Webサーバーについてご存知でしょうか?WebサーバーはWebサービスの実現に必要不可欠なものですがその意味や役割については具体的に知る機会も少ないことかと思われます。どのような役割を持ち、どのような場面で必要なのかを見ていきましょう。この記事ではWebサーバーを理解するために役割や種類などを簡単に解説していきます。
『Webサービスにおいて静的な画面や画像を管理、表示する』
Webサーバーとは、Webページを表示させるために必要な様々なファイルを保管、提供するサーバーです。主に文字や画像を認識させるために記述されたHTMLファイル。ウェブページのレイアウトやデザインを指定するCSSファイル。画像データが格納された画像ファイルなどの格納や表示を提供するためのサーバーコンピューターを表します。Webサーバーの代表的なものとしてIIS、GoogleWebServer、Nginxなどが挙げられます。動的なコンテンツの実現するためにはアプリケーションサーバーが必要とされます。
英語表記は“Web server”
となっております。
※英語で表現される機会もあるため参考までに
Webサーバーの主な役割としてWebブラウザからの要求に従ってHTMLや画像の抽出、提供するということが挙げられます。スマートフォンやパソコンを利用するほぼ全ての方がWebサービスに触れているこのご時世。Webサーバー無しにWebサービスは実現できないので
重要な役割を担っております。Webサービスはの仕組みに当てはめてWebサーバーの役割をイメージしていきましょう。
①ユーザーがデバイス(スマホ/PCなど)を用いてWebブラウザ(GoolgeChrome/Safari)上でWebページを開く
②Webページを表示するためWebブラウザよりWebサーバーへ必要な情報(HTML/画像)を要求
③Webサーバーは要求を受けた情報(HTML/画像)を抽出し、Webブラウザへ情報(HTML/画像)の提供を実施
④WebブラウザはWebサーバーから受け取った情報(HTML/画像)を元にWebページの表示をユーザーの対して実施
Webサーバーの種類を3つのアプリケーションプログラム(Java、PHP、Ruby)に合わせてついて見ていきましょう。
IIS(Internet Information Services)とはMicrosoft(マイクロソフト)社が提供するWebサーバーです。一般的なWebサーバーはLinux環境にのみ対応しているものが多く、操作もコマンドのみと固い印象があります。一方でIISはマイクロソフト社が提供しているだけあり、Windows対応は勿論のこと、視覚的に操作が出来るので構築、運用がしやすいという利点があります。
▼正式名称
IIS(Internet Information Services)
▼公開
1996年
▼開発元
Microsoft(マイクロソフト)社
GoogleWebServerとはGoogle(グーグル)社が提供するWebサーバーです。略称してGWSと呼ばれております。こちらはGoogleが自社のWebサービスの基幹に使用しております。
▼正式名称
GoogleWebServer
▼公開
不明
▼開発元
Google(グーグル)社
Nginx(エンジンエックス)とはNginx社が提供する無償かつオープンソフトのWebサーバーです。Webサーバーにおいて最も利用されておりシェアNo1となっております。
▼正式名称
Nginx(エンジンエックス)
▼公開
2004年
▼開発元
Nginx社
Webサーバーを理解するために役割や種類について解説させて頂きました。Webサーバーを一言で表すと『Webサービスにおいて静的な画面や画像を管理、表示する』です。Webサービスの開発を手掛ける際にはこのWebサーバーの利用が必須となっております。Webサーバーについてこの記事で書かれている内容は最低限理解しておくようにしましょう。