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結合テストを理解する!一般的な取り組みに必要な要素を簡単に解説!

結合テストを理解する!一般的な取り組みに必要な要素を簡単に解説!

最終更新:2021/05/21 投稿:2019/11/24
結合テストを理解する!一般的な取り組みに必要な要素を簡単に解説!

システム開発工程において結合テストとはどのような役割を持ち、どのような利点があるのでしょうか?テスト工程において組み立てのステージに位置づく結合テストの重要な取り組みについて見ていきましょう。
この記事では結合テストを理解するために一般的な取り組みに必要な要素を簡単に解説していきます。

結合テストとは

結合テストとは複数のモジュールを組み合わせてシステムが正しく連携し合い、不具合なく動作するかを検証するテスト作業です。主にモジュール間のインターフェイスが正しく機能するかやモジュールを結合した状態でのブラックボックステストの2つの種類を確認します。

英語表記は“Integration Test”
略式は”IT”
となっております。
※英語で表現される機会もあるため参考までに

システム開発の基本工程について解説された記事はこちら>>

テスト工程全体について解説された記事はこちら>>

結合テストの目的

結合テストにはモジュール間のインターフェイスが正しく機能するかを確認する目的があります。この目的を果たすべく内部と外部の観点に分けて不具合検出を行う手法を簡単にご説明します。

内部結合テスト

内部結合テストとはシステム内の機能間連携について不具合検出のために実施をするものです。結合テストを2段階に分けて実施する際に、前半部分に当たるテスト工程です。

英語表記は“Integration Test A”
略式は”ITa”
となっております。
※英語で表現される機会もあるため参考までに

参考:e-words

外部結合テスト

外部結合テストとはサブシステム間や他システム間の機能連携について不具合検出のために実施をするものです。結合テストを2段階に分けて実施する際に、後半部分に当たるテスト工程です。

英語表記は“Integration Test B”
略式は”ITb”
となっております。
※英語で表現される機会もあるため参考までに

参考:e-words

結合テストの種類

結合テストにはどういった種類があり、どのような観点を持つのか見ていきましょう。

インターフェーステスト

インターフェースのプロトコルやメッセージのやりとりに特化したテストです。
各機能同士が正しく連携し合っているかを確認します。

業務シナリオテスト

業務の流れを実際に想定したテストを実施します。通常の業務の流れからイレギュラーなケースなど様々な場面を用意し、そのシナリオ通りにシステムを動かしても不具合が生じないかを確認するテストです。

負荷テスト

膨大なアクセスや膨大なデータ登録などシステムに負荷が生じた際にも予め定められたシステム処理時間無いにプログラムの実行がなされるかを確認するテストです。

結合テストの手法

結合テストの手法について見ていきましょう。

トップダウンテスト

『上位のモジュールから順に動作検証を実施するテスト手法』
トップダウンテストとは複数のモジュールを組み合わせて検証を行う結合テストにおいて、不具合などの問題発生箇所の特定や判断を効率よく行うために上位のモジュールから順に動作検証を実施していくテスト手法です。

特徴(メリット):
・機能漏れを発見しやすい
・モジュール間のインターフェースの信頼度が高くなる

参考:e-Words

ボトムアップテスト

『下位のモジュールから順に動作検証を実施するテスト手法』
ボトムアップテストとは複数のモジュールを組み合わせて検証を行う結合テストにおいて、下位のモジュール(特定の機能)から動作検証を実施していくテスト手法です。

特徴(メリット):
・優先度の高い機能から着手が可能
・ブロック単位で並行したテストが可能

参考:e-Words

まとめ

結合テストを理解するために一般的な取り組みに必要な要素を紹介させて頂きました。
テスト工程における組み立てのステージである結合テストでは、単体テストの際の機能単位のみならずシステム全体で包括的に検証を行い、システムの品質を担保するために実行されます。お客様へ品質の高いシステムを納品するため、一つ一つのテスト工程を丁寧に実行しましょう。

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