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基本設計を理解する!一般的な取り組みに必要な要素を簡単に解説!

基本設計を理解する!一般的な取り組みに必要な要素を簡単に解説!

最終更新:2021/05/21 投稿:2019/11/20
基本設計を理解する!一般的な取り組みに必要な要素を簡単に解説!

システム開発工程において基本設計とは『見える化』をする工程です。要件定義において具体化されたお客様の要望を元に基本設計を行うのが一般的です。ここでは主にお客様の目に見える部分の設計を実施します。この記事では基本設計を理解するために一般的な取り組みに必要な要素を簡単に開設していきます。

基本設計とは

基本設計とは要件定義の内容をもとに画面や帳票などのユーザーインターフェースを設計します。ユーザーインターフェースとは、画面などの実際に利用する側が目にする見た目のことです。基本設計はユーザーにとって使いやすいシステムを開発するために非常に重要な工程です。

英語表記は“Basic Design”
略式は”BD”
となっております。
※英語で表現される機会もあるため参考までに

また基本設計について、“外部設計”や”概要設計”と表現する場合もあります。

システム開発の基本工程について解説された記事はこちら>>

基本設計の取り組みに必要な要素

基本設計の取り組みに必要な要素について解説していきます。

業務フローと機能の洗い出し

システムにおける業務の流れ(業務フロー)を理解する為にお客さんへのヒアリングのみならず実際に業務作業を実施した上で、システム全体の機能の一覧化(機能の洗い出し)を行います。

・業務フロー
システム全体を通じたお客様の業務の流れを正確に把握するために業務フロー図を作成します。お客様と開発者とのイメージのズレを徹底的に無くす必要があります。

・機能一覧
システム全体を通じてどんな機能が必要なのかを一覧にします。
画面やバッチに紐づく機能など

画面設計と帳票設計

画面及び帳票のレイアウト等のイメージを設計します。

・画面設計
お客様及び開発者(プログラマー)へどのような画面を作成するのかを明確にし共通認識をもたせます。誰が見ても同じ認識となるように設計するのがポイントです。

・帳票設計
紙で打ち出す帳票となるもののレイアウトや表示項目を見やすく設計することです。
例)入金伝票や出金伝票など

DFD・CRUD・ER図の作成

設計時に活用される図式として①DFD図②CRUD図③ER図の大きく3つがあります。
それぞれの特徴を簡単に説明します。

・DFD(データフロー図)
お客様及び開発者(プログラマー)へどのような画面を作成するのかを明確にし共通認識をもたせます。誰が見ても同じ認識となるように設計するのがポイントです。

・CRUD(クラッド図)
紙で打ち出す帳票となるもののレイアウトや表示項目を見やすく設計することです。
例)入金伝票や出金伝票など

・ER(エンティティ図)
データベースや情報システムにてデータを編成する際の設計図です。

システムインターフェース設計

他システムとの外部連携、入出力データなどを定めて行きます。
インターフェースとは「複数の物事の仲介を行う媒体」であり、以下の3種類が存在します。

・ハードウェア・インターフェース
システムと周辺機器の境界線を指します。
コンピュータ間の通信など、用途に合わせて様々なインターフェースが存在します。
例)USB、HDMI、オーディオ端子などの規格

・ソフトウェア・インターフェース
プログラム間でデータや指示をやり取りする手順や形式を定めたもの。
(アプリケーション同士やアプリケーションとOS間など)
代表的なものとして、OSやミドルウェア、ライブラリなどの機能を外部から呼び出して利用するため規約であるAPI(Application Programming Interface)があります。

・ユーザー・インターフェース
実際にシステムを利用するユーザーが操作する画面を指します。
(※詳細設計にて設計を行うことが多い)

参考:e-Words

まとめ

基本設計を理解するために一般的な取り組み手順や必要な要素を紹介させて頂きました。
設計工程は要件定義において具現化されたお客様の要望実現するために正確にかつ分かりやすく開発へと落とし込むためにとても大切な工程です。
基本的な考え方を大切にしながらも固定概念に囚われず、お客様と意思疎通が図りやすいテンプレートを作成するなど機転を利かせながら取り組みと良いでしょう。

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