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VBAを理解する!意味や特徴、ExcelVBAやAccessVBAなどを簡単に解説!

VBAを理解する!意味や特徴、ExcelVBAやAccessVBAなどを簡単に解説!

最終更新:2020/04/09 投稿:2020/03/11
VBAを理解する!意味や特徴、ExcelVBAやAccessVBAなどを簡単に解説!

VBAとはMicrosoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語です。VBAを使用することで皆さんが日々利用しているExcelやWordの機能をカスタマイズすることが出来ます。ではこのVBAという言葉の意味や役割を正しくご存知でしょうか?この記事ではVBAについて理解をするために意味、特徴、ExcelVBAやAccessVBAなどを簡単に解説していきます。

VBAとは

VBAとはマイクロソフト社によって1993年に開発されたMicrosoft Officeシリーズに搭載されているプログラミング言語です。VBAを使用することでExcel、Access、Word、PowerPointなどのMicrosoft Office製品の機能をカスタマイズすることや拡張などが可能となります。またVBAの正式名称は『Visual Basic for Applications(ビジュアルベーシック・フォー・アプリケーションズ)』です。VBAの主要な機能としてデータの計算・集計、提携ファイルの作成、サイトクローリングなどが挙げられます。

ExcelVBA

ExcelVBAとはMicrosoft OfficeシリーズのExcelにおいて使えるプログラミング言語です。
ExcelをVBAのコードで制御することが可能となっております。ExcelVBAを使用して出来ることとしてExcelの作業(データ処理など)を自動化、フォルダ整理、Webからデータを取得することなどが挙げられます。

『ExcelVBAで出来ることの例』

・Excelの作業(データ処理、集計など)を自動化
・フォルダ整理(ファイル名一括更新、不要ファイルの一括削除)
・Webからデータを取得する


AccessVBA

AccessVBAとはMicrosoft OfficeシリーズのAccessにおいて使えるプログラミング言語です。AccessをVBAのコードで制御することが可能となっております。ExcelVBAと比較してユーザー単位での権限設定が出来ることや、複数人で同時に操作が出来るなど自由度が高いという特徴があります。

『AccessVBAの特徴』

・ユーザー単位での権限設定が出来る
・複数人で同時に操作が出来る


VBAで出来る主要な機能

VBAで出来る主要な機能を見ていきましょう。

データの計算・操作

データの四則演算、行列操作、並べ替え、書式変更などの処理が可能です。

データの集計・分析

データの集計、分析、検索、置換などの処理が可能です。

ファイルの作成

テキストデータやCSVデータなどの外部ファイルの作成、読み込み、名称変更、保存、削除などの処理が可能です。

ウェブサイトよりデータ収集

ウェブサイトをクローリングしデータの収集をするなどの処理が可能です。

VBAとマクロの違い

VBAとマクロは近しい役割を持つため、よく混同して捉えられます。ですが実際にはVBAとマクロは全くの別物です。VBAはマイクロソフト社が提供するMicrosoft Office製品のためのプログラミング言語であり、マクロはコンピュータ関係における様々な処理を自動化する機能のことです。

『VBAとマクロの違い』

VBA・・・プログラミング言語
マクロ・・・自動化するための機能


マクロとは

ExcelやAccessなどのコンピューター関係におけるマクロには『自動化』という意味があります。具体的にはExcelにおいてシートに存在するデータを自動処理させることをマクロを組むと言います。主に繰り返し発生する処理に対してマクロを組むことで手動処理の手間を省くという目的があります。Excelの操作メニューにおいてマクロ機能の中にVBAコマンドが組み込まれているのもマクトとVBAが混合して考えられる理由の一つとなっております。

VBAの資格

VBAにはVBAエキスパートと呼ばれる資格があります。ExcelとAccessでそれぞれベーシックとスタンダードの2種類で構成されており合計4つとなっております。各資格の概要を見ていきましょう。

Excelベーシック

ExcelベーシックとはExcel VBAの基礎を学べる資格となっております。その内容は基本文法を理解し、基礎的なマクロの読解・記述能力を証明するためのものです。ベーシックレベルで診断するスキルには、変数、セル・シート・ブックの操作、条件分岐、繰返し処理などが含まれます。

『Excelベーシックの概要』

▼問題数
40問前後
▼試験方法
コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式
▼試験時間
50分
▼合格基準
650~800点(1000点満点) 問題の難易度によって上下します
▼受験料
一般・・・13,200円(税込)



VBAエキスパート(公式)>>

Excelスタンダード

ExcelスタンダードとはExcel VBAの上級者として学べる資格となっております。その内容はプロパティ・メソッドなど、Excel VBAの基本文法を理解して、ベーシックレベルよりも高度なマクロを読解・記述する能力を証明するための資格です。スタンダードレベルで診断するスキルには、ベーシックレベルを深めた知識に加え、配列、検索とオートフィルター、並べ替え、テーブル操作、エラー対策などが含まれます。

『Excelスタンダードの概要』

▼問題数
40問前後
▼試験方法
コンピューター上で実施するCBT(Computer Based Testing)形式
▼試験時間
50分
▼合格基準
650~800点(1000点満点) 問題の難易度によって上下します
▼受験料
一般・・・14,850円(税込)



参考:VBAエキスパート(公式)

AccessVBAベーシック

AccessVBAベーシックとはAccessVBAの基礎を学べる資格となっております。その内容はデータベースの基礎知識、Access VBAの基本文法をはじめ、SQLに関する基礎的な理解力を証明するための資格です。ベーシックレベルで診断するスキルには、変数、条件分岐、繰返し処理、オブジェクトの操作、関数などのほか、Visual Basic Editorの利用スキル、デバッグの基礎などが含まれます。

『AccessVBAベーシックの概要』

▼問題数
40問前後
▼試験方法
選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、クリック形式、ドラッグ&ドロップ形式、穴埋め記述形式
▼試験時間
50分
▼合格基準
650~800点(1000点満点) 問題の難易度によって上下します
▼受験料
一般・・・13,200円(税込)



参考:VBAエキスパート(公式)

AccessVBAスタンダード

AccessVBAスタンダードとはAccessVBAAccessの上級者として学べる資格となっております。その内容はVBAの基本文法、SQLなど、ベーシックレベルのスキルに加え、より高度なプログラムを読解・記述する能力を証明するための資格です。スタンダードレベルで診断するスキルには、ファイル操作、ADO/DAOによるデータベース操作、オブジェクトの操作、プログラミングのトレース能力、エラー対策などが含まれます。

『AccessVBAスタンダードの概要』

▼問題数
40問前後
▼試験方法
選択肢形式、ドロップダウンリスト形式、クリック形式、ドラッグ&ドロップ形式、穴埋め記述形式
▼試験時間
60分
▼合格基準
650~800点(1000点満点) 問題の難易度によって上下します
▼受験料
一般・・・14,850円(税込)



参考:VBAスタンダード(公式)

まとめ

VBAを意味や特徴、ExcelVBAやAccessVBAなどを簡単に解説させて頂きました。VBAを一言で表すと『Microsoft Office製品の機能をカスタマイズするためのプログラミング言語』です。ExcelやAccessをさらに高度に活用しようとする場合にはこのVBAというプログラミング言語を使いこなす必要があります。VBAについてこの記事で記載されている最低限の内容は理解しておくようにしましょう。

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