ブラウザについてご存知でしょうか?言葉は聞いたことがあっても具体的にどのような役割を持つのかは知らないという方も多いのではないでしょうか。またシステム開発に携わらない一般ユーザーの方は日頃ご自身が利用しているブラウザ以外にどのような種類があるのか想像したこともないと言う方も多いことでしょう。この記事ではブラウザを理解するために役割や種類について簡単に解説していきます。
『インターネットを活用し、Webページを閲覧するためのソフトウェア』
ブラウザとはインターネットを活用し、Webページを閲覧するためのソフトウェアのことです。日頃スマートフォンやパソコンでインターネットを利用される際に必ず利用しているものになります。代表的なブラウザの種類として、GoogleChrome(グーグルクロム)、Safari(サファリ)、Internet Explorer(インターネットエクスプローラ)などが挙げられます。
ブラウザの語源は英語の「browse」(閲覧する)から来ており、これが名詞形の「browser」で表されるようになりました。またブラウザについて「Webブラウザ」や「インターネットブラウザ」と表現する場合もあります。
ブラウザの役割について見ていきましょう。
HTMLで記述された文章はコンピュータに対してWebページを読み取ってもらうための内容に仕上がっているため、人間の目で見ても理解出来るものではありません。ブラウザはこのコンピュータでしか解読できない文章を人間が読めるように表示する役割を持っております。
サーバー特定のURLに関する情報を要求するためにリクエストを送信したり、サーバーからHTMLファイルを受信しするという役割を持っております。
世界規模で展開される膨大なネットワークの中からハイパーリンクの参照情報を読み取り、瞬時に抽出・出力を行う役割を持っております。
ブラウザの中でも著名な7種類のサービスを見ていきましょう。
Google ChromeとはGoogle社が提供するブラウザサービスです。ブラウザにおいて世界No.1のシェアを誇ります。GoogleChromeの特徴はインターフェイスがスタイリッシュでシンプルに直感的な利用ができます。また拡張機能が豊富なのでカスタマイズ性も高く自分だけの使いやすいブラウザ環境を構築することが出来ます。
SafariとはApple(アップル)社が提供するブラウザサービスです。iphoneやipadなどのios端末に向けに作られたもので、Apple製品ユーザーの方なら誰もが知っているでしょう。Safariの特徴はWebページやCSSの描写に強く、色や文字の表示が綺麗なことでも特にデザインにこだわる方々に愛されております。
FirefoxとはMozilla Foundation(モジラ・ファウンデーション)社が提供するブラウザサービスです。Windows、MacOS、Linuxなど様々な環境に適応し、マルチプラットフォームに対応しております。Firefoxの特徴は5,000を超えるアドオン機能があり、その豊富な拡張機能からカスタマイズにこだわりたい方にとても人気のあるブラウザとなっております。
Microsoft EdgeとはMicrosoft(マイクロソフト)社が提供するブラウザサービスです。Internet Explorerを提供していたMicrosoft社が立ち上げた新たなブラウザサービスとして高い注目を集めております。Microsoft Edgeの特徴はHTML5などの新しいマークアップ言語などとの互換性が最適化されており、他ブラウザと比較してもページの表示速度が優れております。各ブラウザの中でも新しい部類に入るMicrosoft Edgeはまさに現代に合わせた操作性・デザイン性そして互換性の高さに重きをおくブラウザです。
Internet ExplorerとはMicrosoft(マイクロソフト)社が提供するブラウザサービスです。1995年から長期に渡って愛され続けたIEは全盛期はブラウザシェア95%を誇るなど圧倒的な市場占有率を保持しておりました。現在では新規での開発は終了しており、最後にリリースされたInternet Explorer11のみのサポート対応となっております。
OperaとはOpera Software ASA(オペラ・ソフトウェア)社が提供するブラウザサービスです。1996年に公開されたOperaは業界でも歴史あるブラウザとなっており、日本での知名度こそ高くないものの欧米では人気を集めております。Operaの特徴は標準機能で広告ブロックやVPNが兼ね備えられており、高いプライバシー性であると挙げられます。
Sleipnirとはフェンリル社が提供するブラウザサービスです。2005年に公開された日本人プログラマーの柏木泰幸氏が開発を行った日本生まれのブラウザとなっております。Sleipnirの特徴は1ピクセルに至るまで理由があるデザインです。アドレスバーすら取り払った究極の先端的ウェブブラウザであるSleipnirは玄人に愛されております。
ブラウザを理解するために役割や種類について解説させて頂きました。プラウザを一言で表すと『インターネットを活用し、Webページを閲覧するためのソフトウェア』です。皆さんが日頃閲覧しているWebページはブラウザがあるため人間の目で見ても分かるように表示されているのです。またブラウザには数多くの種類が存在し、この記事で紹介した6つ以外にもあります。インターネットをより快適に活用したい方はブラウザをご自身向けにカスタマイズするなど実施してみることをお勧めします。ブラウザについてこの記事で書かれている内容は最低限理解しておくようにしましょう。