良くデータ分析をすることが困難でした。
BIツールでは一元管理することでそのような懸念を排除するだけでなく、データマイニング機能なども存在するため人間の目では確認が出来ないような法則性などの発見、分析、予測ができより高度なデータを活用した企業戦略を行うことが出来ます。

分析の工数、手間を削減

BIツールを使用していない場合、様々なデータベースからデータの出力、加工、集計などを実施し一つにまとめあげてから分析を実施するという多大な工数、手間が発生してしまいます。またデータベースからのデータ抽出となるとSQLなどデータベース言語の理解が必要となるため手軽に出来るものではありません。このようなデータ分析に伴う一連の取り組みをBIツールでは自動的に処理をしてくれるため分析に伴う大きな工数や手間を削減することできます。

資料作成の工数、手間を削減

BIツールにはレポーティング機能が存在します。このレポーティング機能によりBIツールにてデータ収集、分析された結果や出力したい情報を様々な出力形式で作成することが出来ます。本来このようなツールの使用が無ければ定期的に実施される会議用の資料や提案資料など一から作成をしなければならないため大きな時間コストが発生します。BIツールのレポーティング機能によりこのようなし資料作成の手間は削減されます。

BIツールおすすめ5選

おすすめのBIツールを見ていきましょう。

Oracle BI Cloud

Oracle BI Cloud(オラクル・クラウド)は米国に本社を構えるOracle社が提供するBIツールです。『脱エクセル!特別なスキルはもういらない』をキャッチコピーに誰もが「簡単に」「素早く」分析し、共有できる部門主導型のセルフサービスBIツールとして1000社以上の企業に利用されております。同製品の特徴として「多彩なデータソースとの連携」「直感的な操作」「即座にシナリオ共有」の3点が挙げられます。Oracle社の持つ業界No.1のデータベースを武器にシンプルな設計で作成されたこちらのBIツールは同業界人気筆頭の商品と言えるでしょう。

▼製品名
Oracle BI Cloud(オラクル・クラウド)
▼提供会社
Oracle社
▼キャッチコピー
脱エクセル!特別なスキルはもういらない
▼特徴
・多彩なデータソースとの連携
・直感的な操作
・即座にシナリオ共有
▼URL
https://www.oracle.com/jp/cloud/paas/bicloud/overview/

DOMO

DOMO(ドーモ)はドーモ株式会社が提供するBIツールです。『あらゆるデバイスからあなたのビジネスを動かすプラットフォーム』をキャッチコピーにすべてのユーザがデータの価値を引き出せるツールとして500以上ものデータベースとの接続が可能となっております。
同製品の特徴として「500以上ものコネクター」「無制限の拡張性」「クラス最高レベルの多層化セキュリティ」などが挙げられます。ビジネスリーダーが必要なデータを自在に見ることができる画期的なソリューションとして、あらゆる業種の様々な役職のエグゼクティブに最適なソリューションを提供しています。

▼製品名
DOMO(ドーモ)
▼提供会社
ドーモ株式会社
▼キャッチコピー
よりスピーディーに、もっと成果を。
▼特徴
・500以上ものコネクター
・無制限の拡張性
・クラス最高レベルの多層化セキュリティ
▼URL
https://www.domo.com/jp

Actionista!

Actionista!(アクショニスタ)は株式会社ジャストシステムが提供するBIツールです。『企業の集計・分析・レポーティング業務を革新するビジネスインテリジェンス』をキャッチコピーに「誰でも分析」を実現するオールインワンBIツールとして人気を集めております。同製品の特徴として「Webブラウザだけであらゆる操作を実現」「抜群のコストパフォーマンス」「純国産、高いサポート満足度」などが挙げられます。専門的な知識やスキルが無くとも簡単に集計や分析といった機能が利用できる操作性の高いBIツールです。

▼製品名
Actionista!(アクショニスタ)
▼提供会社
株式会社ジャストシステム
▼特徴
・Webブラウザだけであらゆる操作を実現
・抜群のコストパフォーマンス
・純国産、高いサポート満足度
▼URL
https://www.justsystems.com/jp/products/actionista/

Tableau

Tableau(タブロー)は米国のタブローソフトウェア社が提供するBIツールです。Tableau は、接続からコラボレーションまでをスムーズに行える、最も強力でセキュアかつ柔軟なエンドツーエンドのデータ分析プラットフォームです。同製品の特徴として「初心者でも簡単に使える」「多彩な魅せる機能を完備」「開発から販売、サポートまで一貫して一社が対応」などが挙げられます。個人で利用できるように設計され、エンタープライズ規模に拡張することもできる Tableau は、アクションを生み出すインサイトをデータから引き出せる唯一の BI プラットフォームです。

▼製品名
Tableau(タブロー)
▼会社名
タブローソフトウェア社
▼特徴
・初心者でも簡単に使える
・多彩な魅せる機能を完備
・開発から販売、サポートまで一貫して一社が対応
▼URL
https://www.tableau.com/

b→dash

b→dash(ビーダッシュ)は株式会社フロムスクラッチが提供するBIツールです。『データマーケティングをいつでも誰でもたった一つで』をキャッチコピーに業界シャアNo.1を誇るデータマーケティングツールです。あらゆる業種のデータマーケティングを成功に導くBIツールとしてMA、DMPなどマーケティングに必要な機能を一つで実現しております。同製品の特徴として「誰でもデータが使える(プログラミング不要)」「データの取込・変換を一本化」「使いたい機能を自由にカスタマイズ」などが挙げられます。導入企業実績としてキリン株式会社、阪急百貨店、セブンネットショッピングなど様々な有名企業が名を連ねております。

▼製品名
b→dash(ビーダッシュ)
▼会社名
株式会社フロムスクラッチ
▼特徴
・誰でもデータが使える(プログラミング不要)
・データの取込・変換を一本化
・使いたい機能を自由にカスタマイズ
▼URL
https://bdash-marketing.com/

まとめ

BI(ビジネス・インテリジェンス)を理解するために意味や歴史、メリット、おすすめのBIツールを解説させて頂きました。BIを一言で表すと『経営上の意思決定に役立てるためのデータを収集し分析するなどの手法や技術』となります。またそれらをシステム化したものをBIツールと呼びます。BIツールのメリットのおさらいとして『データを活用した経営戦略を立てられる』『分析の工数、手間を削減』『資料作成の工数、手間を削減』については覚えておくようにしましょう。

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